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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
インドのお客様
インドの人に限らず、宗教の戒律を守っている人達にとっては、海外での食生活はなかなか難しいようだ。
「ベジタリアン」・「ノンベジタリアン」の食品区別をきちんと表示している国の方が少ないと思うのだけど、日本でもやはりこれらの表示区別はされていない。

夫A-さんのインドでの元同僚が出張で来日した。
日本の一般家庭を見る機会もそうないだろうし、是非日本小市民体験をして頂こうと、我が家にご招待した。

さて、頭を悩ませたのは食事。
インド人のお客様はお二人ともベジタリアンとのこと。しかも、肉だけでなく、卵も食べないピュア・ベジタリアンである。
肉なしのお好み焼きにしようか?、と思ったが、お好み焼きソースを見ると「肉エキス」とある。駄目だ…
ポテトサラダにしようか?あぁ、マヨネーズは卵使っているよ…駄目だ。

宗教上の理由で特定のものを口にしない人には、やはり誠意を持って接するべきであり、コソッと肉エキス入りのものを使ってしまおうか、とは決して思えない。
インド料理のベジタリアンものを作っても、きっと「なんちゃって」でしか有り得ないので、とてもじゃないけどお出しできないし、やっぱり日本の家庭料理である和食を召し上がって頂こう、と筑前煮やおにぎり、焼き茄子、野菜のおひたし、お味噌汁を作ることにした。

話を聞くと、日本語の表記も読めないので、原材料に肉類が含まれていても分からないし、知らないうちに食べてしまって戒律を犯したくない、との気持ちから、日本に来て、一度も外食で和食を食べたことがないのだそうだ。
「じゃ、毎日何を食べているの?」と聞くと、「インドから持ってきたベジタリアン用のレトルトカレーやインドのヌードル」とのこと。

テーブルに食事を並べて、一つ一つ何が入っているのか、肉類は一切使用していないこと、安心して食べて良いこと、を伝えた。若いインド人青年達は白い歯を見せてにっこり笑い、安心したように料理を食べ始めた。
「美味しい~!」「これは何の味付けですか?」「日本食、初めて食べました。食べられて良かった。嬉しい!」
と一口一口に嬉しい感想を述べてくれ、慣れない手つきではあるけれど、一生懸命箸を使って食べていた。

食後、子供達と一緒に花火タイム。
インドで花火と言えば、結婚式の定番である打ち上げ花火や騒々しいロケット花火や爆竹、ネズミ花火など。繊細で小さな火の玉が今にも落ちそうに震える、儚げな線香花火なんてないんじゃないだろうか。
「日本の繊細な花火を楽しんで!」「インドじゃ花火はディワリの風物詩だけど、日本では夏の夜の家族団らんのイメージだよ。」などと説明する。
子供達とキャーキャー、ワイワイ言いながら、手持ち花火を眺める姿はとても純粋だった。
DSC07950_20110703021126.jpg

花火も終わり、ちょっとデザートタイム。
日本を感じて貰おうと、和菓子を用意しお抹茶を点てた。
「お茶碗を右手でとって、左手の掌に載せて、少しずつ回すんだよ。」とやってみせると、二人とも恐る恐る大きな手で小さなお茶碗を回している。
桜餅と水まんじゅうを出したのだけど、水まんじゅうが特にお気に召したらしく、「こんなに美味しいお菓子は初めて食べた!!」「素晴らしい!」と大興奮。

「甘いお菓子を食べた後に苦いお抹茶を頂くと、口の中でさっきの甘さがより感じられ、またお茶の香りや深みが引き立つんだよ。」と言うと、「ホントだ!!」と目を丸くして驚き、お茶を口に含んでは味わって納得している。
「これは絶対にお土産に買って帰りたいです!」とまでにお抹茶を気に入り、少しでも日本を好きになって貰えたようで私も凄く嬉しかった。

何だか別れも惜しくて色々な話しをした。
インド映画界の好きな俳優、結婚、日本の印象、お土産に持って帰りたいものリスト、最近のインドゴシップなど等…。楽しい夕食会だった。

意外だったのは、インドであれほど何の衒いもなくインドの人達と普通に接して英語でも話していた子供達が、今回は恥ずかしがってあまり会話にも加わらず、借りてきた猫のようだったこと。
これもまた成長の一環なんだろうけど…。

インドの人達と久しぶりに一緒に過ごして、「あぁ、やっぱり私はインドが好きだなぁ。」と再認識した。インドに限らず、こうやって、色んな国の人と個人的にお付き合いをして、その人柄に触れ、その人の背景にある文化を感じ、その国を好きになる。

別れ際、「来日の際は、いつでも我が家にご飯食べに遊びに来てね!」と話した。
残りの日本滞在期間、彼らが良い経験をし、素敵な思い出を沢山作れますように…。
DSC07953_20110703021126.jpg


最後に、今日のゴシップ話の中で得た新情報。
アイシュワリヤー・ラーイがご懐妊とのこと。
ソース顔(この表現も死語?)どころか、めちゃめちゃ濃い~マサラテイストなハンサム顔のアビシェーク・バッチャンと世界一の美女と言われるアイシュワリヤーの子供なんて、きっともの凄く美形に違いない!!
あぁ、そのご懐妊フィーバーを現地で感じたかった…(涙)


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[2011/07/03 02:12] | 日記 | トラックバック(1) | コメント(18)
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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