fc2ブログ
アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
プラーナーキラー
デリーも朝夕は冷え込むものの、昼間は暑くもなく寒くもないちょうど気持ち良い天候だ。
遺跡好きの私にとっては恰好の活動時期ともいえる。
朝幼稚園に子供を送り出し、私の限られた3時間の自由時間を最大限有効利用するべく、そそくさと未踏の遺跡へ出掛ける。
デリーの遺跡探検もあちこち行って、記事が追いついていないけど、徐々に紹介しますので、お待ちくださいませ(誰も待ってないか…)

今回はプラーナーキラーをご紹介。
DSCN5935.jpg


たまたま訪れた時は「世界遺産・考古学週間」で、遺跡の補修を至る所で積極的にやっていた。
DSCN5951.jpg


それにしても、補修のやり方が怖い…
DSCN5946.jpg


ご覧の通り細い木材を組み立てて足場にし、心もとない足取りで登って行く補修作業員たち。あぁ、怖い。命綱もつけないで10mは裕にあるだろう高所で作業するなんて~!見ているほうがハラハラしてしまう。
DSCN5948.jpg


プラーナー・キラーですが、オールドデリーにあるラール・キラー(直訳すると「赤い城」赤砂岩が用いられている)よりも約1世紀前に建てられているので前者と区別する意味でも「古い城」と呼ばれている。
DSCN5956.jpg


歴史的な説明としては、13世紀に興ったムガル帝国であるが、基盤も整わないうちに初代皇帝バーブルが亡くなり、父亡き後フマユーンが若年にして2代皇帝に即位。しかし経験の浅いフマユーンに未完成な新王朝を支える力量はあるはずもなく、フマユーンはデリーをアフガン系のシェール・シャーに奪われてしまう。そのシェール・シャーが建てた城がこのプラーナー・キラー。フマユーンは15年に及ぶ亡命期間を経て、デリーを奪い返し、ここを居城とするも、数年後城の図書館の階段から落ちて亡くなってしまう。なんとも非業な死… その図書館も残っている。

こちらは「水浴場(と訳すべきか…?「バオリ」)」階段式になっており、地下水や雨水を貯め水浴びをしたり清めの儀式をしたりする。ここのは小規模だけど、大規模なものになると、干上がっている状態だとまるでオペラハウスの様で、私はあちこちのバオリを見て回るのがお気に入り。
DSCN5955.jpg


説明によると、バオリにモンスーン期の雨水を貯めて、儀式のときは色とりどりの花弁を浮かべ、それは美しかったそうだ。そこで身を清め、モスクで礼拝するという流れなので、バオリとモスクは近くに建てられるようだ。
こちらが8角形のモスク。
DSCN5952.jpg


古城の周りには城壁やバオリ、そして地下室のような入り口の穴があちこちにあって、穴とあらば入って探検したいのだが、生憎ドライバー兼ボディーガードであるアシフさんについて来て貰っていなかったので、泣く泣く探検は諦めた…次回はついて来て貰って探検してやる~!
何やら分からぬ入り口穴の数々。
ねっ、探検したくなるでしょ?(私だけ?)
DSCN5944.jpg

DSCN5949.jpg


でも今時治安の良い国なんて少ないけど、インドもレイプ事件が多いらしい。特に外国人女性は、宗教・慣習上の違いなどにもよりインド人女性に比べて肌の露出が多い。そしてそれに刺激を受けてしまう輩が事件を起こしてしまう…。
私も一応女なので、そういう事は怖いから穴もぐりも躊躇してしまったわけです。特に遺跡なんて、ゴロ寝オヤジの巣窟であり、忘れ去られたひっそりした場所も多いので、ボディーガードは必要です。
アシフさん、体鍛えておいてよ~!

遺跡を見終え、お次は併設されている博物館へ。
とても新しく、展示もすっきり明るく見易かった。
DSCN5957.jpg


心が躍ったのが「ヒンディー文字の掘られた石版」
DSCN5958.jpg


文字が刻まれた石版も私にとっては魅力的なもので、よく知られたものでは楔文字のハムラビ法典やヒエログリフ解読の鍵となったロゼッタストーンなど、コツコツと時間をかけて刻まれた文字というものは訴えかけるパワーを持っている。

やっぱり止められない遺跡巡り。
整備された遺跡になると、芝生が青々生い茂る広大な敷地に昔の繁栄を想わせる雄大な姿が見られ、それはそれは清々しくて気持ち良いものです。街の喧騒が嘘のような静かで神聖な場所。日常のストレスから解放されたい方、「長~い年月においては、今抱える悩みはちっぽけなものだ」と思わせてくれる遺跡に癒されてみませんか?(笑)


DSCN5954.jpg

スポンサーサイト



[2006/12/01 23:14] | デリー観光 | トラックバック(0) | コメント(3)
<<美容院 | ホーム | 職業・・・>>
コメント
あっぱれ!!
もう何もコメントはありません。
ただただ、「あっぱれ!!」です。
それにしても、写真だと、どうして、こう美しいんでしょう・・・。
[2006/12/02 10:01] URL | natsumama #- [ 編集 ]
夜のプラーナキラー
昼間はこんななのですね。私は2ヶ月くらい前にここでおこなわれた舞踊をみにいきました。
野外ステージの上でライトアップされてとってもきれいでした。
freeではいれて日替わりで各週の有名ダンスも見れるのでお勧め。
毎年行われるので来年いってみてはいかがですか?(ってもうきっといってるでしょうか)
昼間だとひろんなところをみれていいですよね。
私が記憶しているのは入り口の門とプラーナキラーまでのきれいな芝生しかわかりませんでした。
[2006/12/02 14:44] URL | michelle #vIXFS59k [ 編集 ]

e-241<natsumamaさん
先日は楽しく美味しい晩餐会、ありがとうございました!
お酒も入って笑い満載の心から和めた貴重なひと時でした。
次回は我が家でやりましょう。
natsumamaさんのピアノ演奏、心から痺れ、感動すら覚えました!
素晴らしい。また弾いてね~。

e-241<michelleさん
へぇ~、夜にそんな素敵なショーが観れるのね!
貴重な情報をありがとうございます。是非来年は行ってみたいです。
またそういう情報あれば、教えてくださいね。
「遺跡」「グルメ」「宝島」キーワードはこれで!(笑)
[2006/12/05 05:12] URL | aranyos #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://aranyos.blog62.fc2.com/tb.php/190-a45661e8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
ブログ翻訳

当ブログ内容をお好きな言語に翻訳できます。是非ご利用下さい。

powered by 3ET
powered by 電脳PC生活

プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

カテゴリー

カレンダー

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のコメント

データ取得中...

FC2カウンター

各国からようこそ~!

月別アーカイブ

aranyos一家のインド生活の歴史です。いつまで?は未定です(笑)

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する