アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
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コミュニケーションの大切さ
今回は画像もなく、かなり長文ですがお許しください。

ここ最近、インドで妊婦生活を送ることに疲れを感じていた。「インドで出産なんてとても出来ない」とまで、早くもインド出産を放棄するような事まで思ってしまう重症度。
何も問題もなく心安らかにマタニティーライフを送られれば、一番良いのだけど、そう上手くもいっていないのが現状だ…

先月出血があった。1度でなく2度も出血があり、しかも2,3日続いた。不安でたまらず、担当医の携帯に電話した。すぐ救急にかかるよう指示を受け、かかりつけ病院の救急へ。
でも、私が心の頼りにしている肝心の担当医は現れず、結局、看護婦さんか医師かも分からない人が、担当医に携帯で連絡を取りながら、超音波検査の結果を伝えたり、血圧を測ったりしている。そして電話での担当医の指示を受けて対処する。
その結果「赤ちゃんは元気だけど、出血の原因が分からないから、悪化しないようにホルモン注射を打って、今日は入院するように」と言っていた。
正直、あっけに取られた。担当医師は現れず、内診で子宮口の様子も調べないで、看護婦さんのような人が、先生とやり取りしただけで出血の原因が分からないのは当然だろう、と。
それでホルモン注射なんて打たれて、治療するならとにかく、原因が分からないから入院なんて、子供も家で待っているのに、とんでもないと怒りさえ覚え全て拒否して帰ると主張した。
「私は自分の意思で注射を断り、入院の勧めも断り帰宅しました。責任は医師に問いません」と署名をさせられ帰宅し、自宅で安静にしていた。

そして1週間後、また出血した。担当医に電話した。また言われた「救急に行け」と…。前回も救急に行ったけど、先生には診てもらえず入院しろといわれただけだったので、どうせまた同じ事を繰り返すだけだ、と思い、もう誰を頼って良いのやら涙が出てきた。私はただただ、担当医の先生にきちんと診てもらって安心したいだけなのに、それさえも叶わないのか…(涙)
そして他に頼る術もなく、救急へは行かず、ただ自宅で安静にして過ごした。

新年に入り、風邪を引いた。ひどい咳が続きお腹が張って痛い。担当医に電話した。「内科医に診て貰って薬を処方してもらいなさい」と言われた。「えっ、お腹も張るんですけど、先生が診てくれるんじゃないんですか?」「妊娠中だといえば、ちゃんと安全な薬を処方してくれるから大丈夫よ」と。
なんだか、悲しくなってきた。日本だと、とにかく妊婦はまず産婦人科医に診てもらうのが普通だ。出血してもお腹が張っても担当医は診てくれない。廻り回ってやっと見つけた担当医。先生にとっては何人もいる中の患者の1人に過ぎないけど、私にはたった1人の頼りの綱の担当医。こんなんじゃ、きっと出産の時も「救急に行け」で済ませられるんじゃないか…、と不安はドンドン大きくなり不信感も募っていく。
出生前検査だって何の説明もなしに、普通の血液検査と同じように受けさせられた。

インドの医療技術や設備に不安があるわけでは全くなく、システムの違いや、それが文化によるものなのか、それとも病院ごとに違うのか、それさえも理解できない。その「理解できない」という状況に耐えられなくなってきた。もう里帰り出産にしようか、と迷い始めている。

会社の通訳さんに話を聞いてもらった。「そういう不満や要望も含めて、全部話した方が良いですよ。一緒に行きましょう。」と言ってくださり、検診に付いて来てもらった。
「救急ですませるだけでなく、きちんと担当医である貴女に診てもらいたい」
「出産もこのままだと先生なしで済まされてしまうのではないか」
「出生前検査など、重要な検査はきちんと事前に説明して欲しいし、不要ならしないで欲しい」
など、今までの不満と要望を通訳さんに、洗いざらい話した。通訳さんは棘のないように上手に伝えてくれる。

先生は言った。
「病院は担当医だけで成り立っているわけではない。医師・看護婦・検査員・救急スタッフ、全員のチームワークだ。私が不在でも、きちんと連絡を密にとっており、薬の処方でも、きちんと私の許可を聞く電話がかかってくるのだ。ここの病院は全てがチームワークで動いている。私が診られなくても心配はない。」
「出産の時も必ず駆けつけるし、それまでも部下の医師や看護婦と連絡を取り合って対処するから、貴女はとにかくここに来るだけで、あとはスタッフに任せて大丈夫なんだ」
「インドの場合、女性の教育水準がまだ低いこともあり、説明しても理解できないことが多い。だから説明なしでこちらの方針で進めることが多い。だから、貴女にもどこまで何を説明すべきか分からなかった。」
「日本には日本のやり方があって、知識や教育があればあるほど、比較対象が多くなって、相違点に不安を感じるのも仕方ない。でも、ここのやり方に慣れてもらうしかない。大丈夫だから。問題や不安があった時、この病院にさえ来れば、私たちのチームワークで貴女と赤ちゃんを守るから。」

先生はきちんと話をしてくれた。私の不安や要望にも感情的にならず、怒る事もなく、最後まで聞き、きちんと回答してくれた。
そうなのだ、全ては「コミュニケーションの問題」だったのだ。「日本ならこうなのに、なんでインドはこうじゃないんだろう」「インドではこういう時、こういうのが普通なのだと思うしかない」
と不安や疑問を全て飲み込んでいた。それがどうしようもないストレスとして蓄積されていっていた。

あらためてコミュニケーションの大切さ、文化を理解する方法について気付いた。先ずは感情的にならず、思い込まずきちんと自分の考えを伝えることだ。そうすれば誤解だって解けるし、相手の言い分も理解できる。相手の文化を理解するには、先ずは自分の文化との相違点をはっきりさせることだ。そして初めてその背景にある事情を知る事も出来る。

そういう相互文化理解の根本的な事をみようとせず、考えることに疲れたからと、里帰り出産に即決しようとしていた。揺れはあるし、諸事情もあるけど、まだ決断は早い。インドで出来るだけの事をしてみよう、と考え直すことが出来た。

それにしてもやっぱり通訳って素晴らしい。言語の違う人間同士の会話だけでなく、意思疎通までスムーズにしてしまう仕事。信頼関係が壊れかけていたところを、きちんと修正することも出来る。忘れていた感覚が蘇った。
ハンガリーで通訳していた時、初対面の2人が私を介してそれぞれの言語で話をするうちに、涙を浮かべ最後には硬く抱擁する関係にまで発展する。その瞬間の鳥肌の立つような喜びを感じ、人を結びつけることの出来る言葉の力が神々しく思えた。
ぶつかる事を恐れていてはいけないんだ、違うもの同士だからこそ話さなければ、と改めて学んだ。これもインドの「悟り」かな(笑)
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[2008/01/10 12:31] | インドで妊婦生活 | トラックバック(0) | コメント(11)
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コメント

 大変だったねぇ。医者が来てくれなかったり、電話で薬を指示されたりと言う話を聞いて、私もそれは日本に帰った方がいいのでは・・・と思っていたんだけど、ちゃんと質問したらなんでも答えてくれたんだね。通訳さんに行って貰えてほんとよかったね!
 アランニョシュさんのように大変なことではないけど、うちも夫が説明した意味をドライバーに取り違えられてしまい、転職について、よかれと思ってしたことが、裏目に出てしまったことが。。サーバントさんにお願いして、ちゃんと通訳してもらえばよかったと、何百回も後悔したわ。
 ではでは。そんな大変なときになんにもお手伝いできず、新年には逆に楽しませてもらっちゃってごめんね。初詣、私もハヌマーンさんに安産祈願したので、大丈夫!!(お賽銭は2rpだったけど・・・)
[2008/01/10 23:09] URL | かめ #- [ 編集 ]

それは不安でしたね・・・。
インドに限らず医者と患者のコミュニケーションは難しいですよね・・・。
これからもコミュニケーションによって少しでも心と体の負担が軽くなるといいですね。
それと、もし今後里帰り出産を選択されたとしても決して安易ではないと思いますよ。
場所はともあれ、いいお産ができることを祈ってます!!
[2008/01/11 01:04] URL | 3匹のこぶたん #- [ 編集 ]
新年明けてしまいましたが
こんにちは。大変な事でしたね。(長文すみません)その後、お体どうですか?
体調・コミュニケーション不足・ストレスで心の葛藤があったり。今でも心の葛藤
は続いてるんでしょうね。
日本でのお産ならコミュニケーションで苦労する事はないのに、インドの現実を叩き
付けられたというのか、自分なりに受け入れなきゃいけないんですね。
今の苦しみって「インドでの修行」なんでしょうか?
(出産経験ないんですが、「お産を男性に代わって頂きたい。」とこの時ばかりは
言いたいです。)

でも、前向きな気持ちでいらっしゃる様で、よかったです。
「こりゃ、あかんわ。」と思った時は是非是非、里帰りを(笑)。好きな物、食べ放題!
ですよ~。(と、決心を鈍らせる私。)
何も出来ませんが、せめて、ご自身のブログでガス抜きして下さいね。
[2008/01/11 09:31] URL | Ishwar #- [ 編集 ]

大変でしたね。でも、あなたの文章を読んでいて、こちらが逆に励まされたような気がします。ただでさえ、妊婦さんは心も体も不安定、二人の幼子をかかえていらっしゃるのに、もう、いや!とあきらめることなく、前向きに対処されたこと。尊敬します。人と人とのコミュニケーションは本当に難しいですが、その壁を乗り越えると何ものにも変えがたい大きな宝を得るものですね。

いつも、苦しい思いをされながらも、あなたのブログを読むものたちに多くのことを教えてくださって、ありがとう。

こんな、素敵なママに早く赤ちゃんは会いたいことでしょう!あと、少し、頑張れ~!
すべてが最善となりますように祈っています。
[2008/01/11 17:46] URL | たべすぎ #- [ 編集 ]
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[2008/01/12 12:57] | # [ 編集 ]

v-100<かめさん
いえいえ「新年会」はとても楽しい時間を皆で過ごせたので、その時は私も気分転換できたし、美味しいもの沢山食べられたし(笑)、感謝していますよ~。
ハヌマン様への初詣、恒例になっているよね。かめさんも安産祈願してくださったということなら間違いないですね。それにしても、本人のお賽銭が1Rsですから…(汗)
外国語だと、ちょっとしたニュアンスも誤解を生じやすかったりするので、大変ですよね。

[2008/01/12 22:54] URL | aranyos #- [ 編集 ]

v-100<3匹のこぶたんさん
まぁ、妊娠は何処の国でも、何回目でも不安なものですね。
コメントの「もし今後里帰り出産を選択されたとしても決して安易ではないと思いますよ」
というのは、どう解釈して良いのでしょうか?
お産は何処の国でも痛くて大変だという事かな?
まぁインドだと、無痛分娩も簡単に選択できるというのもありますが(笑)
私としては、「普通の妊娠中の不安+異国ならではの悩み(医療事情の違い・言葉)」の
うちの「異国ならではの悩み」が解消されるだけでも、里帰り出産はありがたい、と考えたのですが…。
いいお産が出来る事を祈ってくださってありがとうございます。頑張ります!

v-100<Ishwarさん
こちらこそ遅ればせながら(笑)、あけましておめでとうございます。
そうですね、まだ時間はあるし、「こりゃあかんわ」と思った時に「帰れる場所」がある
というのは、大きな安心です。しかも食べ物も美味しいしね~(笑)
妊娠中の10ヶ月&お産は辛いけど、それを経験するからこそ「母は強し」なんでしょうね。
確かに夫に代わって欲しいと思うときはあるよ~。あの陣痛の痛みとか、靴下を履くのも
一苦労とか、足の爪が自分で切れない・うつ伏せで寝られない・・・等など(笑)
苦しみを「インドの修行」だと思ってはいませんが、何か苦難がある度、自分が成長できる機会だ、と無理やり思い込むようにしています。そうすればちょっとはマシかな(笑)


[2008/01/12 23:16] URL | aranyos #- [ 編集 ]

v-100<食べ過ぎさん
いやぁ、もうイヤ!っと思いたくなるときもありますが、妊娠ばかりは、出てきてもらわないと
どうしようもないし、途中で放り出すわけにはいかないしね(笑)
何と言っても、2人の子供が私の気持ちを支えてくれています。泣いてばかりいられないし、鉄男やチーコが心配する顔は見たくないし、ね。子供の影響力って凄いですよね。
通訳さんの人柄もとても穏やかで、そのお陰もあって、前向きになれたんだと思います。
人間、やっぱり1人では生きていけませんね。支えてくださる方々に感謝・感謝です。

v-100<鍵コメのみゆさん
いつも自分のことのように心配し、涙してくれてありがとう、そして心配掛けてごめんなさい。でも、今回も乗り切ったので、これでまた私、一段と図太くなったわよ~(笑)
みゆさんの仰るとおり、確かに、コミュニケーションは電話よりも、顔が見える直接会うのが一番だよね。英語で話す時って、どうしても自分の表現じゃないし、ニュアンスも微妙でそういうところに神経を使うのが、正直辛い時もあります。だから今回、心穏やかな通訳さんと一緒に行ってもらい、本当に助かりました。
通訳の仕事、いつか復帰できたら…とは思いますが、専門用語はドンドン変わっていくから
頭がついていけるかなぁ…(涙)通訳復帰は無理だとしても、人の心を繫ぐ役目ができればそれだけで最高です。応援ありがとう。
[2008/01/13 02:16] URL | aranyos #- [ 編集 ]

昨日は餅つきお疲れさまでした!
そうそう、前回のコメント意味不明でごめんね・・・。
出産にすごく真剣に向き合われているから、例え今後日本での里帰り出産を選ばれたとしても応援しますよ!って意味だったんですけど。
出産は女の大仕事ですから。
頑張ってくださいね!!
ところで予定日はいつですか??
[2008/01/13 14:48] URL | 3匹のこぶたん #- [ 編集 ]

そうだよな、そうなんだよな~って、うんうん首を振りながら
読んでしまったよ~。毎日生活してて、思い当たるふしが
(コミュニケーションさえちゃんと取っておけば・・こんなことに・・ってことが)
多々あるので、身にしみたよ~。
あ、おなかだいぶ大きくなってきてたね!とっても元気そう♪赤ちゃん♪
コミュニケーションいっぱいとって、安心してインドで出産できますように☆
[2008/01/14 00:25] URL | またたび #- [ 編集 ]

v-100<3匹のこぶたんさん
わざわざお返事コメントありがとうございました。
こぶたんさんも餅つき大会、ご苦労様でした。私は楽しい雰囲気の中、ついつい張り切ってしまってお腹が張ってしまい、片付け途中で帰らせていただきました。すみませんでした。それにしても、やっぱりつきたてお餅は格別でしたね!!
それから、出産の応援ありがとうございます。予定日は先生によって言われる日が違うんですよね…(笑)日本でいうGW中という事らしいです。

v-100<またたびさん
共感し、頷きながら読んでくれてありがとう。その共感パワーにすごく救われます。
コミュニケーションの大切さ・難しさ、妊婦に限らず、外国生活全体において全てに言えるよね。その度に、「もっと語学力があれば良いのに」ってつくづく思うよ…(涙)

赤ちゃんは元気だよ~。ボコボコ動いて、鉄男が頭をお腹の上に乗せたら、中からキック
されてるよ(笑)またさすって安産パワーを頂戴ね!!
[2008/01/16 12:35] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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