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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
入院日記 その2~赤ちゃんのお世話~
今回出産した病院では、赤ちゃんが未熟児であったりする場合のみ、新生児室で預かり、問題がなければ母子同室で、母のベッドの横に新生児用の小さなベッドが置かれる。手前に私のベッド、真中にベビーベッド、その奥が付添い人のソファベッドの並ぶ個室。
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私の場合、帝王切開の傷が痛かったり、麻酔の抜けた後で体の自由が利かなかったりしたこともあって、最初の晩だけ新生児室でピー助を診てもらっていた。
入院して最初の病院食は、ココナッツウォーター。帝王切開で一応開腹手術のため、お腹機能回復の印であるオナラが出るまでは、点滴と豆の上澄みスープやレモンウォーター等の流動食のみ。
豆の上澄みスープ
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レモンウォーター
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無事、流動食を卒業し、自分で動けるようになってピー助を部屋に戻してもらった。戻ってきたピー助の腕には「○○(私の名前)のベビー」「血液型、生年月日」がそれぞれ書かれた2つのストラップが巻かれている。
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日本で帝王切開だと、大抵は入院期間も普通分娩の場合よりも1週間長めだったりするが、インドでは基本的に、普通分娩でも入院は2泊3日、帝王切開でも3泊4日である。恐ろしく強行なようだけど、チーコを産んだ日本の個人病院は、横切りで傷を目立たなくしてくれ、帝王切開の腕が良いと評判の先生だった。そういう理由で薄着の外国人患者も多く、先生が「帝王切開なら余計に自ら動くようにして、4日目には退院を目標にしなさい。外国人は帝王切開でも2日目には出ていくぞ!外国人に出来て、日本人に出来ないことはない!」というスパルタ(笑)であったので、インドの入院期間の短さにも驚きはしなかった。医師の話によると、帝王切開の場合、じっと安静にしてばかりいるよりは、積極的に動いた方がお腹内部の傷の癒着も少なく、血の巡りも良くなり体の回復も早くなる、とのことだ。

それにしてもきつかった。お腹の傷が痛いのはもちろん、腹筋を使うような動きも辛くて、寝返りさえもスローモションのような動作で、最初の一歩が人の助けを借りないと出来ない。ナースコールを押して、看護婦さんを呼び、体を支えてもらいながら寝返りを打ち、半身起こして、座って、立ち上がり、一歩一歩フーフー言いながらカメの歩みでやっとトイレに行く、と、それだけの動作に10分以上かかるのだ…。だから、急な時にも関わらず、ナースコール押しても来てくれないことも多いこともあって、泊まり込みの付添人がいてくれた方が絶対に助かる。

もちろんピー助が泣いていても、すぐにベビーベッドに抱っこしに行けない。またナースコールだ。看護婦さんが来ても、いざ仕事内容がオムツ替えだと、「シスター(主に下の世話などをしてくれる看護婦の補佐的役割の人)を呼んでくるね。」と言ってせっかく来たのにまた行ってしまう…。シスターがすぐに来ることはまれで、これまた待たされること10分以上。しつこいようだが、泊まり込みの付添い人は必要だ。
シスターはオムツを手際よく替え、ピー助をシーツ・毛布でグルグル巻きにしてベッドに戻すか、授乳のために私に手渡してくれる。
グルグル巻きにされたピー助。まるでミノムシのよう(笑)
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母子同室でも、赤ちゃんのお世話のうち母がするのは授乳くらいで、オムツ替えも着替えもシスターがしてくれる。オッパイが出ないときや疲れているときなど、希望すれば看護婦さんがミルクを飲ませてもくれる。
私の場合、3人目の出産だったし、最初から母乳の出も良かったからか、授乳の仕方を教えてくれたり、オッパイマッサージをしてくれるといったことはなかった。初めての出産だったら、赤ちゃんのお世話講座みたいなのがあるんだろうか?日本だったら入浴のさせ方から、授乳のやり方(ラグビー抱き・縦抱き・添い寝抱き・横抱き等)まで、丁寧に教えてくれるけど、インドではどんな風にやるのか習ってみたかったなぁ…。

病室への立ち入りには面会者カードが必要で、一枚100Rsでの貸し出しになっており、しかも12歳以下の子供は病棟への立ち入りが禁止されいる。鉄男とチーコは大目に見てもらって、面会に来てもらうことができた。鉄男、弟ピー助との初対面。
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ピー助誕生後、初めてチーコを見た時の驚きと言ったら!「チーコ、こんなに大きかったっけ?!」と、いきなりチーコがお姉ちゃんに見えた。

早いもので、ピー助も生後2ヶ月である。今ではブクブク太くなり、太腿もボンレスハムのようである(笑)兄妹弟の3人の姿がしっくりと馴染んできた今日この頃だ。
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[2008/06/28 22:34] | インドでの出産日記 | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント

帝王切開、やっぱり大変だねえ。私もあと3日遅かったら帝王切開の予定で、予約まで入れられてた。普通分娩でも産後のあちこちの痛みを思い出すと汗でそうだし、お腹のキズの痛みも加わると相当大変そう。ほんと、おつかれさま。
ピー助君、大きくなったねえ。しっかりした感じだし。おにいちゃん、おねえちゃんもたのもしい感じです。早く大きくなってザンジバルまでいらっちゃ~い。
[2008/06/30 09:46] URL | zeba #- [ 編集 ]

v-229<zebaさん
帝王切開、普通分娩、どちらも経験している私としては、やっぱりどっちも大変だよ~。
妊娠期間10カ月はみんな「よく頑張った!!」って感じだしね(笑)妊娠・出産が大変じゃなくて、教育費もかからなければもっと産みたいところですが…有り得ないか(汗)
ザンジバル、インドにいる間に絶対行きたいです。上二人も兄・姉の自覚が少しずつ出来てきているようです。ホント、子供の成長を感じられる今日この頃です(笑)
[2008/07/01 18:03] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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