fc2ブログ
アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
料理教室
インドに来たらインド料理を習ってみたいと思っていたので、新聞の折込でクッキングクラスのチラシを見つけて即電話で申し込みをした。
そして今日から週2回4週間のクラスが始まった。
s-DSCN3225.jpg


私はノンベジタリアンとモグライ料理(ムガール朝時代の料理らしい)のコース。モグライ料理は比較的ノンスパイシーで、クリームやカシューナッツで煮込む濃厚な味が特徴らしい。辛いものが苦手な我が家にはちょうど良いしクリーム系は大好き。

さて、サマーキャンプに子供達を送って、自由になれる午前中の3時間に
入れた料理教室のプログラム。
わくわく初日を迎えるが、場所が分からない。何といっても普通のカルチャースクールとかでなく、インド軍の施設の中にある、教育施設の中のクッキングコースなのだ。軍施設だから警備がすごくて、私みたいに明らかにインド人でないと入るにもちょっとガードが固い。
s-DSCN3232.jpg


なんとか場所を突き止め、教室に着くともう既に先生は作業を始めていらっしゃる。「ナマステ、遅れてすいません」と入っていくと、とても素敵な笑顔で「待っていたわよ、ここへいらっしゃい」と歓迎してくださった。
先生のお名前はマダム・キラーン。今日の午前の生徒は私ともう一人、とてもジェントルマンなアヴィナッシュさんと二人だけだった。

今日のお料理は「バターチキン」と「ラッチャ・パラータ」。両者ともインド人に愛されるメニューで前者がチキンのバター&スパイス煮込み、後者がナンみたいでちょっとパイ風な薄焼きパン。

日本でも料理教室には行った事が無かったので、とても楽しみで自分でもやる気満々で行ったけど、皆でするのではなくて、先生が作っているのをレシピを見ながら動作を目で追って、先生の説明をメモったり質問したり。
s-DSCN3229.jpg


前夜からスパイスで漬け込んだチキンを鍋で水分を飛ばしながら焼く。
s-DSCN3212.jpg


その隣では玉ねぎを狐色にいため、トマトを入れたり、カシューナッツやカルダモンを砕いたり。
s-DSCN3214.jpg


う~ん、もう既にとても良い香りが漂い、お腹が鳴りそう。
ソースを煮込む間、先生は途中でかき混ぜたり、チキンが焦げ付かないように鍋をゆすったりしながら、各使用スパイスの説明をしてくれる。
s-DSCN3216.jpg


教室に並ぶいろんな種類のスパイス!!
s-DSCN3228.jpg


カルダモン・シナモン・コリアンダー・カシューナッツ・サフラン・クローブ・チリなどなど。辛いのが駄目な我が家では何を省くべきか、日本で入手困難なギー(ヤギのバター)の代わりには何が使えるか、など
教えてもらってメモメモ。
s-DSCN3217.jpg


ソースをミキサーにかけスープ状にしていよいよチキンと一緒に煮込む。あぁ~、もうたまらなく食欲を刺激される美味しそうな匂い!!

チキンをクツクツと煮込む間に、お次は「ラッチャ・パラータ」を作る。先ずは生地作り。マイダ(インドの強力粉)・砂糖・塩・牛乳を入れながら捏ねる。先生の手の動き、早い早い!
s-DSCN3220.jpg


そして丸めて冷蔵庫で寝かす。
寝かしている間20分、私とアヴィナッシュさんは座って、手順の復習をレシピを見ながら頭の中でシュミレーション。そしてその間にも新たな生徒がやってきて、先生は彼女達にイタリアンを教え始めた。待ち時間を有効に使って同時進行で2コースも教えてしまうなんて、キラーン先生お忙しい、しかもインド料理とイタリアンの別物を指導なんて!

復習が終わり、生地も膨らみ、さて成型。想像していたのと全く違うやり方にびっくり&納得。
先ずはテニスボール大の生地を丸めて台上でローラーを使って円形に伸ばす。お次は端からジグザグに交互に折りたたんで、ロールケーキみたいに端から巻き込んでいく。その上から手のひらで押し付けてペタン。
さらにローラーで薄く延ばしてギーを片面に塗る。薄くて広いクレープ用のフライパンで両面を焼く。
焼けたらクシャッと手でもみ崩し、パイ生地のような層を作る。

さぁ、焼けた焼けた!甘くて香ばしい香りが何とも言えない。焼き色もとっても美味しそう。
s-DSCN3227.jpg


チキンを火からおろして、いよいよ試食、もう待ちきれないよ~!
s-DSCN3230.jpg


インド式に右手でパラータをちぎりながらソースを絡めて頬ぼる。あぁ~、なんて美味しいの!
チキンも骨までとろけそうに柔らかい。モグモグモグ、「美味しいねぇ」とアヴィナッシュさんと話しながら、ひたすら夢中で食べる。
「アッチャ~!アッチャ~!」という私にキラーン先生は、とても嬉しそう。

試食が終わると、アヴィナシュさんはお仕事があるからと帰られ、そして私はラッチャ・パラータの成型を実習。あれれっ、やっぱり先生がやるようには簡単にはいかないなぁ。円というよりは四角になってしまった。フライパンで焼いて、「出来ました。これはじゃぁ、先生が召し上がってください」と言うと「あなたにとって初めてのパラータでしょう?なら是非ご主人に持って帰ってあげて!」と。
先生のお言葉はありがたかったけど、A-さんは帰りが遅いし、冷めたら美味しくないだろうから、ドライバーのラジュさんにお昼ご飯に上げました。「おぉ、マダムの作ったパラータ!グレイト!」と喜んでもらって良かったです。またホカホカのパラータを是非我が家で焼いてみよう。

先生と話していて、「キラーンという名前は何という意味ですか?」と尋ねたら「日差し」と教えてくれ、「あなたの名前は?」と聞かれたので、「正直」と答え、「でも私、正直じゃないけどね(笑)」と言うと
豪快に笑って「また次会えるの楽しみにしてるわ」と言ってくれました。ありがとう、キラーン先生。私も素敵な方に会えて、しかも美味しい食事つきで何とも幸せな時間が過ごせました、ナマステ~。
スポンサーサイト



[2006/05/30 06:06] | インド料理 | トラックバック(0) | コメント(2)
<<イオングループ傘下? | ホーム | 食生活>>
コメント
今頃
お料理を拝見させてもらおうと~
見させてもらうと。。おおっ!、私の好きな
「バターチキン」があるではありませんか。

私もお料理を習っていて、これを作ってから
大のお気に入りになりました。
先生はオーストラリアで習ったらしいので、少し違ったイメージですが
中身は同じものですよ~!国境を越えてー素敵v-237
[2007/12/14 17:11] URL | goomi_hk #- [ 編集 ]

v-271<goomi-hkさん
バターチキン、美味しいですよねぇ~!私も大好きです。
料理教室、凄く楽しかったです。料理を教えてもらうより、インドのお友達との
お喋りの方が嬉しくて通っていた、という感じです(笑)
確かに美味しい物に国境は無いし、食べている瞬間って人は幸せだし(笑)、
素敵なことですよね。
[2007/12/16 01:24] URL | aranyos #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://aranyos.blog62.fc2.com/tb.php/62-e54a9c5d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
ブログ翻訳

当ブログ内容をお好きな言語に翻訳できます。是非ご利用下さい。

powered by 3ET
powered by 電脳PC生活

プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

カテゴリー

カレンダー

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のコメント

データ取得中...

FC2カウンター

各国からようこそ~!

月別アーカイブ

aranyos一家のインド生活の歴史です。いつまで?は未定です(笑)

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する