![]() 毎回、一時帰国時の楽しみの一つに「本屋で長居&大量購入」がある。インターネットで書籍も注文できる時代ではあるけれど、やはり、自分の目で、どんな本があるのか、パラパラとページをめくりながら「おっ、これ面白そう!」とか、「この本の料理なら、ズボラな私にでも作りやすいかも…」「あっ、この小説、学生時代に読んで泣いたなぁ。もう一回読んでみよう。」などと思いながら、書籍のジャンルごとに練り歩くのも楽しい。
子供たちも同様で、好きな時に気に入った本を買うことが出来ない環境にいるので、日本で本屋に行けば、ひたすら黙々と本を貪り読み没頭している鉄男とチーコ。そして、「これ買って!」と両手に本をズッシリ抱えて親のところに持ってくる。 我が家では、子供たちが好きなだけ本を買えるように、お年玉や何かのお小遣いは、現金ではなく図書カードを渡すことにしている。なので、お金持ちでは無いけれど、やたら図書カードを持っている我が子たち(笑) 一応、どんな本を選んでいるのかチェックして、たまに「え~っ、こんな本、一回読んだらもう飽きてお終いやで。そんなんは図書館とかで借りて読んだら??」「これ、『読む』為じゃなくて、付録が欲しいだけやろ、アカン。」などと却下するものの、親の許可が出れば、本と図書カードを持って自分でレジで支払いをさせる。これも貴重な買い物体験。 それにしても、今回の一時帰国時に驚いたのが、本屋と喫茶店が提携し、購入前の本であっても喫茶店で読むことが出来たり、立ち読みしながら喫茶店の飲食物を食べることが出来る、というシステムを導入している本屋&喫茶店が地元に出来ていたこと…。それはそれで便利だろうけど、個人的には、図書館ではないのだし、本はきちんと購入してから読むべきであって、飲み食いしながら購入前の本を汚しでもしたらどうするんだろう…?、「責任感」が薄れるんじゃないのか…?、なんて心配をしてしまう。 日本へ帰る度に、色々な新アイデアが商品化されていることに驚く。 おっと、前置きが長くなってしまいました…(汗) 子供たちはそんな感じで本を選び、活字中毒である私も、好きな本をここぞとばかりに買い漁って参りました。その中でも、驚いたのがインドのガイドブック。 数ある旅行ガイドブックでも、やはり旅先がヨーロッパやアジアリゾートなどが多い中、インドはなかなかハードシップが高いのか、『インドでお買い物!』『インドに留学』『インドに永住』などという本にはお目にかからない…(汗)そんな中、「インド=女子のプチ冒険」と唄うガイドブックが出ていた。 『aruco インド』「地球の歩き方」出版 。 ![]() ちなみに、最近日本では「プチ」という言葉が流行っているようで(ホンマ?)、どう頭をひねっても理解できない新出単語も多いので困っている… 例えば「プチプラ」…プチ・プラチナ?プチ・プラスチック?プチ・プライド?…何なんでしょう(汗) 「インドプチ冒険」の本の中身はこんな感じで、インド在住の私たちが普段利用するようなローカルマーケットや、ちょっとお洒落なお買い物スポットが紹介されている。 ![]() レストランも「よくココまで調べたなぁ~」と在住者も唸るようなセレクトで、ローカルフードから、隠れ家的お洒落なレストランまで網羅されているのだ。 また、在住者ならではな視点で見させてもらえば、「なるほど、こういうインド物がお土産に喜ばれるのか、フムフム。」とか、「今日本ではこういうものを『可愛い』と定義するのだな、メモメモ。」などと、一時帰国時のお土産選びの参考にさせていただいている(笑) ![]() 「インド旅行=バックパッカー」という時代から、「普通の女子が楽しめるインド」に移り変わりつつあるのかも…、とこの本を見ながら思った。 同じくそんな風に感じて、前回ご紹介したこちらの本もお勧め。 → 『ガールズインディア』若山ゆりこ著 日本人にとって、インドのイメージが良くなってきていることは素直に嬉しい。インドに住んでみて早4年。飽きるどころか、日々まだまだ新鮮な驚きがあったり、ますます好感を覚えたり、はたまた「こんなん有り得んっ!」と未だに憤慨してみたり…(笑) 一辺倒では語れないインドの様々な魅力を、ありのままに伝えてくれる本が、じゃんじゃん世に出ることを祈っています。 そして私も、非力ながら、インド生活の魅力を少しでも多く伝え、インドへのハードルを低くし、インド駐在予定の方には、インド赴任の不安を楽しみに換えてもらえるよう努力していきたいと思っています。 いつまで続くか分かりませんが(笑)、今後ともよろしくお付き合いくださいませ…。 スポンサーサイト
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![]() 一年生になったチーコ。勉強机に座るも、小さくて軽いチーコの体には、既存の椅子は大きすぎてズレ落ちてしまう…。なので、チーコ用にガスで上下調節できる勉強椅子を買ってあげることにした。
南デリーはムニルカマーケットへ。ローカルマーケットで、シルバー製品から台所用品、寝具、家具、衣類と何でも揃う便利なマーケットであり、私のお気に入り。 4年前、同じようなガスの上下調節可能な椅子を鉄男用に購入した時は、定価700ルピー(当時のレートでは「×3」で2100円)だったのを値切って500ルピー(当時約1500円)でゲットしたのに、今回は1500ルピー(現在のレートでは「×2」で3000円)まで値上がりしていた!!4年の歳月は長い…。 家具屋さんの倉庫に連れて行ってもらい、私が交渉すると値段が下がらないので、運転手のロバートさんに一任して、ウロウロと倉庫探検する母子3人…(笑) 「この棚、鍵穴が隠れるようになってるよ~」と言いながら、買いもしないのに金庫棚の鍵穴チェックに余念が無いチーコとピー助。 ![]() 結局、私たちが遊んでいる間に、定価1500ルピーのところを1200まではロバートさんが交渉してくれ、後は私が「う~ん、もう一声!1000にして!!」と更に交渉。「駄目だよ、それじゃロスが大きいよ…」「そうか、分かった…じゃぁ、別のお店で探すよ。」と言いながら踵を返し店を出て行く、という白々しい演技をして、「分かった、マダム!!じゃぁ、1000で良いよ!」。やった!作戦成功(笑) 無事、希望の価格でゲットしたチーコの回転椅子。店先で戦利品(?)に座ってご満悦のチーコ。どんな足場の悪いローカルマーケットだって、ガッチリ体型のロバートさんに抱っこされて余裕のピー助。 ![]() それにしても、ムニルカマーケット、以前はいつ行っても活気溢れ、人でごった返していたのに、今では寂しい感じ…。その理由は、高架が完成し、マーケット前の通行量も減り、お客さんが遠のいてしまったからだろう…。 ムニルカマーケットと、右頭上に見える高架。 ![]() 渋滞が解消され、便利になったのは良いけど、こうして活気あるローカルマーケットが寂れていく様子は淋しいものだ…。 じゃんじゃん乱立する大型ショッピングモール。それと同時に、淘汰されていくローカルマーケット…。 便利になり物は溢れ、選択肢も増えて嬉しい反面、それでも、インドらしさが無くなってしまわない様に願うのは身勝手なのだろうか…。 4年前、むせ返るような人いきれに包まれながら、ドキドキ・ワクワクの興奮と共に歩き回ったムニルカマーケットの喧騒が懐かしい… その当時の日記はこちらからどうぞ。 ![]() |
![]() 4・5月は気温が日々うなぎ上りする時期。今年は早くも40度を越えたりと、気温上昇速度が早い!(汗)でも、この暑さもまだまだ序の口…
本格的な猛暑が来る前に、今のうちに子供を外で思い切り遊ばせてやりたい、と思う。インドに暮らす者にとっては、子供を安心して遊ばせられて、且つ大人も楽しめる安全な場所、はとても貴重な存在。 そんな貴重な場所をシリーズでご紹介しようと思います! 第一弾は、「デリーからちょっと離れて、気分転換」がテーマ。 デリーより車で1時間半ほどナショナルハイウェイ(NH8)をジャイプール方面へ走るだけで、日常とはまた違ったインドを楽しめる場所がある。お子様連れで是非どうぞ、というのが、BESTWESTERN RESORTである。 実はココ、鉄男が去年、日本人学校の宿泊学習で泊まった施設なんだけど、あまりに面白かったらしく、「また行きたい!!」と言うので、家族でも泊まりに行ったのだ。宿泊学習は3・4年生の課外活動の一つで、異年齢の混じるグループでリクレーションや、キャンプファイアー、そして野外でカレー作りをしたりととても楽しい、子供が毎年楽しみにしている行事である。 まずは行き方。ここまでの道中も面白い。 ナショナルハイウェイの幹線道路から外れて、村落の中を潜り抜けるようにガタガタでこぼこ道を走る。 「本当にこんな辺鄙な場所の先に、リゾートと名の付くような宿泊施設があるのか?!」と疑いたくなるようなこと間違いなし(笑) 運転手さんに、地元の人に道を尋ねてもらいながら進むのが確実。 「○○を▲メートル直進し、△で右折」などとは道案内してくれないインドの人たち。「あっち」「こっち」が道案内の定番…(笑) ![]() 車代わりに、普通にラクダに乗っている人とスレスレですれ違ったり… ![]() かと思えば、今度は牛車とすれ違ったり。 ![]() 牛糞を捏ねて作った燃料を乾燥させている。それらを保管する為の牛糞小屋もあちこちにある。そんなインドのエコ事情を子供に教えながら車は進む。 ![]() 超ローカルなインドの田舎風景を見ながら進むと、さぁ到着。 広大な敷地の中に様々なタイプのコテージが点在し、よく手入れされた芝生の広場は、子供たちが走り回るのにもってこい。 ![]() ![]() ブーゲンビリアの花が咲き誇るコテージ。 ![]() コテージ内の作りは、キッチン・ベッドルーム・リビング・バスとなっており、家族5人でも広々と使える快適さ。 ![]() ![]() ![]() コテージから本館の方へ散歩していくと、パチモン(偽)・ミッキーのプレイランドがあって、ブランコ・シーソー・ジャングルジム・ミニ鉄道…と、たっぷり遊べる。 ![]() ![]() またウサギやモルモットの飼育小屋もあって、動物大好きなチーコは大喜び。周りの草を摘んでは食べさせたり、モグモグと食べる様子を愛おしそうに眺めたり、と飽きることなく飼育小屋に張り付いていた。 ![]() テニスコートもあり、テニスやバドミントンのセットも貸し出してくれる。 ![]() アクティビティーでは、馬・ラクダ・ヤギに乗って、敷地内をぐるりと一周したりもできる。 ![]() あちこちの大木にハンモックが揺れていて、子供たちも大喜び。 ![]() 大人用・子供用とそれぞれにプールもある。 ![]() 子供用には滑り台があり、これまた楽しめる。 ![]() 子供たちは3人でキャーキャー言いながら、はしゃいだり潜ったりと大忙しである。 ![]() プールで遊び疲れた後は、アフタヌーンティーの時間。英国式ではないけれど、インド式にサモサ(マサラ味のジャガイモが入った三角の軽食)やパコラ(スパイシーな衣の揚げ物)をムシャムシャ。 程よく疲れた体には、チャイの甘さとスナックの塩辛さ加減がスーッと染み渡って美味しい。 ![]() チーコもハイビスカスを簪にご機嫌。 ![]() 夫A-さんは土曜も出勤日なので、先に母子だけ到着して散々遊び、父は仕事を終えて合流する、という形をとった。夫A-さんの到着後、これまたインディア~ン・ナイトな夜のイベントを体験。 続きはまた次回…。 《情報として…》 BESTWESTERN RESORT ナショナルハイウェイNH8をデリーより約1時間半ジャイプール方面へ。 宿泊、朝食・昼食・アフタヌーンティー・夕食の4食、アクティビティーも全て込みの値段設定。 詳しくはこちらからどうぞ。 →BESTWESTERN RESORT ![]() |
![]() 「チーコの幼稚園入園頃には、とっくに日本に本帰国しているだろう。」と当初予定されていた我が家のインド赴任。ところがどっこい!!幼稚園入園どころか、とうとう小学校入学までインドで果たしてしまっているではないか…(汗)しかも、3人目までインドで生んでるし…(笑)
まぁ、「結果(まだ終わっていないけど…)良ければ全て良し」と考える性分なので、何も文句は無いのだけれど… というわけで、今春、チーコがニューデリー日本人学校にピカピカの一年生としてめでたく入学しました。 小さな体には不釣合いな大きなランドセルを背負い、キラキラ眩しいお姉さん姿のチーコ。日頃の言動には、「果たして小学生活、ちゃんと送っていけるのか??」という不安は否めないものの、希望とやる気に溢れる我が子の姿は嬉しいものである。 ![]() インドと日本の両国旗が仲良く並んだ舞台。インド国歌演奏を聞き、「君が代」を厳粛な気持ちで斉唱する。 ![]() 3年前の鉄男の入学式では、インド国歌を聴いただけで、「あぁ、インドで入学式を経験できるなんて、素晴らしいことだ!」と涙が溢れたものだ…。ところが、今回二人目の入学となると、余裕があるからか、要らぬところに目が行ってしまうのが困りモノ…。「あっ!せっかく貰った入学許可証、靴で踏んでるやんか…(汗)」「靴脱いで足ブラブラさせちゃって、もう~!!(怒)」等など…。 慣れとは恐ろしいものである…(汗) 兼ねてから、ニューデリー日本人学校では「1クラスの人数が30人を超えたら、クラスを分ける」と決まっていたのだけれど、私たちのインド生活4年の間にも、今まで何度かその瀬戸際は経験していたが、実行には至っていなかった。 ところが、2000年のミレニアム&2001年の新世紀ベビー世代の鉄男たち。 インド経済発展も右上がりで日本企業の進出も著しい中、転入生数も増え、とうとうこの春、クラス分けが実行されることとなった。 4年1組、2組と分かれた4年生。 ![]() ニューデリー日本人学校設立47年目の歴史はじまって以来、初の1学年複数学級の誕生である。 今までずっと持ち上がり状態で仲良くやってきたお友達と離れてしまったり、また同じクラスになったり…。日本では当たり前の複数学級だけど、親も子供も今回の決定には正直なところ動揺してしまった(汗) でも、順応性の高い子供たち、そして、密な関係にある保護者たち。きっと上手くやっていけるだろうな、と安心もしている。 入学式を終え、夜子供たちが寝静まった後に、早速持ち帰った年間行事予定を手帳に書き写す。毎年、手帳に行事予定を書き込みながら、「運動会、出られるかな…?本帰国してるかも?!」「あぁ、2月の学習発表会の時期はもう日本なのかな…」なんて思いながら4年間過ごしてきたわけだけど、今年もそう思いながら書き込んだ(汗)一体どうなることやら…?? ![]() とにもかくにも、それぞれの行事が全て楽しく、学校&保護者&日本人会のチームワークが見事なニューデリー日本人学校。子供たちをこの素晴らしい環境の学校で、通年過ごさせてやりたい、と思う気持ちも強い。 ところで、「予定は未定」。学校行事に関わらず、私生活も含め、書き込んだ予定が変更になることは多々あること。そんな時、手帳に記入した予定を塗りつぶしたり、線引きしたりしていると、手帳も見難くなってしまう。 ところが!!!「消せるボールペン」があるのです。数年前に販売されてからというもの、私も夫A-さんも愛用している「消せるボールペン」。凄く便利でお勧め! 詳しくはこちらからどうぞ!→PILOT社のFRIXION 書き込んだ予定が変更になろうが、スイスイと消して書きなおせるし、見た目も美しい。 また、外出中に子供が「落書きしたい!」と騒いでも、涼しい顔で手帳と消せるボールペンを渡せば、子供も喜んで書きなぐれるし、親も子供が忘れた頃に消し消し…(笑)わざわざお絵かき帳を持ち歩かなくても良いのが嬉しい。 黒・赤の「あ」が斜線で消されている様子、わかります?? ![]() 但し、この消せるボールペン。摩擦熱により消える仕組みなので、宛名書きや擦れて消えると困る文書などの記入には不向き。60度くらいでインクが無色になるので、高温下では気をつけなければならない。 早くも気温40度を超えたインド。今年は記録的な猛暑になると予想されているらしい…。まさか消せるボールペンが、気温で消えてしまうような事態にはならないことを祈る…(汗) あれっ?入学式の話のはずがボールペンの話で終わっている… いつもながら、支離滅裂な文章ですみません…(涙) ![]() |
![]() 4月初旬と言うのに、既に気温38度越えのインド…。夜寝る時も、まだクーラーはつけなくても我慢できるものの、天井のファンはガンガン回さないと、暑くて寝苦しい思いをする。
そんな中、我が家の子供たちは甚平が好きで、風呂上りには必ず甚平を着たがる。 「4月の夏になる前に急がねば!」と思って、我が家の御用達テーラーのナシームおじさんに2月にお願いしていた甚平作り。 今回は、東アフリカ独特の布である「カンガ」を用いて、子供用甚平を3枚作ってもらった。「カンガ」にはスワヒリ語の諺がプリントされているのが特徴で、そのままラップスカートとして巻きつけたり、おんぶ紐のスリングのように使ったり…、と用途は様々。 (「カンガ」についてはこちらからどうぞ。) 今回作ってもらった甚平。大・中・小と鉄男・チーコ・ピー助用である。 ![]() チーコ用には、ちょっとガールテイストも効かせて、裾をフリルにしてみたり…。失敗することも多いけど、自分なりにデザインを工夫できるのも楽しい。 ![]() 4年前、ナシームおじさんにとっては、見るのは勿論、作るなんて全く初めてである日本の浴衣作りを布の裁断の仕方からアドバイスしながら作ってもらった。それからというもの、サリー布で着物を作ってもらったり、帯や甚平も作ってもらったりと、和装作りは、私の依頼だけでも20枚は超えている。 インドの職人さんの飲み込みの早さ・器用さは、本当に素晴らしい!!改めてインドの職人技、万歳! 今年はどんな浴衣を作ってもらおうか、今から思案中である…(笑) ナシームおじさんの作品についての過去日記はこちらからどうぞ! →サリーのリフォーム →ナシームおじさん万歳! →インド綿で浴衣 →お茶会 みなさんも、涼しそうなお気に入りの布を見つけて、インド布で浴衣・甚平作りは如何??今年の夏祭りは、インド製和装で盆踊りに決まり!! ![]() |
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