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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
ジャイナ教寺院
インドでは店が開くのは11時ごろなので、私の活動場はもっぱら日の出から日没までオープンしている遺跡・寺院などが多い。

先日ジャイナ教寺院に行ってきた。私はジャイナ教徒ではないけど、
どんなものなのか興味があるので、見てみないと気がすまない。
もちろん神聖な祈りの場であるので、興味本位で冷やかすような態度は決してとらないよう、ジャイナ教施設に行けば、「なんちゃってジャイナ教徒」に、ヒンドゥー寺院に行けば「なんちゃってヒンドゥー教徒」になっている(笑)
そっちの方が罰当たり?!

ちなみにジャイナ教とは…
仏教と同時期にうまれた宗教で、開祖はヴァルダマーナ。
身分制度を否定し、徹底した不殺生で知られる。信者は虫を誤って吸い込まないようにマスクをして、地中の生物を殺してしまう可能性があるので根菜は食べないという。僧侶などは裸で生活するほど、無所有を徹底しているらしい。宗教人口はインド総人口の0.4%で423万人。

上記のような前知識を頭に入れて参拝したので、
「裸の人と会ったらどうしよう~」などとドキドキしながら門を
くぐった。ところが中はまるで公園のようで芝生が青々と生い茂り、
花が咲き、門外の喧騒とは別世界でひっそり。

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寺院では必ず靴を脱ぐので、ここでも靴を預け、裸足でひんやりした石畳を歩く。一部絨毯がひかれてあって、心遣いが嬉しい。
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大理石の牛に花飾りが置かれ、なんだか可愛いかった。
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教祖像は丘の上に鎮座されているので、丘への道を登って
行くと途中、ジャイナ教の教えを的確に表現した絵があった。
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ご丁寧にも信者のおじさんが案内してくれて、この絵につい
て説明してくれた。
牛とライオンが同じ瓶から水を飲み、しかも牛の乳をライオ
ンの赤ちゃんが、ライオンの乳を牛の赤ちゃんが飲んでいる。
s-DSCN4915.jpg

DSCN4916.jpg


「殺し合いのない、皆が平和で仲良く暮らせる世の中が理想だ」と。

丘の上には裸身像が座禅を組んでいる。辺り一帯を一望でき、
なんとも良い眺めで、神聖な祈りの場にふさわしい。
クトゥブミナールもばっちり見える
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私が「さて、どうしたものか…」と立ち止まっていると、i-podを持った
現代風の若者が二人やってきて、私に手本を見せてくれた。
まず聖水をすくって、瞼・両胸・髪につけ、額に色粉でビンディーをつける。もたもたしていると、おにいちゃんが指でビンディーをつけてくれた。インドの人は鼻も高く彫りも深いので、ピンポイントでビンディーの位置もわかりやすいけど、私は扁平な顔で眉間が広すぎてどこにつければ良いのか判らないのよ…トホホ(涙)

お兄ちゃん達は御供え物をして、手を合わせてお経のような言葉を呟きながら、座禅像の回りを3周する。途中左右の小さな像の足元を触れていく。インドでは敬意を払うとき、相手の足元に触れるらしい。
私も家族の安全・健康を祈りながら見よう見真似で3周する。

さぁ、皆さんもご一緒にイメージしてみましょう!
①まず聖水を手に取り、瞼・胸・髪に
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②赤い色粉を額につけ(右の小さなボールに入っています)
③お供え物のお米を手に取り、祭壇へ
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④裸身座禅像の回りを3周
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⑤途中、横の神様の足元にも手を振れて、敬意を払いましょう
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この今時の若者風お兄ちゃん達が、真面目にお祈りをし、外国人の私にまで親切に教えてくれ、インドには本当に信仰が生活の一部として根付いているのだなぁ、と感じた。そしてジャイナ教に対して親近感も沸いた。お礼にお兄ちゃんたちを撮影。
s-DSCN4908.jpg


すっかり晴々した穏やかな気持ちになって丘を降りる。そして向かうは
お土産屋さん。記念にジャイナ教のお守り札と絵本を購入。
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宗教色の薄い日本では、特に知る機会の少ないインドの宗教。
ヒンドゥー教、イスラム教、シーク教、ジャイナ教など。
ちょっとでも覗いて見ると、とっつき難いイメージもなくなる。
せっかくインドにいるんだし、宗教に関しても、本の知識を生きた体験にしていけたらな、と思う。

追伸 改行のやりかたがいまいち分からないので、変な箇所で改行されて読みづらくてすみません。はやくマスターしますので、お許しを…








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[2006/10/08 05:04] | デリー観光 | トラックバック(0) | コメント(2)
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コメント

なんちゃってヒンドゥー教徒に、なんちゃってジャイナ教徒・・・。
まさしくクリスマスを祝った一週間後に神社に初詣に行く日本人を
地でいってるわね~。
右に同じですが。
でもインドってさ、仏教が生まれたところでしょ?
なんでその仏教が広まらなかったんだろ~ね?
これも仏教で言うところの、何かの因縁?
でもジャイナ教徒数、総人口の0.4%でも423万人!
妙なところで感心しました。
[2006/10/08 22:47] URL | みゆき #- [ 編集 ]
インド仏教
みゆきさんの仰るとおり、仏教はインドで生まれたんですが、
全盛期は紀元前3世紀から紀元後2世紀まで。その後はヒンドゥー教におされ
仏教の勢力は衰え、さらにイスラム教徒の侵入で衰退。そして他のアジア諸国へと
広がっていったそうです。

ふー、難しいですなぁ。世界史、もっと真面目にやっとけば良かったわ~。
何と言っても、カタカナが苦手なので覚えられないのよね…(苦笑)
[2006/10/09 01:32] URL | aranyos #- [ 編集 ]
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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