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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
物乞いについて
インドでは物乞いを目にする機会が多い。外出すれば必ずと言ってよいほど会い、近づいて来ては「食べ物を…」「お金を…」とジェスチャーされる。ブログに書くのはどうかと躊躇われたが、これもインドの姿。でも単に「物乞い」と言っても種類があるように思われる。
①乳飲み子を胸に抱く母
②ぼろ布のような服をまとう人
③無くなった手足指を見せる人
④怪我をした部分を見せる人
他にも信号などの停車中に、車のフロントガラスを拭いたり、雑誌を売ったり花を売ったり、曲芸を見せて小金を請う子供もいるが、それはそれなりに「労働」しているのだから、物乞いではないと私は思っている。だから曲芸を見せてもらったりガラスを拭いてもらえば、窓を少し開けてお金を渡すようにしている。

先日ショックを受けたことがあった。信号で停車中、チーコと同じくらいの歳の子供を抱いた父らしい男性が寄ってきて、その子の手をガラスに近づけてくる。が、その手があまりにも痛々しかった。火傷でもしたのか赤黒くただれて膿んでいる。子供もあまりの痛さのためかグッタリしている。男性の顔を見ると、心配している顔ではなく、微笑んでいる。
これは一体…この人は子供の大怪我を利用して物乞いしているのか?
病院も様々で、金持ち専門の最新設備を整えた病院もあれば、貧しい人の為に無料で治療・投薬してくれる教会系などの病院もある。無料病院があるのだからすぐにでも連れて行き、手当てするべきではないのか。

怪我のむごさにショックで呆然としているうちに、車は発進してしまい物乞いは見えなくなった。私なら物乞いするより先に子供を無料病院へ連れて行く。でも、もしかしたら、あの人はリキシャー代を稼ごうとしていたのかも。交通費になるような小銭を渡すべきだったのか。運転手さんのアシフさんに聞いてみた。「お金を渡したところで、きっとあの怪我をネタに小銭がもらえると思って、また物乞いを繰り返し、病院には連れて行かないだろう…」と彼は言った。私も悲しいけど同感だった。
よく聞く話では、物乞いには元締めがおり、その人からちゃんとお給料を貰っているとか、手足をわざと切り落としてより同情して貰えるようにしているとか、そういう人の為に専門で手足を切る医者がいるのだとか… そこまでして物乞いするなら、少しでも労働して稼げば良いのに、と思ってしまうが、これは極貧生活やインドの身分制度を真に理解していない故の発想なのかもしれない。自分の努力では太刀打ちできない壁があるのだろう。ある時、インドの人に「貴女は日本人か?日本は何でも自由で自分でどうにでも生きられるから良いね。でもインドはそうじゃないんだ…俺も日本人になりたかった」と言われた事があった。
あまりに悲しそうで返す言葉が見つからなかった。

停車する車に群がる物乞い。その横には新しいショッピングモールが立ち並ぶ。どうしようもないのかも知れないけど、何かしなくては…と
最近思う。何が出来るのか、自分なりに考えて行動してみるつもりだ。
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[2007/02/02 09:18] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(7)
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コメント

はじめまして。いつもあなたの感性に感心しながら、時々出てくる関西弁に親しみを覚えながら、たのしく読ませていただいています。
[2007/02/02 18:45] URL | hal-ln #- [ 編集 ]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2007/02/02 18:59] | # [ 編集 ]
それも仕事
インドに行ったとき、バンコクより派手なPRをする物乞いを見て、引いてしまったのは事実です。バンコクの場合、近隣諸国からつれられて来る。手足のない人はそこまでつれてきてくれる元締めがいるんですよね。私たち日本人には理解できないけど、物乞いも、ひとつの職業になっていると思います。赤ちゃんを借りた方が儲けが多いからと、レンタル赤ちゃんもいると聞きます。悲しいけど、事実ですね。そういいながら今日都内で乗り継ぎのとき、分別されたゴミ箱に頭突っ込んで雑誌を集めている浮浪者っぽい人を見た。この人もこうやって拾い集めた本を道端で売って小銭集めてるんだろうな。と思った、日本にもいるんです、、、乞食という職業?の人が、、、。
[2007/02/02 23:26] URL | yoccky #- [ 編集 ]

e-365<hal-lnさま
初コメントありがとうございます。いつも見てくださっていたんですね、嬉しいです。
恥かしいなんておっしゃらず、どんどんコメントくださいね。私も楽しみにしていますので!
関西弁に親しみを抱いてくださっているのは、これまた嬉しいです。
どうも下書きしているときも大阪弁が出てしまい、変換不可能なことが多いです…
「何でや年(なんでやねん)」とか(笑)
また是非コメントお待ちしております!インド初心者の未熟なブログですがこれからも
よろしくお願いします。

e-365<yocckyさん
そうなんだ、バンコクでもやっぱり物乞いはいるんだね。そして物乞いに関するビジネスも成り立っているんだね。赤ちゃんレンタルはインドでも聞いた事があります。
そして日本にもいますね、ホームレスの人たち。ダンボールや空き缶を集めてリサイクル
の一環を担っていたり、やっぱりこれも「職業」となるのかな・・・
でも、望んでそうなっているわけではないだろうから、難しいですね。
[2007/02/03 04:32] URL | aranyos #- [ 編集 ]
インド情報
とても参考になったのでリンクしました。
[2007/02/03 10:27] URL | 旅行 情報 旅ガラス #sSHoJftA [ 編集 ]
私は。
デリーで生活してから、5ヶ月が経過しましたが・・まだ物乞い、もしくは、そういう曲芸を
見せる人達にお金を渡したことがありません。それは、単純に怖いからだけで・・
なおちゃんさんのような感性で、彼らを見たことがありませんでした。
なので、読んでてすんごく自分が恥ずかしくなりました。
さっき、外出したときに、隣の車のインド人が、当たり前のように1ルピーを物乞いに渡していて・・どうして働いていない、努力していない人達にあげる必要があるのか?なんて・・
思ってしまいました。これからちょっと違う目線で観察してみます。

あと、ジャイプル行った時は、パスポートを持って行きました~。(笑)
何があるか解らないから、念のため、持って行ってみました!
[2007/02/03 20:40] URL | のんたん #- [ 編集 ]

e-365<のんたんさん
いえいえ、私なんかは考えるばかりで、まだ行動を何も起こしていませんが、
のんたんさんはボランティアサークルで実際にインドの困っている人達の為に
行動されているじゃないですか!
私はのんたんさんとご一緒させていただいた施設見学で、自分のインド生活の
有り方に疑問を持ちました。考え直す良い機会を与えてくださったことに感謝しています。
インドの場合、「働かない、努力しない」だけではなく、「働くチャンスも努力する場も見つけられない」人もいるのかな、と思ったりします。インドの人はよくお金を渡したりしていますよね。それもバクシーシ(喜捨)の一種なのかな、と理解していますが、実際はどうなんでしょうね。考えても仕方ないのかもしれないけど、「難しい」だけでは避けられない気もしています。ウジウジ考えてないで何かやってみよう、とは思います。

ジャイプル、パスポート持っていかれたんですね、偉い!!
私たちもこれからは肝に銘じておきます。
のんたんさんと同じホテルに泊まれて、なんだか縁を感じるわ(笑)
[2007/02/03 22:26] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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