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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
ご馳走?!
お手伝いさんがお休みの日や、家族だけでまったりのんびりダラダラと過ごしている日など、ご飯を作る気が起きないときがある。そんな時、「何食べた~い??」と聞くと、ほぼ必ずと言って良いほど返ってくる応え…。「カップラーメン!!!」

我が家では、カップラーメンは「貴重品」且つ「ご馳走」である。もちろん日本からの物なので、在庫を確認しながらチビチビと大切に食べている。
日本に住んでいれば、いつでも何でもすぐに手に入るので選り取り見取りだけど、インドで暮らしているとそうはいかない。
カップラーメンも一人一つなんて贅沢はありえない。幸い(?!)、子供たちもまだ小さくてそんなに食べないので、5人で3カップなどとケチケチして、現代版「一杯の掛蕎麦」もとい、「一杯のカップラーメン」状態である…(笑)

「どれにする~??」
「チーちゃん、UFO!」
「僕はラ王!」
「お父さん、シーフードヌードル~!」
それぞれにメインを選んだ後は、みんなで廻し食べ。
「うん、これも美味しいね~」
「ニーニー、こっちも美味しいよ、食べる?」
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たかがカップラーメン、されどカップラーメン。
我が家では、カップラーメンは日本の味を懐かしむ家族団欒の味(大袈裟?!)でもあるのだ。

さぁ、今日から恒例の春休み一時帰国。
歯科・耳鼻科・皮膚科・小児科・婦人科などの病院巡りと、それぞれの実家と自宅のある3都市を巡る旅。
短期間だけど、カップラーメン以外のご馳走をたらふく食べるぞ~!!!!!
エイ・エイ・オ~ッ!

…というわけで、しばらく更新が滞ります。
チーコの入学準備&買出しを万全にして、また4月に戻ってきますので、それまで暫しの間、皆様ごきげんよう~!
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[2010/03/23 09:16] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(2)
いやぁ~ん
インド生まれの我が家の末っ子ピー助。早いもので、もう来月で2歳になろうとしている。
最近のピー助の成長には目を見張るものがある。特に言語面。人が発した言葉をオーム返ししては、次回からは的確にその習得単語を使うことが出来るのだ。

言語を専門としていた私としては、人間は如何にしてゼロから言語を習得していくのか、という過程をじっくり観察できて興味深いと共に、我が子の日々増えるボキャブラリーにワクワクし、目が、いや、耳が離せず、初めての一言を聞き漏らさないように必死である(笑)

最初に単語らしき発話をしたのが半年ほど前。「ノン(嫌だ)」「パン(ケーキやパン類)」「ワンワン(生物全般を指す)」「ダッチュ(抱っこ)」「ガッコ(学校)」から始まって、今では「チーコ」「ニーニー(お兄ちゃん)」「ママ」「ロバー(運転手のロバートさん)」と日々単語が増える毎日。

最近では文を話すようになり、「ニーニー ガッコ」「チーコ エンエン(チーコが泣いている)」など2語文になったかと思えば「ママ もう いや!」とたまに3語文になることも…(笑)

インドにいるからこその言語発達も勿論あり、ロバートさんが面白がって教えた"Mama'd gone"(お母さん行っちゃったよ)もお気に入りのフレーズのようで、母が目の前に居ようともやたらと"Mama'd gone"を連発する…(汗)

日本で育っていれば、車は「ブーブー」になっていたのだろうけど、ピー助は「ビービー」と言う。クラクションが「ビービー!ビービー!」鳴り止まないインド。擬音語を的確に捉える幼児の言語能力に感嘆するばかりである…。
今日も「ビービー!」とクラクションが鳴り響く中、「ビービー! バート(車 ロバートさん)」と言いながらご機嫌なピー助。
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家族の名前に関しては、最初に覚えたのが「チーコ」。その次が「ママ」そして「ニーニ(お兄ちゃん)」だった。なかなか父に関する呼び名が出てこなかったので、やたらと自分を「パパ」「お父さん」とアピールする日々が続いていた夫A-さん。
ピー助にとっては、チーコが一番身近な存在なのかも。ご飯を食べさせてくれたり、同じ目線で遊んでくれたり。大好きな存在であることは間違いない。
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家の中では「お父さん」「A-さん」としか呼ばれていない夫A-さん。にも関わらず、ある日突然ピー助が「A-ちゃん」と呼び始めた!!もうそれからは、何をするにも「A-ちゃん!」である。抱っこ・オムツ交換・入浴・食事・DVDの再生…。夫A-さんは、もうとろけんばかりに「はい は~い(笑)」とピー助に従っている。
「A-ちゃん、ダッチュ!」「はい は~い!」全て言いなりである…(笑)
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誰が教えたのか不明な単語がある。それは「いやぁ~ん」…(汗)
ちょっと露出の高いモデルさんが表紙の雑誌を見れば「いやぁ~ん」
私が着替えていると「いやぁ~ん」と言って、素肌をサワサワと撫でる…
ぬいぐるみの服を脱がせて「いやぁ~ん」

「A-さんが教えたんやろっ(怒)!!」「違うよ、お母さんだよね、ピーちゃん」
夫A-さんと罪の擦り付け合いである…(汗)それにしても、一体どこで覚えたのか???

先日、台所からピー助の「いやぁ~ん」が聞こえてきた。やたらと「いやぁ~ん」を連発しており、台所だし何か間違った使い方をしているに違いない、と母はしばらく放っておいたのが間違いだった…。
ふと嫌な予感がして台所に行ってみると…
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ピー助が、食べもしないのにバナナを何本も剝いている…
「いやぁ~ん」と言いながら楽しそうに…
思わず、「コラッ!!」と怒る前に笑ってしまった。確かに「いやぁ~ん」かもね…(笑)
お陰で、その日のおやつはバナナケーキになりました…。


****《近況報告》*******

チーコが幼稚園を卒園しました。
2歳でインドに来たチーコ。日本語も話せない状態で来て、3年間、現地プレスクールで過ごし、英語・ヒンディー語・日本語がチャンポンになり、日本の童謡よりも英語の歌を口ずさんでいたチーコ。

今年1年間、日本人学校付属幼稚園で過ごすうちに、日本の四季折々の歌を覚え、お雛様や兜も折り紙で折ることが出来るようになり、本当に大きな成長を感じることの出来たこの1年。
先生方、お友達、保護者の皆様の温かいご支援のお陰で、卒園の日を迎えることができました。
本当にありがとうございました。4月からはピカピカの一年生!これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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[2010/03/21 23:57] | 子育て | トラックバック(0) | コメント(12)
お腹の健康に!!
インドと言うと「お腹を壊す」イメージが強いらしい…。確かに、インドに来ると多くの人が「ウェルカムシャワー」と皮肉って表現される「下痢」の洗礼を受けるようだ。
でも、インドで生活して丸4年になろうとしている私、この「ウェルカムシャワー」は未だ一度も訪れない…。歓迎されていないのか??

いや、実は私、「快眠快○」の○部分が、本当に滅多に無いほどの便秘症でして…。
せっせと便秘薬を飲む私を見ながら、「そんな薬を飲むよりも、インドの水道水飲んだら即効効くのに…(笑)」なんて冗談とも本気ともとれることを毒づく夫A-さん…(汗)
「確かにその通りかも…」とは思うんだけど、時によっては、麦茶のように色づくこともある水道水…。お腹の頑丈な私でも、下痢だけでは済まないような気もして流石にちょっと頂けない…(汗)

そんな時に現れた救世主は、生きたまま腸に届く乳酸菌入りのヤクルトだった。会社のヤクルトさんがインド進出してこられ、インドでもヤクルトが飲めるようになったのは2年ほど前。(その時の衝撃の日記はこちらからどうぞ)

それ以来、我が家はヤクルトの大量購入を日々繰り返し、毎日グビグビと飲んでいる。
「快○」とはいかないまでも、何とか苦しまずに過ごせるようになったものの、やはりまだまだ不要物の腸内貯蓄は続いていた…(涙)

そんなある日、またまた更なる救世主が現れたのだ!
インドの国営乳製品販売、MOTHER DAIRYからの新商品、プロバイオティック・ラッシー!!
ビフィズス菌が生きたまま大腸内に届き、しかも程よい甘さ加減とさっぱり酸味が清々しいラッシー仕立て。
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今では毎朝、このプロバイオティック・ラッシーとヤクルトをセットで飲んでいる我が家。ヤクルト菌とビフィズス菌のお陰で、私の頑固なお腹も調子良く機能してくれ、夢のような「快○」生活が送れている。
本当に有り難いことです…(涙)
ヤクルト&プロバイオティック・ラッシーのお腹快適最強コンビ!!
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「皆さん、プロバイオティック・ラッシーもお勧めでっせ~」(次期「怪しいセールスマン」のピー助談)
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ちなみに、自宅でも簡単にラッシーを作ることが出来るので、是非お試しを!

《aranyos流 超ズボラ・ラッシーの作り方》
カップで売られているヨーグルトの中身を全部ミキサーに入れる。
①のヨーグルトと同量の水を入れる。(①の容器を使うと楽チン簡単)
お好みで砂糖を加える。我が家はバリエーションで、イチゴやレモンのシロップ、マンゴーやブルーベリージャムなどを加え、「イチゴラッシー」「レモンラッシー」「マンゴーラッシー」「ブルーベリーラッシー」と色々楽しんでいる。
氷を加えて、ミキサーのスイッチオン。ヨーグルトのダマダマ感がなくなってサラリとしたら出来上がり。

ヨーグルトは疲労回復に良いそうだし、既に暑く(熱く?!)なってきたインドで過ごすには、まさにラッシーはピッタリ!ラッシーを飲んで、爽やかにインドの暑さを乗り切りましょう!


《もう一つオマケ情報…》

MOTHER DAIRYのアイスクリームはかなりお勧め!!!
合成着色料でピンクピンクしたイチゴアイスなどとは違って、イチゴの自然な甘みと爽やかなバニラテイストがベストマッチングなイチゴアイスを始め、濃厚なマンゴーの味が堪能できるマンゴーアイス、香り豊かなライチがゴロゴロ入ったライチアイス、そしてインドの伝統的なサフラン入りアイスまで。
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レディー○○デンやハー○○ダッツなどの高価な輸入アイスでなくても、1キロたっぷりで270Rsの美味しい物があるのです。こちらも是非お試しあれ~!!

さぁ、お近くのMOTHER DAIRYのスタンドへ走りましょう!!(笑)
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[2010/03/19 23:46] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(4)
変身!?
ちょっと思い付いたアイデアを実行して、それが見事バッチリ満足な結果になると、そりゃぁ、もう嬉しいですよね!インド生活、ちょくちょくそんな「ご褒美」のような出来事があるので、辛いことがあっても続けられるのかも(笑)

何のことかと言うと、インドはオーダー天国。
ローカルマーケットの軒先でカタカタと足踏みミシンで作業するテーラーさんが、ただの1枚の布から、希望通りに素晴らしい物を作り出してくれるのだ。そんな我侭オーダーメイドにも関わらず、お値段は驚くほど安いのがこれまた有り難い。

首は1本しかないのに、私はやはためったら「襟巻き」が好きである。スカーフ・ストール・ショール・マフラー等など、巻物大好き。
先日、ジャイプールのブロックプリント工房にてドゥパタ(ヒンディー語で「ショール」の意味)の元となる布を2枚購入。
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でも、今回は襟巻きにするためではなく、別物を作ることを閃いた。
それはこちら!!ジャジャ~ン♪
カーテンです!
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カーテン、と言うよりは「暖簾」といった方が相応しい形かもしれないけど…。
布に縫い付けた紐を突っ張り棒に結びつけるだけ。
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ドゥパタの布は長さもたっぷりあるので、半分に切って使うと、ドゥパタ1枚からカーテンが2枚作れるのもお得感があるじゃないですか、奥さん!(笑)
しかも、幅には加工なしで、間口にもちょうど良いサイズっていうのが、またまた嬉しいじゃないですか、奥さん!(笑)
…出た、怪しいセールス口調(汗)


日本の自宅の明り取り窓に取り付けて、ヒラヒラとブロックプリントの模様が太陽に透ける様子を思い浮かべて、一人ニヤニヤ顔(怪しい…)
辞令も出ていないのに、最近やたらと「いつ帰っても後悔の無いように…」が口癖で、インドの現我が家用にではなく、日本の自宅用に色々と買ってしまう自分がいる(汗)

巻物天国のインド。可愛いドゥパタも沢山ある。ドゥパタ布で暖簾を作ると、これまたインドチックで素敵ですよ!お試しあれ!!

[2010/03/16 23:02] | 買い物 | トラックバック(0) | コメント(2)
ネパール旅行~3日目~
ネパール旅行最終日。前夜に雹が降ったことも考えると、「飛行機、きっと飛べないよなぁ…(涙)」とほぼ諦めかけていたマウンテン・フライト。早朝、目が覚めて部屋の窓から街を見ても、雲が街全体に低くかぶさっているような感じ…。
でも、一応子供たちも起こして6時にホテルロビーにてガイドのブッダさんと会う。
「今は曇っていて全く駄目なので、1~2時間待ちましょう。」とのこと。ガックリ肩を落とし、部屋に戻って二度寝する…(汗)

しばらくしてお腹が空き、バナナやビスケットを買いにホテルの周りを散策。静かな朝靄の中、カメラ小僧となり興味の沸く物を撮りまくる。
ネパール語の数字はアラビア数字とは異なり、初心者には文字なのか数字なのか、さっぱり分からない不思議で神秘的な感じを受ける。
例えば車のナンバープレート。右4つが数字。何番だか分かりますか??(笑)
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答)2289

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答)8163
該当車両の所有者の方、変なクイズ問題にしてしまってすみません…

部屋で好き好きにマフィンやバナナなどを食べた後は、オッパイを飲んで眠りこけるピー助や、TVを見ながら笑い転げる鉄男とチーコを尻目に、いつ出発しても良いようにスーツケースの荷造りに励む私と夫A-さん。
スーツケースにお土産や服などを詰め込み、帰り支度も整い、「あぁ、やっぱりマウンテン・フライトは無理だったね…。」と話していると、ロビーで待機してくれているブッダさんから電話が。
「今なら飛べそうです。急いで空港へ向かいましょう!」…ヤッタ~!!!(喜)


大急ぎで空港に向かうと、ホテルから見たのとは違って、空がスッキリしている。私たちと同じように、「今か、今か…」とマウンテン・フライトを心待ちしていた他の観光客達と顔を見合わせ、お互い「やっと飛べるね!」と声を掛け合い、ワクワク・ドキドキしながら小型飛行機に乗り込む。
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機内は定員12人ほどのこじんまりとした空間で、一人ひとりの座席横に窓が設けられている。
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何も期待していなかったけど(いや、失礼…)、意外にも機内サービスでキャンディーが配られ、離着陸時に耳を痛がらないように、とキャンディーを特別沢山くれたので子供たちもご機嫌(笑)
離陸して、いざヒマラヤ山脈へ向かう飛行機。眼下に広がるのはカトマンドゥの町並み。
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いよいよヒマラヤ山脈周辺を飛行。間近に見る「世界の屋根」は、白い雪がまぶしく、とても神々しい。
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飛行機内で貰ったヒマラヤ山脈の図を見ながら、山の形と見比べながら各々の山の名前と照らし合わせる。
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ちなみに、私の膝の上に横たわる縞々の毛糸タイツの足はピー助。離陸時にオッパイをあげていたら、すっかり眠り込んでしまい、起きたのは着陸後…(汗)

「あっ!!あそこに見えるのエベレストやで!!」
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(尾翼の左側に見える、はっきりとした三角形の山)

子供も大人も「凄いなぁ~。綺麗やなぁ~。凄いなぁ~。」と、ただただ同じ言葉をつぶやきながら世界最高峰の雄姿を眺める。
子供ながら、その凄さに関して何かしら感じるものがあるようで、鉄男はしきりに質問攻めしていた。
「エベレストって、富士山の何倍高いの???」
「エベレストまで普通に人間の足で登って行ったら、一体何カ月かかるんだろうね??」
「道もないのに、どうやってこんな凄い山を登れるんだろうね??絶対無理だよ!」
かなり興奮している様子…(笑)

無事、エベレストの姿を拝むことが出来て、飛行機が着陸した頃にピー助が何事もなかったかのように目覚めた…(笑)あぁピー助よ、いつか大きくなって、エベレストを見ることが出来ますように。
飛行機会社がお土産にくれた「ヒマラヤ山脈を見た」証明書。
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空港からホテルに戻り、ガイドのブッダさんと堅い握手を交わし、素晴らしい体験をさせてもらったことを深く感謝してお別れした。
ブッダさん、とても控えめな方で、感謝感激する私たちに対して、「いえいえ、ヒマラヤを見てもらえて良かったです。ネパールは素敵な国ですから、また是非来てくださいね。」と静かに微笑んでくれた。
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さて、インドに戻る飛行機の出発時間まで、残り3時間!慌ててホテルをチェックアウトして、スーツケースもタクシーに積んで、空港へ向かいがてら最終観光へ!!
カトマンドゥ市内のダルバール広場。旧王宮を囲んで、見事な装飾の宮殿や寺院が立ち並んでいる。
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広々とした空間に、アンティークのような、はたまたガラクタのような(笑)、色々なお土産がズラリと並べられているのも楽しい。
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女神クマリの化身とされ、人々から崇拝されている生き神クマリの少女が住む「クマリの館」
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神様が祭られている祠にて、鐘をカンカン鳴らす父子。バチが当たりませんように…(汗)
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外国人がダルバール広場に入る際には、300Rs(約500円)の入場料を払わねばならない。現地の貨幣感覚からすると結構なお値段…。
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駆け足でダルバール広場を観て回り、飛行機にも間に合い、無事空路インドへ。
帰りの機内食も美味しかった。挽肉のキーマカレーをふわふわのパンに挟んで食べる、インドのお馴染みスナック。
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有り難いことに、JET AIRWAYSでは、なんとタイのTIGER BEERが飲めるのだ!TIGER BEERを味わい、キーマカレーを堪能し、機内食を食べ終える頃にはデリーに到着。ホントあっと言う間である。

インドとネパール。お隣の国だし、両国間の人の行き来も頻繁だけど、お互い独自の歴史を歩み、独特な文化を持ち、それぞれに違う味わいを持つ。
デリーからは国内旅行感覚で行けるし、ちょっと連休があればひとっ飛び出来る。ネパール、良かったですよ!お勧めです。


《情報として…》

日本語も出来る、ネパール政府公認ガイドのブッダさん
マウンテン・フライトも、ブッダさんを通じて頼めばホテルで頼むよりも安い。
小さな子連れにとって何より嬉しいのは、飛ぶかどうか分からないマウンテン・フライトの長~い待ち時間も、空港ではなくて、宿泊ホテルにて過ごせること。お陰で、子供たちも二度寝したり、食事したりしながら、マイペースで時間を有意義に過ごすことができた。
ご本人の了承を得ていますので、連絡先はこちら…
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ブッダさん直筆の日本語仮名。「ラーグ・ブッダトキさん」

[2010/03/14 09:03] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(4)
チベット難民支援
インドにはあちこちにチベット難民の受け入れ施設がある。チベット難民とは、中国によるチベット侵攻の際に泣く泣く祖国の地を去り、安住を求めて国外へ逃れた人たちである。
デリー市内のチベットセンターやチベット人街では、彼らが自分たちで商売をしながら自活できるように支援されており、またチベットらしい暮らしが出来るように配慮されている。
チベット人街に足を踏み入れれば、そこはもうインドではなくチベット。チベット仏教の袈裟を着たお坊さんたちがお経を唱えたり、チベットの民芸品を作るおばさんが居たり、マニ車をクルクル回しながら店番をする人もいたり…。

わざわざチベット人街に行かなくても、チベット難民の自活を援助することが出来ることもある。決して勧誘しているのではなく、こういう活動を行っている団体もありますよ、とお伝えしたいだけなので、誤解のないようにお願いいたします…。

息も絶え絶え、着の身着のまま祖国チベットから逃げ出してきた少女たち。字は読めず、外国語も話せない。インドで難民生活を送るにも、自活するには限度がある。
そういう少女たちに、英語教育を施し、ミシンの使い方・商品の作り方を教え、出来た商品を売りながらビジネスも覚えさせ、将来自分たちの力で何処でも生きていけるように支援しよう、という趣旨で作られた団体がある。
FOREVER ZOE
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売り上げは、彼女たちの自活を支え、大学に通う為の奨学金として使われている。

口コミで出来るだけ多くの人に知ってもらい、その商品を実際に手にとって貰い、「チベット難民、可哀相…」と同情からではなく、質の良い物を納得して購入してもらう為に、イベント会場や個人宅などで展示販売を行っている。

商品のほんの一例をご紹介。
可愛いエプロン。縫製もしっかりしており、デザインもスイス人によるだけあって、インドや日本ではお目にかかれないヨーロピアンなデザイン。首賭け紐の長さも調節可能、という気の効き様。
金魚のアップリケやハンカチが付け外しできるので、小さな子供へのエプロン劇場にも使える。
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嬉しいことに、リバーシブルで気分によって好きな面を表にして使える優れ物。
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花のアップリケを施したコットンスカーフ。
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他にも、テーブルクロス・キッチンマット・コースター・お稽古バッグ・化粧ポーチ…等など色々な商品がある。お値段もお手頃で、こんな凝ったデザインでこのお値段は、日本じゃ、絶対にありえない、というお得さ。


場所は違えど、同じような趣旨で、アフリカはケニアのエイズ患者さんたちが作った商品を、同情ではなく、対等な立場から納得して購入してもらいたい、と頑張って活動している高校時代の友達がいる。

彼は単身ケニアに乗り込み、商品開発・品質向上を現地のエイズ患者さんたちと共に試行錯誤しながら頑張っている。そんな私のお友達の毎日の活動は、こちらのブログで紹介されています。
ケニアへ~Made in kenyaのブランドを作る~
興味のある方、是非一度ご覧になって下さい。限られた環境での物作りの大変さ、現地で妥協せずに頑張る姿、ケニヤの可愛い子供たちの笑顔…「私も頑張ろう!」と思えるブログです。
彼とケニア人同僚の努力の賜物で、かなり質の高い、しかもデザインもケニアらしくて可愛いモノが沢山出来上がっています。

口ばかりで、何も直接的なお手伝いは出来ないけれど、少しでも多くの方に知ってもらえるように、情報配信という形だけでも協力出来れば…、と思います。


[2010/03/12 12:19] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(8)
ネパール旅行~2日目後半~
前回もネパール滞在2日目について書いたのだけど、あまりに長文となってしまったので、「夜の部」は別途書かせて頂くことにしました。というわけで、今回は2日目後半のイベント、いかにもネパールな晩餐についてご紹介。

パタンの観光から疲れてホテルに戻り、ぐっすり眠って起き出したのが19時。「さて、今日はネパールらしい夕飯を食べに行こう!」ということで、タクシーに乗り込みネワール料理のお店へ出発。ちなみに、「ネワール」とはネパールの誤表記ではなく、古来カトマンドゥ盆地に都市文明を築いてきた民族を「ネワール」と呼ぶらしい。

ホテルを出た途端、激しい豪雨、…かと思ったら、豪雨ではなくかなり大粒の雹(ひょう)だった!!
老朽車のタクシーは天井もペラッペラの薄さで、防音シートなんてついているはずもなく、タクシーの車内は「バンバンバン・ドンドンドン」と雹が天井に当たる音が太鼓のように大音響で響く…。
子供たちはもう大興奮!!(笑)「うわぁ~!凄い音。車が潰される~。」とか、「こんな氷の塊が降るなんて凄いね~!」と大声を張り上げて話している。
道端に積もった雹。直径1センチはあろうかと思われるほどの大粒!!
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さて、今回行ったのは「バンチャ・ガール」というネワール伝統料理のお店。20時よりネワール民族舞踊が生で見られるということもあってワクワク。
4階建ての古いネワール邸宅をレストランとして使っており、最上階のお座敷にはクッションや座布団がズラリと並べてあって、とてもくつろげる空間となっている。

ペタンと座布団に腰を下ろすと、踊り子のお姉さん達が席を回って、額に歓迎の印である朱をつけてくれる。
お次は、ネワールのお酒を小さなテラコッタの杯に注いでくれるのだけど、この「ロクシー」というお酒、かなり強い。穀物から作られる蒸留酒でアルコール度数40%は軽く超えているのではないか、と思われる。
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ネワール風の味付けを施した、スパイシー且つ柑橘系の酸っぱさが癖になるピーナツのおつまみをかじりながら、テラコッタのジョッキに注いだネパールの地ビール"Nepal Ice"をグイグイ飲む。
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ネワール舞踊のショーはとても素晴らしく、見ていて飽きないほどのバリエーションがある。全部で6種類ほどのダンスを見せてもらったのだけど、伝統的なネパールの踊り・稲刈りの踊り・山岳地帯のシェルパ族の踊り・若い女の子の踊り・2本の棒を打ち鳴らしながらのスティックダンスなど、様々なダンスの形や衣装があって、とても興味深かった。
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子供たちも真剣に見ており、「この棒持って踊るの、インディアンダンスでやったダンディヤみたいだよね。」と話す鉄男。なるほど、子供ながらに目の付け所が鋭いな、と感心。
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料理はコースメニューも選べて、ネワールの伝統料理を前菜からメイン・スープ・デザートと色々楽しめるコースから、好きな物を頼めるアラカルトまで色々。
我が家はアラカルトにて、モモ(ネワール風蒸し餃子)やチャタモリ(米粉を伸ばした生地の上に、ひき肉や野菜を乗せて焼いたネワール風ピザ)を注文。
モモは皮ももっちりとしており、中の具も肉汁がジューシーで美味しい。しかも小ぶりサイズなので、ポイポイ口に運んでしまうので危険…(笑)

チャタモリも美味しく、これは家でもやってみようかな、と思ったほど。薄い生地にふんだんに乗せられたひき肉の旨みが染み込み、真ん中に乗った目玉焼きが優しい味を出しており、個人的にはとても気に入った料理。
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(テーブル中央のピザ風の物がチャタモリ。各お皿に乗っている物がモモ。)

素敵なネパール舞踊ショーを見ながら、冷たいビールを飲み、美味しい料理に舌鼓を打つ…。あぁ、最高のひと時。「ネパールに来た甲斐があったねぇ…」と家族で話したのだった。

さて、翌朝はまたまたマウンテン・フライトに挑戦するべく早朝5時起き。
ネパール舞踊とネワール料理を堪能し、幸せな気分でホテルに戻り、温かいシャワーで疲れを洗い流して眠りに就いたのでありました。

でも、翌日はインドに戻る日でもある!悲願のマウンテン・フライト、飛べるのか!?!?
次回、乞うご期待。(誰も楽しみにしていないって…汗)


《情報として…》
ネワール伝統料理のお店
バンチャ・ガール Bhanccha Ghar
カトマンドゥ中心部 カマラディ地区 KAMALADI通り沿い
詳しくはこちらのサイトからどうぞ!→Bhanccha Ghar


[2010/03/10 09:08] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(5)
ネパール旅行~2日目 前半~
さて、ネパールはカトマンドゥ滞在2日目。
小型飛行機に乗って、ヒマラヤ山脈を間近に見るというヒマラヤ・フライトに参加のため、早朝5時に起床。6時には出発準備完了。ホテルのロビーにて、ヒマラヤ・フライトを取り扱っているガイドのブッダさんと待ち合わせ。
ところが、その時点では空が曇っていて飛行機は飛べないので、もう1時間待ちましょう、とのこと。そこで部屋に戻って、朝食を食べたり、テレビを見たりして1時間過ごす。ホテルの部屋の窓から外を見ても、靄が晴れる様子はなく、ブッダさんと話して、また更に1時間待つことに…。
ピー助はオッパイタイムでまどろみ、私も一緒にうつらうつら仮眠をとり、子供たちはDSをやったりして遊び、のんびり待つこと1時間。

さて、午前8時。まだ晴れない、飛行機が飛べない、とのことで更に更にもう1時間様子を見ることに…。
そして、午前9時半。だんだん晴れてきたから、恐らく飛行機は飛ぶだろう、とのことで空港へ向けて出発。
ところが、道中、空港待機のブッダさんの同僚から電話が入り、「ヒマラヤ山脈はある程度見えるけど、エベレストは曇っていて見えない。どうしますか??」と…。
車中にて家族会議。「せっかく来たんだから、やっぱり世界一高い山を見ないとね~」ってことで、その日は飛ばないことに決定。ホテルに引き返し、ガイドのブッダさんと、ヒマラヤ・フライトは明日に延期し、明朝の待ち合わせ時間などを打ち合わせ解散。


さて、ここから観光開始!!
午前10時過ぎから、カトマンドゥから車で30分ほどの隣町パタンへ出掛ける。パタンも含め、カトマンドゥ盆地全体が世界遺産の文化遺産として登録されている。
パタンは、カトマンドゥ盆地にマッラ王国があった時代の首都であり、仏教の歴史が長く、彫刻や絵画などの仏教美術職人の町としても有名。仏教徒が8割を占める町だけあって、ヒンドゥ様式も目立つカトマンドゥとは異なり、日本人にも馴染みのある仏教寺院が多く、町の雰囲気も奈良か京都のような印象を受ける。

まずは「ゴールデン・テンプル」を見学。殺生を良しとしない教えから、革靴は入り口で脱がないと入れない。もちろん皮のバッグも持ち込み禁止。
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金箔で覆われた見事な本堂や、あちこちに設置されたマニ車。そして息を呑むほどに精巧で美しい彫刻の数々。
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ネパールに来た、と言うよりは、どこか日本の人里離れた古いお寺に来たような、不思議な錯覚に囚われ、同時に懐かしさを覚える風景。
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マニ車の筒の内部には、お経を書いた紙が入れられており、マニ車を1回転させると、お経を1度唱えたのと同じご利益があると信じられている。
そんな説明をすると、子供たちはクルクルとマニ車を回し始める。鉄男とチーコが回していると、「自分も回したい」と要求するピー助。そんなピー助を抱きかかえ、一緒にマニ車を回す子供たちの姿が何とも微笑ましかった。
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ゴールデン・テンプルのお次は、ダルバール広場に向かってちょっとお散歩。至る所に仏教美術品のようなお土産が陳列されていて、ついつい立ち止まって見入ってしまう。
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店先に飾られているお土産用の神様のお面も、赤・緑・青などのド派手な原色にも関わらず、なんだか町の風景に馴染んでいるのが不思議。
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そんなお土産を見ながら歩いていくと、広々としたダルバール広場へ抜ける。
ダルバール広場を、手をつないで歩くチーコとピー助。
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水汲み場では、人々が代わる代わるタンクに水を汲んでいる。面白かったのは、インドと違って、きちんと列に並んで順番を待っていること!そんなところにも、なんだか日本に似たものを感じたり…(笑)
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ダルバール広場は、マッラ王朝の最盛期に建設された旧王宮や仏教・ヒンドゥー寺院が立ち並び、16~18世紀にかけての歴史建造物が一同に見られるという、なんとも贅沢な空間。
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さりげない所に物凄く素晴らしい彫刻の柱があったり、入り口をくぐろうとしたら、頭上に息を呑むほど美しい彫り物が施されていたり…
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神様の表情や特徴も良く表現されていて、彫った人の信心深さも伺える。
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特に素晴らしく、感銘を受けたのがパタン博物館。
博物館の建物自体が王宮の一部であり、中庭をぐるっと巡って四角く建てられており、迷路を探検しているような気にもなる。
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窓枠の明り取りの彫刻がそれぞれに異なっており、光が入ってくる様も美しい。
王宮に住んでいた子供たちも、こうやって外の世界を眺めていたのかなぁ…
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とにかく、このパタン博物館、建物もさることながら、展示品も素晴らしくて、今まで見たことのないような美しい仏像や絵画が惜しげもなく公開されているのである。きっと日本だったら、一般公開なんてされないんじゃないだろうか、と思うほどの代物ばかり…。
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石枠の彫刻の美しさ・仏像のちょこんとした可愛らしさ。展示のセンスも抜群である。
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顔を近づけて間近にその細工の細かさを観察することも出来るし、仏像などの作る工程も展示してくれていたりするので、見ていてとても面白い。
そして、それら貴重な展示物があまりに無造作にあちこちに展示されているので、ついついこんなことをしてしまう輩も出てきてしまう…(汗)
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最近、ガネーシャ君とその乗り物であるネズミ君の物語をビデオで観たピー助。嬉々としてネズミ君に跨っていた…
ふと、展示表記を見ると「18世紀」とあるではないか…。ドッヒャ~!!罰当たりな!

パタン博物館、絶対に必見です!!!
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外国人料金は250Rs(ネパール・ルピー)

パタン博物館を出て、更に同じくダルバール広場内の建物を散策。
ちょっとした小部屋に、お供え用の花輪を作っているおじいさんが居て、子供たちは花を一つ一つ刺して糸に通していく作業に釘付け。
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その花輪を購入し、神様像にかけるチーコ。
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あちこちに仏教やヒンドゥー様式の古い建物があって、神聖な広場には違いないんだろうけど、堅苦しさは全くなく、どちらかと言うと、人々の憩いの広場といった感じ。寺院の柱の影で昼寝する人や、お喋りしている学生さんたち、平和に日向ぼっこしながら眠る犬たち。とても長閑で平和な空間。
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かと思えば、寺院のすぐ隣は生活感が溢れる民家があったり。
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民家の裏手にあるちょっとした祠にて、神様の前で戯れる子供たち。生活に信仰が根付いている様子を感じ取れた。
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ただ一つ悔やんでも悔やみきれないのは、パタンには、日本のパン屋さんで修行を積み開店したという、アンパンやメロンパンを売っている「フジ・ベーカリー」というお店があるのだけど、そこが月曜定休でお休みだった為、我が命の菓子パンが買えなかったこと…(涙)
車中、嘆く母の肩を叩きながら、鉄男が「お母さん、大丈夫だよ。」と慰めてくれた。

イタリアン好きな我が一家は、遅い昼食として、ナポリ出身のオーナーがやっているというイタリアンレストラン「FIRE&ICE」へ。たらふく食べてお腹一杯、眠たくもなって、ホテルに戻って、みんな揃ってお昼寝したのでありました。小さな子連れの我が家。旅先では、必ず一日に最低一度はホテルに戻り、お昼寝タイムをとるのがいつもの決まり。

さぁ、夜のお出掛けに向けて体力回復だ!
夜は、これまた素敵な晩餐だったので、~2日目後半編~にてご紹介します。

[2010/03/07 23:41] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(2)
ネパール旅行~1日目~
みなさま、ご心配をおかけしました。休暇をとって里帰りしていたお手伝いさんは無事戻ってきました。そして2月一杯、私は家事を頑張り、家族は粗食に耐えたので(汗)、ご褒美として晴れて家族でネパール旅行してまいりました!!
3月1日は春の到来を祝うホーリーのお祭りで祝日。その祝日休暇を利用して、2泊3日でネパールはカトマンドゥに行ってきました。

インドに暮らしていると、ネパールと言えば、失礼ながら「出稼ぎで来ている、お手伝いさんやドライバーさん、スタッフさんたちの故郷」という印象が強い。実際訪れてみて、確かに貧しさは感じこそすれ、それに勝る純朴さや逞しさ、そして素晴らしいネパール独自の文化を目にして、今までの印象が木っ端微塵に吹き飛び、ネパールの良さを感じられたのが一番の収穫だった。

そして、我が家のお手伝いさんの故郷でもあるネパールで、「あっ、このモモ(ネパール風餃子)、モティさんの作ってくれるのと同じ形だね。」「こんな飾りのキーホルダー、モティさん持ってるよね。」などと、子供たちは、お手伝いさんを通じてネパールをより身近に感じていたのも嬉しかった。

たった2泊3日の短い日程。全てではないけれど、それでもネパールの魅力をしっかりと感じ取れた旅行。そんな我が家のネパール旅行をご紹介します。


デリー・カトマンドゥ間は、飛行機でもあっという間。国内線かと思うほどの近距離。1時間半ちょっとで到着である。今回利用した航空会社はJET AIRWAYS。サービスも機内食も悪くないので、我が家では結構利用している。デリー・カトマンドゥ便の機内食。ノン・ベジのチキンカレー。辛かったけどコクがあって美味しかった。
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機内のビデオではスティッチの映画も選択できて、子供たちは大喜び。
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ビデオが終わればDSに興じ、退屈する間もなく、あっという間に着陸サイン。ちなみに我が家ではDSは1回30分以内と決まっており、子供たちは律儀にタイマーで毎回計っている。当然飛行機内でも「ピピピピ!!」「ハイ、終了!」(笑)
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カトマンドゥに到着!流石にデリーの北、しかもヒマラヤ山脈のお国とだけあって、ひんやり肌寒い感じ。
ネパール入国の際にはビザが必要だけど、空港でも申請できるので、入国審査の前に必要書類を記入。
ビザ申請書類(白)と入国審査書(青)
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我が家では、こういう書類記入などの面倒臭いことは、全部夫A-さん担当(笑)
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妻は暢気にデジカメ小僧と化している…(汗)


無事入国手続きを終え、空港でタクシーを拾いホテルに向かう。タクシーは「一体いつの時代?!」と思ってしまうほどの老朽車が多い…(いや、失礼)
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そのためか排気ガスも凄いし、カトマンドゥは盆地ということもあり、排気ガスが充満し、大気汚染は深刻。マスクは絶対不可欠!!カトマンドゥを訪れる方、お忘れなく!

ちょうどネパールでもホーリーのお祭りが盛大に行われており、老若男女、ネパール人も外国人もみんな赤・緑・オレンジ…と色水でグチャグチャになっている。デリーの都会よりも、ホーリーを派手に楽しんでいるかも!タクシーは人混みに揉まれてなかなか進まず、お祭りパレードの人たちを観察しながらゆっくり進む。
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音楽隊のおじさん。ニコリと微笑みかけてくる笑顔も人懐こくチャーミング。
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今回のお宿は、タメル地区にあるRADISSON HOTEL。停電・断水が多いネパールにも関わらず、申し訳ないほどの十分な水量と安定した電力供給が有り難かった。まぁ、停電・断水はインドでも慣れっこなのでへっちゃらだけど…(笑)
RADISSON HOTELのロビーにて一休み。チェックインの面倒くさい手続きもこれまた夫A-さんの担当(笑)
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ピー助のオッパイ&お昼寝タイムの後は、小腹が空いたのでゾロゾロと市内へ繰り出す。
祝日ともあって閉店が多い中、素敵なお店を発見。サンドイッチやパンケーキなどの軽食を始め、ケーキ類も美味しそうなお店。
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家族みんなで色々と取り分けて、大きなポットにたっぷりのミルクティーを啜りながらのおやつタイム。
どれもこれも美味しかった!!超お勧めのお店。
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お腹も満たされ、ウロウロと小道を散策。あちこちに可愛いお店があって、見るものあれこれ欲しくなってしまう。手漉き紙のお店でカレンダーやアルバムを購入。
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どれもこれも、手漉きならではの温もりある手触りが魅力的。
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毛玉で作ったカバンや小物、スリッパが何とも言えず可愛くて、子供たちとも「可愛い~!これ欲しい!」などとついつい長居して、あれやこれやと早速散財…(笑)
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この可愛いカバン、欲しかったけど、流石に私が持つのも気が引け、チーコは「要らない」と言うので泣く泣く諦めた…(涙)
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広場に出ると、そこには野菜を売るおばさんたちが沢山居て、そんな様子にもネパールの素朴さを感じたりする。
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お店の軒先には、ホーリーの色水・色粉を掛けられたワンコが…(笑)
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夕飯はホテルから徒歩圏内の、「ローヤル華ガーデン」という、日本人男性が経営するレストランへ。なんとこのお店は露天風呂付き!残念ながら、子供たちが風邪気味だったため入浴は出来なかったけど、お料理はしっかり堪能させていただいた。「ヒマラヤ・トレッキングのお客さんの為に…」と全てが大盛!温かい汁物やサラダ、お漬物、おかずまでサービスして頂いて、お腹もお財布も大満足だった(笑)

「ローヤル華ガーデン」の詳細はこちらからどうぞ。
ネパールに居ながら純和風な造りにホッと和む。
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翌朝は、飛行機に乗ってヒマラヤ山脈を間近に観るヒマラヤ・フライトを計画。早朝6時に出発予定なので、ホテルに戻って、有り難く熱いシャワーにかかり、旅疲れもあってみんなで即眠りに落ちたのでありました。
さぁ、お天気に恵まれて、無事にヒマラヤを拝むことが出来るのでしょうか?!
次回を乞うご期待!


《情報として…》
ベーカリーショップ PUMPERNICKEL BAKERY
Thamel Chowkの角すぐ
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[2010/03/04 23:19] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(11)
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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