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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
インドのイメージ
日本の皆さんは「インド」といえば何を思い浮かべるんだろう。
私の周りでは「数学で2桁の掛け算が出来る」「ターバンを巻いている」「毎日カレーばかり食べている」「もの凄い急成長時期の真っ只中」「汚い・病気が怖い・臭い」など等のイメージがあるようだ。

それぞれについては、その通りだったり、誤解もあったりする。
先ず、「ターバンを巻いている」
元々ターバンは敬虔なムスリム(イスラム教徒)の印だったらしい。ヒンドゥー教国家からイスラム教国家に移り変わったりする歴史を持つインドでは、今でも宗教に関係なく結婚式時などの正装としてターバンを巻くことが多い。
正装でなく普段からターバンをしている多くはシーク教徒だ。インドにおいてはヒンドゥー教徒が圧倒的に多いので、普段からターバンを巻いている人は割合的にはそう多くない。なので、「インド人=ターバン」というわけではない。
きっと日本のインドカレーのパッケージやらにターバンを巻いた人が描かれているからなのかな(笑)

お次、「毎日カレーばかり食べている」
これも語弊がある。カレーばかりではない。日本人のイメージするカレーライスとは違うのだ。野菜の煮込みやマトン・チキン・シーフードなど、とにかく、インド料理は調味料に様々なスパイスを用いるので「カレー味」という表現になるのかも。
DSC02201.jpg

日本食で例えるなら「全てがだし味」ってところかな(笑)
ここでは色んな味のカレー味が堪能できるので贅沢だよなぁ。
あぁ、辛い物が苦手な私としてはツライ…(涙)

「急成長の真っ只中」
これは本当だ。特に都市部においては、もの凄いスピードで急成長しようとしている。日本のメディアでも、インドの経済成長について取り上げられない日はない、ってくらいに毎日特集が組まれているらしい。
日系企業だってバンバン進出して来ている。生徒数もどんどん増えて日本人学校・幼稚園も現在増築中。
お店だってハイパーマーケットやら巨大ホームセンターもどんどん出来て、物欲を刺激されて困っちゃう~(笑)
その分、日本と同じく「格差」が大きくなって、地方と都市の格差は広がるばかり。地方からの出稼ぎ人口もかなり多い。

「数学が出来る」「二桁の掛け算が暗算で出来る」
私の母親なんて、「鉄男をインドの大学に行かせて、数学者にしたら~」なんて本気で言っている。インドの人が皆二桁九九暗算が出来るかといえばそうではないと思う。でも確かに、普段の生活で、店員さんが
楽々「13×15」とか暗算してしまう場面を目の当たりにすると、「おぉ~!」と驚いてしまう。答えを指して「そうだよね」なんて言われても、悲しいかな、私には解らないので微笑むだけ…(汗)

そんな「数学インド」を裏付けるようなチラシをよく目にする。
学習塾のチラシなんだけど、凄い計算式が載っている。
DSC00664.jpg


すみません、私計算苦手なのでわかりません…しかも暗算で数秒で解くなんて神業としか思えない(涙)
みなさんはどうでしょう???
DSC00665.jpg


最後に「汚い・病気が怖い・臭い」に関しては、そういう事もあるかもしれない。でも、敢えてそういうマイナスイメージは強調すべきではないと思う。自分の国に置き換えてみれば理由は明らか。
国・国民性を語る際に、否定的なイメージを持つことは、心の中のメガネを最初から曇らせてしまうことだ。何と言ったって、その国民に対して失礼ではないか…と思う。
特に私は今、インドに住まわせてもらっている身である。自分の凝り固まった尺度でしか物事を判断できないようでは、せっかくの海外経験も意味が半減してしまう。色んな価値観・尺度を積極的に学んでいければ自分自身の成長にも繋がると信じている。

そんな偉そうな理想ばかり言っても、やはり現実生活上手くいかないときもある…。時間の感覚や自分の思ったように物事が進められない時など些細なことでもカチンと来ることも確かにある。
そういう時こそ己を戒めて「いやいや、そう人ばかりではない。国民性ではなく個人の問題だ」と怒りを静めるように努力する。もしくはひたすら泣いて寝まくる。読書三昧で現実逃避する、など等(笑)

インドで暮らして早1年4ヶ月。日々のトレーニングのお陰で、怒りの沸点はかなり高くなり、少々のことでは怒らなくなってきた。のんびり野良牛のように、悟りの境地で暮らせると良いなぁ…

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[2007/08/08 11:22] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6)
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コメント

小ちゃい子が、おでこの上にたんこぶみたいなかわいいターバン?を巻いてるの
すっごくかわいくて、いつも目を細めてしまうのよ~ほんっと、愛らしい♪
あと八百屋のおじさんの足し算の早さにいつもついていけてな~い。
そろばんで鍛えた私の親指と人差し指が負けた・・完敗。
「インドに住まわせてもらってる」という言葉が胸にドドーンと響きました。
ほんとそうだよね。牛歩のごとく、ゆるりとインドに溶け込むぞ~!
[2007/08/08 21:31] URL | またたび #- [ 編集 ]

たぶん多くの日本人はインド人に対してのイメージってそんなもんだと思うよ!!
さらに、今日本じゃインド式計算法とかが流行っててよくテレビで特集なんかもやってたりするし。そーなるとますます「インド人=数学できます!」ってな事になってるよ。
カレーもそう。「インド人と結婚しました」って言うと必ず聞かれるのが「やっぱり毎日カレー食べるの?」。いちいち答えるのが面倒になってきてるくらい聞かれますぅ。。。
ターバンはあれだね!日本人はみんな着物を着てると同じレベルの知識だと思うわ。
無知ってこわいわぁ~。笑。
そんな私も以前は同じこと思ってたけど。。。v-12
[2007/08/09 23:49] URL | chalo #- [ 編集 ]
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[2007/08/10 00:32] | # [ 編集 ]

v-374<またたびさん
シーク教徒の男の子がやっているターバンの下地、可愛いよね!!
私もつい目を細めてニコニコ怪しい笑顔で見つめてしまいます(笑)
冬になると、あの髪型専用のニット帽があって、さらにキュートです。この冬、注意して見てみて下さい、可愛いよ。

どこの国でもそうですが「住まわせてもらっている」という気持ちは、絶対に忘れないようにしています。ハンガリー時代に、明らかな黄色人種侮蔑の目で見られたこともあり、泣いた日もありました。ここでそんな嫌な思いをしなくて良いのは、インドの人が日本人に対して寛大でいてくれるからだと思っています。どこでも、そこの国民の理解無しには生活できないですよね。インドで気持ちよく暮らせることに感謝しています。

v-374<chaloさん
そうだね、特にchaloさんは「日本人が見たインド」の質問を集中攻撃されるよね(笑)
それにしても、日本では今そんなに「インド式数学」が流行っているんですか?!
アカン、私むっちゃ浦島太郎やわ…(汗)
「インド人=ターバン」が「日本人=着物」と同じ認識とは、まさに言い得てますね!!
是非、chaloさん夫妻でインドの誤解をといていって下さいな。

v-374<鍵コメ「ファン」様
あの…「ファン」と言われると、何だか申し訳なくて仕方ないので、他のペンネームを
考えてみてください(汗)
確かに、日常的に「インドの人を雇用している側」としての不平不満の声は、
よく耳にしますね。そういう方の気持ちも十分理解できます。私も愚痴る時はあります。
子供への影響を考えると、絶対に子供の前ではインドの人を非難するべきではない、
と私も同感です。
色んな立場の方がいらっしゃって、様々な考え方を持つ人がいて当然なので、最終的に
インドを受け入れることができれば良いのかな、と思います。
やっぱり、焦らず怒らず、野良牛のように悟りの境地になるしかないですね…(笑)
[2007/08/10 02:19] URL | aranyos #- [ 編集 ]

最近、日本では何かと「インド式」ってのが目に付きます。(はやってる?)
インド式計算の本が本屋にいけばたくさん並んでるし、テレビでも放送してました。
テレビといえば、関東にあるIndian International Schoolや保育園も放送して
ましたよ。本来、在日のインド人のために設立されたけど、日本人からの入学希望が
多いんだって。(ランチタイムのそれぞれのお弁当がね、みんな様々なおかずで、
ちょっとしたインド料理店みたいだった!)
私も計算は得意と思ってたけど、おいちゃんの計算(インド式?)力にはかないません。
そっちの教育はおいちゃん任せでいこうとおもっとります。
[2007/08/11 09:54] URL | zeba #- [ 編集 ]

v-508<zebaさん
そうだね~、まさにzebaさん宅はおいちゃんに任せておけば「インド式数学」教育が
実践できるんだよね!凄い!将来が楽しみだね~。母君のお腹を中からキックしている
貴方のことですよ~(笑)

それにしても、インド式が興味深いのは確かだけど、だからと言って、早速インド人学校に
入れてみようと思うのはどうなんでしょう…?日本には日本の良さもあるし、母国語は人格形成において想像以上に大切なものなのに。逆にインドでは日本語教育に熱が上がっていて、ここの日本人学校に入れたい、というインド人家庭もあるらしいです。
まぁ、お互いに他国の文化を尊重し重視するのはありがたいことですが。
これをきっかけに「多様」が「普通」だという認識に繋がれば良いですよね。

インドの人のランチタイム、凄いよね。それぞれがチャパティと違うカレーソースを持って来ているから、まさによりどりみどりのカレーバイキングだよね(笑)
所構わず繰り広げられるランチタイムのカレーバイキングを、私は指をくわえながら見つめております…(笑)
[2007/08/14 16:00] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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