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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
ネパール旅行~2日目 前半~
さて、ネパールはカトマンドゥ滞在2日目。
小型飛行機に乗って、ヒマラヤ山脈を間近に見るというヒマラヤ・フライトに参加のため、早朝5時に起床。6時には出発準備完了。ホテルのロビーにて、ヒマラヤ・フライトを取り扱っているガイドのブッダさんと待ち合わせ。
ところが、その時点では空が曇っていて飛行機は飛べないので、もう1時間待ちましょう、とのこと。そこで部屋に戻って、朝食を食べたり、テレビを見たりして1時間過ごす。ホテルの部屋の窓から外を見ても、靄が晴れる様子はなく、ブッダさんと話して、また更に1時間待つことに…。
ピー助はオッパイタイムでまどろみ、私も一緒にうつらうつら仮眠をとり、子供たちはDSをやったりして遊び、のんびり待つこと1時間。

さて、午前8時。まだ晴れない、飛行機が飛べない、とのことで更に更にもう1時間様子を見ることに…。
そして、午前9時半。だんだん晴れてきたから、恐らく飛行機は飛ぶだろう、とのことで空港へ向けて出発。
ところが、道中、空港待機のブッダさんの同僚から電話が入り、「ヒマラヤ山脈はある程度見えるけど、エベレストは曇っていて見えない。どうしますか??」と…。
車中にて家族会議。「せっかく来たんだから、やっぱり世界一高い山を見ないとね~」ってことで、その日は飛ばないことに決定。ホテルに引き返し、ガイドのブッダさんと、ヒマラヤ・フライトは明日に延期し、明朝の待ち合わせ時間などを打ち合わせ解散。


さて、ここから観光開始!!
午前10時過ぎから、カトマンドゥから車で30分ほどの隣町パタンへ出掛ける。パタンも含め、カトマンドゥ盆地全体が世界遺産の文化遺産として登録されている。
パタンは、カトマンドゥ盆地にマッラ王国があった時代の首都であり、仏教の歴史が長く、彫刻や絵画などの仏教美術職人の町としても有名。仏教徒が8割を占める町だけあって、ヒンドゥ様式も目立つカトマンドゥとは異なり、日本人にも馴染みのある仏教寺院が多く、町の雰囲気も奈良か京都のような印象を受ける。

まずは「ゴールデン・テンプル」を見学。殺生を良しとしない教えから、革靴は入り口で脱がないと入れない。もちろん皮のバッグも持ち込み禁止。
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金箔で覆われた見事な本堂や、あちこちに設置されたマニ車。そして息を呑むほどに精巧で美しい彫刻の数々。
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ネパールに来た、と言うよりは、どこか日本の人里離れた古いお寺に来たような、不思議な錯覚に囚われ、同時に懐かしさを覚える風景。
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マニ車の筒の内部には、お経を書いた紙が入れられており、マニ車を1回転させると、お経を1度唱えたのと同じご利益があると信じられている。
そんな説明をすると、子供たちはクルクルとマニ車を回し始める。鉄男とチーコが回していると、「自分も回したい」と要求するピー助。そんなピー助を抱きかかえ、一緒にマニ車を回す子供たちの姿が何とも微笑ましかった。
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ゴールデン・テンプルのお次は、ダルバール広場に向かってちょっとお散歩。至る所に仏教美術品のようなお土産が陳列されていて、ついつい立ち止まって見入ってしまう。
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店先に飾られているお土産用の神様のお面も、赤・緑・青などのド派手な原色にも関わらず、なんだか町の風景に馴染んでいるのが不思議。
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そんなお土産を見ながら歩いていくと、広々としたダルバール広場へ抜ける。
ダルバール広場を、手をつないで歩くチーコとピー助。
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水汲み場では、人々が代わる代わるタンクに水を汲んでいる。面白かったのは、インドと違って、きちんと列に並んで順番を待っていること!そんなところにも、なんだか日本に似たものを感じたり…(笑)
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ダルバール広場は、マッラ王朝の最盛期に建設された旧王宮や仏教・ヒンドゥー寺院が立ち並び、16~18世紀にかけての歴史建造物が一同に見られるという、なんとも贅沢な空間。
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さりげない所に物凄く素晴らしい彫刻の柱があったり、入り口をくぐろうとしたら、頭上に息を呑むほど美しい彫り物が施されていたり…
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神様の表情や特徴も良く表現されていて、彫った人の信心深さも伺える。
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特に素晴らしく、感銘を受けたのがパタン博物館。
博物館の建物自体が王宮の一部であり、中庭をぐるっと巡って四角く建てられており、迷路を探検しているような気にもなる。
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窓枠の明り取りの彫刻がそれぞれに異なっており、光が入ってくる様も美しい。
王宮に住んでいた子供たちも、こうやって外の世界を眺めていたのかなぁ…
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とにかく、このパタン博物館、建物もさることながら、展示品も素晴らしくて、今まで見たことのないような美しい仏像や絵画が惜しげもなく公開されているのである。きっと日本だったら、一般公開なんてされないんじゃないだろうか、と思うほどの代物ばかり…。
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石枠の彫刻の美しさ・仏像のちょこんとした可愛らしさ。展示のセンスも抜群である。
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顔を近づけて間近にその細工の細かさを観察することも出来るし、仏像などの作る工程も展示してくれていたりするので、見ていてとても面白い。
そして、それら貴重な展示物があまりに無造作にあちこちに展示されているので、ついついこんなことをしてしまう輩も出てきてしまう…(汗)
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最近、ガネーシャ君とその乗り物であるネズミ君の物語をビデオで観たピー助。嬉々としてネズミ君に跨っていた…
ふと、展示表記を見ると「18世紀」とあるではないか…。ドッヒャ~!!罰当たりな!

パタン博物館、絶対に必見です!!!
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外国人料金は250Rs(ネパール・ルピー)

パタン博物館を出て、更に同じくダルバール広場内の建物を散策。
ちょっとした小部屋に、お供え用の花輪を作っているおじいさんが居て、子供たちは花を一つ一つ刺して糸に通していく作業に釘付け。
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その花輪を購入し、神様像にかけるチーコ。
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あちこちに仏教やヒンドゥー様式の古い建物があって、神聖な広場には違いないんだろうけど、堅苦しさは全くなく、どちらかと言うと、人々の憩いの広場といった感じ。寺院の柱の影で昼寝する人や、お喋りしている学生さんたち、平和に日向ぼっこしながら眠る犬たち。とても長閑で平和な空間。
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かと思えば、寺院のすぐ隣は生活感が溢れる民家があったり。
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民家の裏手にあるちょっとした祠にて、神様の前で戯れる子供たち。生活に信仰が根付いている様子を感じ取れた。
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ただ一つ悔やんでも悔やみきれないのは、パタンには、日本のパン屋さんで修行を積み開店したという、アンパンやメロンパンを売っている「フジ・ベーカリー」というお店があるのだけど、そこが月曜定休でお休みだった為、我が命の菓子パンが買えなかったこと…(涙)
車中、嘆く母の肩を叩きながら、鉄男が「お母さん、大丈夫だよ。」と慰めてくれた。

イタリアン好きな我が一家は、遅い昼食として、ナポリ出身のオーナーがやっているというイタリアンレストラン「FIRE&ICE」へ。たらふく食べてお腹一杯、眠たくもなって、ホテルに戻って、みんな揃ってお昼寝したのでありました。小さな子連れの我が家。旅先では、必ず一日に最低一度はホテルに戻り、お昼寝タイムをとるのがいつもの決まり。

さぁ、夜のお出掛けに向けて体力回復だ!
夜は、これまた素敵な晩餐だったので、~2日目後半編~にてご紹介します。

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[2010/03/07 23:41] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント
パタン
またまたお邪魔します。
パタンにも観光にいったんですが、何の手違いかパタンの写真のデータが全部消えてしまって(涙)、懐かしく思いながら拝見しました。
パタンはモンゴリア系のネワール族という仏教徒の人々の町ですから、日本人と顔が似てる人も多いですね。日本語できる人も多いらしいです。
私はマウンテンフライトは行きませんでしたが、ナガルコットというヒマラヤが見えるリゾート地には行きました。(カトマンズから30キロくらいです。ズーズーダヒののバクタプルは中間地点です)
2回目のカトマンズ周辺旅行なら、パタンに宿をとって、貸切タクシーかツーリストバスでバクタプルを観光しながらナガルコットに行って、ヒマラヤ見ながらのんびりするのがオススメかもしれません。
タメルに比べてオシャレ?な店や、外国人向けのレストランは少ないかもしれませんが、カトマンズシティはうるさくて汚いので・・・。
第3弾たのしみにしています。
[2010/03/08 12:46] URL | バンダラ #- [ 編集 ]

v-22<バンダラさま
またまたコメント頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます。
せっかくの旅の画像が消えてしまったなんて、それはショック大きいですよね…(涙)
私も経験ありますが、かなり凹みました。
確かに仰るとおり、お土産屋さんやガイドさんなど、綺麗な日本語を話せる人が多かったように思います。
顔も日本人と似ていますよね。まさに我が家の息子の鉄男が「この子はネワール人みたいだね」と言われました(笑)

そうですね、カトマンドゥも良かったですが、またの機会があれば、是非、のんびりした山の方に泊まってみたいです。お勧めプランを教えて下さってありがとうございました。
[2010/03/11 16:06] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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