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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
バラナシ旅行~その3~
早いもので、先日ピー助が1歳半になった。・・・ということは、夜の授乳のため細切れ睡眠の日々が1年半も続いていると言うことであり、疲れも溜まりに溜まって、このところ、少しでも時間があれば横になっております。はぁ、歳だわ…(涙)
と言うわけで、またまたすっかりご無沙汰してしまいました。
その間、日々書きたいことはあるものの、賞味期限切れになった没ネタは数知れず。
・・・でも、バラナシ旅行は流石に没にするわけにはいかないので、第3弾を!!(笑)

さて、前回に続き、いよいよ水上からのガンガーレポート。
沐浴やら入浴やらで、人々がごった返し溢れるガートで手漕ぎボートに乗る。お供え用の花売りの少女がやってきたので、家内安全や仕事成就、学業成就、健康祈願などなど、様々な願いを乗せてガンガーに流すべく、家族の人数分、花盛りを購入する。
葉っぱで出来た器と花盛り&マッチのセット。1セット10Rs(20円弱)也。
DSC01572.jpg

前夜のナイトクルーズとは打って変わって、周りの景色がはっきり見えるし、人々の生活の営みも見える分、活気が溢れるガンガー。
洗濯なのか、服を清めているのか、沐浴なのか、思い思いに入水する人々の姿があちこちのガートで見られる。
DSC01576.jpg

各ガートには神様の名前や英雄の名前がつけられており、壁に原色鮮やかな神様が描かれている。ヒンドゥー教の破壊と創造の神シヴァ。
DSC01587.jpg
ガンガーの女神様。
DSC01588.jpg

有難い神様の絵が描かれているかと思えば、牛糞を捏ねて作られた燃料が天日に干されていたり・・・(笑)平べったく丸い茶色いものが牛糞燃料。
DSC01586.jpg

そんな風景を微笑ましく眺めていると、バラナシ最大の火葬場であるマニカルニカー・ガートに近づいた。ガイドのダナンジェ氏曰く、煙の上がっている時に近くでカメラを向けるのは厳禁だけど、100M以上離れていれば撮影も大丈夫、とのことだったので、遠目から控えめに撮影させていただいた。
2、3箇所で薪が積まれ、ほぼ燃え終わりという感じの細い煙が昇っている。
DSC01579.jpg
燃え終わろうとしている火葬段のそばには、これから荼毘に付される遺体が布に包まれガートに横たえられていた。
火葬場のガートでは、燃えて天に昇る遺体を見守るのは男の人ばかり。女性や子供の姿は見られなかったので、これまたガイドのダナンジェ氏に質問。
Q.火葬場には、何故女性と子供はいないのか?
A.ヒンドゥー教徒の場合、女性と子供は火葬場への立ち入りは禁止されている。
女性は情に脆く、その涙は死者の魂が天に昇る妨げとなる。また生理期間中は「不浄」とされ、一切の宗教儀式から遠ざけられるが、周囲の者には女性の浄・不浄期を外見から判断できないこともあり、周りの誤解や心配を避けるため。
子供は精神発達の途上段階にあり、近しい者が荼毘に付される光景はあまりにもショッキングであると考えられるため。

「なるほど…」と思う反面、自分たちは外国人であるという理由で、親族でもないのに火葬場に立ち入り、荼毘に付される遺体を目前にすることに対し、申し訳ない気持ちもあった。でも、この貴重な光景を見せてもらえたことに感謝の気持ちさえ感じているのも事実。

ガートに横たわる遺体、荼毘に付される遺体、リキシャや荷車でバラナシの街に運び込まれる遺体・・・。今までの人生で、一度にこれほどまで多くの遺体を見たことは無かったし、まして目の前で小さな塊になり煙として昇っていく様子も見たことは無かった。

でも、それらは全て、極めて自然な光景であり、恐怖を感じることも違和感を覚えることもなかった。「こんな風に、死後、自然に融和していけるなんて羨ましいなぁ…」とさえ思った。
私の死後、遺灰の一部は思い出の地であるインドのガンガーとハンガリーのドナウ川に流してもらおう、と心にも決めた。鉄男・チーコ・ピー助、頼んだよ~(笑)

手漕ぎボートでガンガーをゆっくり渡る時間は、なんだか人生について、宗教の奥深さについて、生死について…、色々なことを考えさせられる良い機会になった。
やっぱり、流石は聖地。聖なるガンガー。私のような人間にも、まともな思考時間を与えてくれます。
DSC01573.jpg

バラナシへ行かれる際には、是非ガンガークルーズをお勧めします。
幼い子連れ(しかも発熱児)でも、安心して無理なくバラナシを楽しめたのは、ひとえにガイドのダナンジェさんのお陰。
このダナンジェさん、本当にてきぱきと臨機応変に対応してくださり、人混みや足場の悪い道を避け、車→ボート→車→ホテルなどの移動もスムーズに手配して下さった。しかも博識で、どんな質問に対しても日本語で分かりやすく説明してくれる。
旅の最後、いざ空港へ、という時。こともあろうに、私たちの搭乗予定のエアーインディアがパイロットのストライキの為欠航!!!!IC405便デリー行き、キャンセル~(涙)
DSC01601.jpg

そんな一大事にも、ダナンジェさんは冷静に対応してくれ、てきぱきと代わりの便を予約してくれ、問題なくデリーに戻ってこれた。本当に素晴らしいガイドさんでした。バラナシだけでなく、北インドにご旅行をお考えの方、是非「政府公認・北インドガイド」のダナンジェさんにご連絡取られてみては??
ご本人の了解も得ているのでご紹介させていただきます。

DHANANJAY SINGHさん
連絡先: 099-3562-1777(携帯) 0542-2586227(ご自宅)
mail: dhananjaysingh40@yahoomail.com

本当はダンディーなお方ですが、私が「ポーズとって!(笑)」と注文つけると、こんなお茶目なポーズで撮影させてくれました。
DSC01599.jpg

最後に情報として…
大雑把に今回のバラナシ旅行日程(1泊2日)
《一日目》
午前 9時 エアーインディア機でデリー発
11時 バラナシ到着
ホテルにて昼食・休憩
午後 バラナシ近郊の仏教遺跡サールナート観光(往復&見学所要時間 約3時間)
夕方 ガンガークルーズで礼拝儀式を見学
《二日目》
午前7時 ガンガークルーズにて沐浴光景を見学(所要時間2時間)
ホテルに戻り朝食&休憩(ホテルのプールで遊ぶ)
午後4時 スパイスジェット機 バラナシ発
6時 デリー着

1泊2日で、幼い子連れでも余裕の日程でした。週末のバラナシ旅行、いかがですか??もちろんガイドはダナンジェさんで(笑)!!


次回は「バラナシ旅行~番外編~」。罰当たりなレポートを乞うご期待!(笑)
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[2009/10/21 23:42] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント

あかん・・心が洗われるええリポートやったのに
ダナンジェさんの後ろに写ってるおやじが気になる(笑)
あれ?目はサングラスの奥?それとも下?とかって
思ってもうた・・あかん、修行が足りん!
そうそう、お葬式の時とかに、絶対に棺桶に涙入れたらあかん!
ってよく言われててんけど、なんでやろ?って小さい時よく思っててん。
やっと意味がわかったよ。なるほどね。
番外編、楽しみにしてるよ~♪
[2009/10/23 13:11] URL | matatabi #- [ 編集 ]

v-508<matatabiちゃん
なんでやねんっ!普通、サングラスを額にかけているだけやと思うやろ!!サンキスト・オレンジのトレードマークとちゃうねんから…(汗)ホンマ、修行が足りへんで。バラナシ行って心を浄めて来なアカンで。…でも、バラナシの街は突っ込みどころ満載やから、これまた修行にはならへんかもなぁ(笑)
[2009/10/24 02:58] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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