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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
ジャイプル旅行その2
ジャイプル旅行2日目。先ずはジャンタル・マンタルを観光。
ジャンタルマンタルとは天文台のことで、天文学を愛したマハラジャのジャイ・スィン2世が建てたもの。天文台と言っても、想像していたものとは全く異なる形の、見たこともない形の測量設備なのだ。まるで現代アートのオブジェみたい。
私も初めて知ったのだが、我が夫A-さんは実は天文学が好きらしい。
A-さんが嬉々として色々と説明してくれたお陰でジャンタルマンタルもちょっと理解しながら観察する事が出来た。

大きな滑り台のように見える物が、子午線を測ったり、天体の位置を調べたりできる観測器になっているのだから興味深い。
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そんなありがたい観測台に登っていく我が子供たち…(笑)
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こちらはチャクラ・ヤントラ。半球にピンと張られたワイヤーが、その影により子午線の位置を表している。そして丸い影は天体(何のだっけ?)の位置。インドっぽくて笑えたのは、観測器にも関わらずアイスクリームの棒が投げ捨てられていること…ええんかいな(苦笑)
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こちらはサムラート・ヤントラ。日時計で現在時刻を観測し、傾斜角度と方向は北極星を指している。この観測台、280年前に作られたものだけど、現在のグリニッジ天文台の世界標準時とは38分の相違はあるが、正確である。この影で示している時刻は11時半前。現在時刻は12時。正午で影が無くなる仕組みになっている。
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何やら私には理解できないが、細かく線や数字が刻み込まれ、観測できるようになっている。
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こちらはナリヴァラヤ・ウッタル・ゴル。日時計みたいに垂直に立った
棒の影で時刻がわかる。只今11時58分を指している。
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ジャンタル・マンタルで、やたら巨大な煎餅のような物をかじっている人がいた。気になっていたが、外に出て売っている人を発見!頭に乗せた編み籠に一杯詰め込まれた煎餅を売り歩いている。頭に乗せるってのがインドっぽくて面白い。こけたらどうなるんやろ?と余計なお世話…
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お次はジャイプルの町を出て、近郊の町にあるアンベール城へ。
このアンベール城までは象タクシーで登れると聞いていたのだが、到着時刻が遅かったからか象は既に下山した後で、残念ながらジープで登った。ジープでの往復は200Rs(500円)。「象さんにあげる!」と子供たちはバナナやリンゴまで持参していたので残念だった…
向こうに見えるのがアンベール城。この駐車場からジープに乗り換えて行く。
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アンベール城はラージプート族の建てた山の上の城砦で、ムガール帝国にも屈しなかった勇者の砦だという。
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宮殿・庭園・謁見の間・門などがあり、こんな山の上にどうやって建てたのだろうと当時の技術や人手を想像しては溜息が出る。
これはガネーシャ門。こちらから奥がマハラジャの住居だったらしい。
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こちらは庭園。どうやってここまで水を引いていたんだろう。
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特に美しいのがジャイマンディル「勝利の間」。壁一面に施されたジャイプル特有のミラーワークが煌びやかでとても美しい。
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このお城、とても風通しが良くて暑い日にも関わらず涼しかった。大理石に施された透かし彫りも風通しのためか、実益も兼ねていて感心。
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アンベール城から駐車場に戻る途中、見落としそうになるのだが、
もう1つ忘れちゃいけない見所がある。ANOKHI MUSEUM。
インドのフォークロア的要素と西洋的要素を絶妙にミックスさせた服飾デザイナーブランドの博物館だ。私もANOKHIが好きなので、絶対にここは外せない。
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内部は名物であるブロックプリントのデザインから製法を展示説明してあり、独特のデザインのドレスやパッチワーク作品が並べられている。
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実演でおじさんがブロックプリントの元になる木版を彫っている。
これまた気が遠くなりそうな細かい作業。私なら「ええ~い、もうヤメじゃい!」と放り出してしまう細かさ。さすが職人さん。コツコツと図柄通りに彫っていく。
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このブロックプリントを仕上げるのに、①バックの色②花の輪郭③花弁の色④葉の色⑤葉の輪郭⑥花弁の違う色、と6つの木版が必要で、一枚のサリーを作るには平均15~20の木版を使用するらしい。
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そして最後はmuseum shopもあり。これがまた見るもの全て欲しくなるから危険です…(笑) 私は記念に博物館のパンフレットを購入。
ANOKHI博物館はテキスタイル好き、そして勿論ANOKHIファンにはたまらない博物館である。ぜひアンベール城に来たら足を伸ばしてみて下さい!
情報として…
Anokhi museum of hand printing
住所 Anokhi Haveli, Khedi Gate, Amber
開館 火~土 10:30~17:00 日 11:00~17:00
入場・カメラ持ち込み有料

こうしてジャイプル旅行を満喫して帰路に着いたのだが、夕方5時に出て22時半に家に到着。さすがに5時間半車の中は疲れた~。
といっても、運転はドライバーさんがしてくれるので、私たちはただ
ぐ~すか寝ているかDVD観てるかなので、ありがたいやら申し訳ないやら… ドライバーさんお疲れ様でした。安全運転ありがとう。


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[2007/02/04 02:07] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(3)
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コメント

繊細な作業ですね~~日本人もかつて器用と言われてましたがいまや死語?世の中には私を含め不器用な人がマジョリティーになっています。開発途上国のこれからの成長を求めている人たちのパワーというのは本当にすごいですね。それらの技術にはほんと脱帽です。ドライバーさん。おつかれさま。
[2007/02/04 18:51] URL | yoccky #- [ 編集 ]

私もアノーキmusium行きました!!その後、アノーキ本店にもいき、本店にだけ
ある、カフェを堪能してきましたよー。けっこうおススメです。
でも、博物館から本店がえらく離れてて・・おいおい・・って感じでした。(苦笑)
[2007/02/05 01:09] URL | のんたん #- [ 編集 ]

e-365<yocckyさん
インドの職人さんはアノーキの木版彫りに限らず、繊細な作業が多いです。
ホント溜息ものですよ。間近で見ていると神々しくさえ思えます。
確かに、今まさに進展途上にあるインドからは並ならぬパワーを感じます。
その最中にインドに居て、実際にそれを感じることができることも貴重な体験ですよね。
ジャイプル、良かったですよ~。yocckyさんも是非行ってみてくださいな。
ホテル宿泊の際はパスポートを忘れずに…(もうエエって)

e-365<のんたんさん
最近、コメントをよく書いてくださるので嬉しいです!
アノーキ博物館、良かったですよね。本店もあるんですか?
知らなかった~(涙) でも多分知らなくて良かったかも。
知ってたら絶対に行ってるだろうし、凄く衝動買いしそう…(笑)
今、アノーキもシーズンオフセールやってますよね。買いに走らねば!
[2007/02/05 03:49] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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