![]() もうご周知かと思うが、我が家は家族そろってボリウッド映画好き。鉄男はサントラをランダムに流すだけで「これはカルホナホ。これはドン!これはサラーメイシュク!」などと、それぞれの曲がどの映画のサントラであるかを即答できるスゴ技(?)を持っている。チーコもダンスクリップを観ているおかげで、歌を聴くとボリウッド特有の振り付けで踊り始める…
こうやって書いてみると、改めて我が家の子供たちって、良いか悪いか(汗)、かなりモロに親の影響を受けている… 今年のお正月、いつもは夫婦でしか行っていなかったけど、子供たちの強い希望で、初めて家族でボリウッド映画を観てきた。アーミル・カーン監督作品でフィルムフェアーでも数多く受賞した作品『TAARE ZAMEEN PAR』である。まだ映画館でも上映しているし、受賞作品でもあり、かなり泣かせる素晴らしい出来なので、観に行かれてみてはどうでしょう? ![]() あらすじは… 小学生のイシャーンは、空想が大好きで絵を描くことが何よりも大好きな腕白坊主。でも勉強は大の苦手で、教科書を読むこともノートをとることさえも出来ず「落ちこぼれ」とされていた。家では出来の良い兄がおり、兄弟仲は大変良かったが、忙しいビジネスマンとして活躍する父は、あまりのイシャーンの出来の悪さに困り、母は身の回りのことさえもきちんと出来ないイシャーンに振り回されている。 そんな中、父はとうとう、イシャーンを寄宿学校に転入させ、規則正しい戒律にのっとり、彼を軌道修正しようとするが、イシャーンは軍隊並みの寄宿学校生活で、どんどん自分の殻に閉じこもり、好きだった絵を描く意欲さえもなくし、自暴自棄な毎日を送る。 ところが、美術のニクンブ先生(アーミル・カーン)との出会いをきっかけに、イシャーンは変わっていく。ニクンブ先生は、イシャーンが読み書きが出来ないのは怠けているからではなく、文字の認識が出来ないという一種の障害が原因である、と気づく。実はニクンブ先生自身が幼い頃、同じ障害をわずらっており、克服した経験から、イシャーンの教育係を申し出て、独自のトレーニングで文字や形の認識、書き写しなどを習得させ、何よりもイシャーンに自信を取り戻させることに成功する。 ニクンブ先生は校内美術大会を企画。この日は先生も生徒も関係なく、好きなように絵を描き、ニクンブ先生の師匠である先生に批評してもらう、というコンテスト。 いつもは威張っている教師が、実はものすごく絵が下手で生徒に笑われて、照れ笑いをしていたり、絵のアドバイスを逆に生徒に受けたりと、和気藹々と絵画活動が繰り広げられる。 イシャーンは、寄宿学校転入以来、殻に閉じこもり、絵も描いていなかったが、彼の独創的な絵画センスはやはりずば抜けており、最優秀賞を受賞。 その頃には文字認識の障害も克服し、自信みなぎる子供になっていた。そんな我が子を見て、父は自分の不甲斐なさを嘆き、そして改めて息子の愛おしさを感じ、母も兄もありのままのイシャーンを受け入れ、抱きとめられるようになる。そしてニクンブ先生とイシャーンは何物にも代え難い強い絆で結ばれる。 この映画、本当に親子そろって楽しめた。子供たちは、ニクンブ先生が登場するダンスシーンをTVで何度も観ており、その場面になるとノリノリで踊りださんばかり(笑) 親である私たちは、やはり父と母で感情移入する場面や感じ方が違うようで、それぞれでグッとくるシーンも異なり、近くで凄い号泣が聞こえると思って横を見てみたら、それが夫A-さんで驚いたり… 子供の感受性の強さや才能、それを摘み取って壊してしまうも、暖かく育んでより一層伸ばしていくも、全ては周りの大人次第なのだ、と感じた。そして改めて親の責任は重大だと、背筋を伸ばした。 結局、フィルムフェアーでは、この映画が最優秀作品賞と最優秀監督賞をとったわけだけど、個人的には、SRK(シャールクカーン)の”Om Shanti Om”がボリウッド映画の醍醐味を全て網羅していて良かった気がする。でも、心に訴える作品としては文句なしだから、確かに優秀作品には間違いない。 ちなみに、夫A-さんもフィルムフェアや今回の受賞予想など、珍しく毎日のようにブログ更新していたので、こちらも宜しかったらどうぞ…(笑) スポンサーサイト
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![]() あらすじがやっとわかったわ!そういう話やったんかぁ。 TVの音楽クリップだけでは、内容がわからなくって 何年かぶりに親子が再会する系の話かと思ってたわ。 うちも家族で観に行きたいけど、ドラえもん映画で 「ピースケ(恐竜)とのび太が最後別れるところたまらん・・」 と号泣してた旦那と行くのは、やっぱためらうわ・・(笑) インド映画、ほんと幅広いね☆この国は奥が深いわ!
[2008/03/02 05:42]
URL | またたび #-
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すごい!なんでこんなに粗筋がちゃんとわかるの?? 私もこの間のアラニョシュさんのCDから、プチボリウッドファンに。パートナーとJeb We Met は一生懸命字幕を一時停止しながら観てたんだけど、車酔い状態になり30分くらいであきらめてしまいました・・・あらすじがわかれば映画館で楽しめるかもっ!一度行ってみたい!ん~でもうちにはついて来てくれる家族がいないかも~。
[2008/03/03 11:53]
URL | かめ #-
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この映画、マジ泣けたね。少なくとも3回は泣けたよ。 TARA RAM PAM、KAL HO NAHOを超えて、ボリウッド映画心のベスト1に 輝く名作!! 映画を見るときは、いつもストーリーの内容を知らずに観てるけど、 そうやっていると、セリフがなんとなく分かってくるから不思議。 (妄想の世界?自分でセリフを勝手に当ててる?)(笑)
[2008/03/04 00:17]
URL | A-さん #-
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奇遇にも・・
同じ日にブログに書いていました! 良かったですねええ~、この映画。 思い出しただけで、目がうるうるしそうです ![]() ![]() この映画、予告編でさえストーリーを全く明かしておらず、一体どんな映画なのか全く分からなかったのよ。ただ「子供はみんな特別である」というキャッチフレーズしか流されなくて、私も観るまでは全くどんな話なのかも理解できていなかったよ。 ドラえもんのピー助とのびた君のシーンは大人でも泣けるでしょう(涙)私はポケモン映画でも泣いてるよ。子供用の映画ってそれだけ感性にビンビンに訴えかけてくるんだよね~ 旦那様と是非観に行ってみて!二人して滝のような涙を流してきてください(笑) 早くしないと終わっちゃうよ~!! ![]() ボリウッド映画の良さは、台詞が理解できなくても、十分楽しめることなんだよ~!(個人的解釈) なんせ、喜怒哀楽が分かりやす~くて、ダンスシーンや音楽で盛り上げて魅せてくれるから、それだけで映画に引き込まれて、細かいストーリーなんてどうでも良くなってくるんだよね(笑)一度、台詞や粗筋にこだわらないで通しで観てみたら?そしたらその流れの巧みさに納得するよ。 私もDVDでいちいち台詞一つ一つ読んでたら、車酔い状態になって飽きて途中で辞めてしまうなぁ…(汗)でも、そこまでして英語の勉強を頑張っているかめちゃんは偉い!!! ![]() へぇ~、A-さんの心に響くボリ映画はタラランパム、カルホナホですか。 私はランデバサンティ、アルヤンだなぁ。同じ夫婦でも感じ方が違って面白いね~。 アルヤンのDVD、是非観てみてよ、こちらもかなり泣けるよ。 でも、この映画、凄く良かったね。子供たちも魅入っていたし、たまには子連れでボリ映画も良いかもね。今度ハヌマンとか観に行ってみる?! 確かに、ヒンディー語が分からないなりに、勝手に台詞を自分で理解してしまってるとこは 多々あるよね。でもそれがまた面白い。お次はRACEを観に行きましょう! ![]() ホントですね~、同じ日に同じ映画のことを書いているなんて!! 流石「B型・一匹狼・関西人」仲間!(笑) 子役がなんとも自然で、感情移入できて、これまた泣かせましたね…(涙) 上記の共通点に「ボリウッド映画ファン」も追加しておきましょう(笑)
[2008/03/05 01:48]
URL | aranyos #-
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この映画、良いらしいですね。
よく聞きます、この映画、良いって・・。私も、大きなスクリーンに大音響の中、映画館で見てみた~い!!こっちより、『オー・シャンティ・オー』の方が、映画館向きの映画という気もしますが・・・。悲しいかな、バングラでは、DVDのテレビ再生が精一杯。 私も、最近でこそ、なんとなく台詞の意味がわかってきましたが、昔は、ドラマ等の展開の遅さに、寝そうになってました。同じシーンをカメラアングルを変えて、5回くらい写すのです、あー、もういらいらするぅ・・。今でも、ないはずの早送りボタンを押してしまいそうになるせっかちな(関西人の)私。でも、そういう人は、私だけではないはず。 今も昔も変わらないのは、私が、子供たちにお話の説明をするときに、SRKであれ、誰であれ、関西弁をしゃべるということでしょうか? 人によっては、映画によっては、高知弁とか博多弁とかでしゃべってるのを想像するのも面白いですよ。 ![]() こんにちわ。 バングラでは映画館上映されていないのですね、残念。 「オム・シャンティ・オム」はホント、映画館の大スクリーンで観てこそ、あの豪華キャストの 惜しみない登場に胸も躍るんですよね~! 関西弁で台詞の解説かぁ(笑)確かに言われてみれば、我が家も全てがそうですね、納得。映画ではないですが、うちはムッチャ濃~い大阪弁で書かれた絵本の「地獄のそうべい」シリーズが大人気です。
[2008/03/06 15:56]
URL | aranyos #-
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