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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
今年もありがとうございました
まだ12月も半ばで、ちょっと早い気もしますが…
拙いブログを読んでくださり、励ましコメントを頂き、応援して下さった皆様、今年もありがとうございました。日々落ち込んだり、はしゃいだりしながらも、皆様のお陰で、今年も1年間、インド生活を満喫することが出来ました。心よりお礼申し上げます。

さて、先週末に日本人会の忘年会も終わり、気分的には一気に年の瀬。
去年はムンバイのテロの影響で、忘年会が中止になるというハプニングがあったものの、2年ぶりの忘年会は、今までよりも更にパワーアップしており、夫婦共々楽しんで参りました。
日本人会娯楽委員、準備担当、関係者の皆様、あれだけの規模の忘年会を企画するのは大変だったとお察しします。本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました。
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私たち夫婦にとっては、3度目の参加になりますが(夫A-さんは4度目)、福引に当たったことは一度もありません…。「3度目の正直でド~ンと当たるかな??」なんて、淡い期待を抱いたのが間違いでした…(涙)
「豪華寝台特急マハラジャ・エクスプレスの旅、行きたいよ~!」
「デリー・モルディブ往復飛行機チケット欲しい~!」と虚しく遠吠えしておりました…。

それにしても、3年前の忘年会と比べると、明らかに進出日本企業は倍増しており、協賛・福引商品提供企業も様々な顔ぶれ。日本企業のインドへ向ける熱い視線を改めて実感しました。
「へぇ、あの企業がインドに来てるんだね。」
「これからもっと日本風なサービスが受けられるようになるのかもね。」なんてことを夫A-さんと話しました。
数年前までは製造業・商社が多かったのが、今ではサービス・金融業など、様々な業界がインド入りを果たしています。きっとこれからも、もっと増えるんでしょうね。
頑張れ、ジャパニーズ・ビジネスマン!!そしてインド&日本国家交流万歳!!


来年の忘年会も、更にパワーアップするんだろな。今度こそ豪華商品、当たるかなぁ~。(っていうか、参加するつもりなのか?!)
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インドに来てからというもの、毎年子供たちが楽しみにしていることがある。
それは、自宅前に来てクリスマスキャロルを歌ってくれる聖歌隊。今までずっと3年間、その聖歌隊の歌声を聴いては、「あぁ、今年ももう終わりなんだね。今年も良い子にしていたけど、サンタさん来てくれるかなぁ~?」という会話を続けてきた。
ところが、我が家はこの4月に引越しをしたので、聖歌隊が来てくれるかどうか心配していた鉄男。「引越ししちゃったからねぇ…。無理かもね…。」と残念がっていたところ…。

今年も来てくれました!!いつもの聖歌隊の皆さんが、インディア~ンな演奏でクリスマスキャロルを歌ってくれて、例年通り歳が越せそうです。感謝の気持ちをこめて、募金もチャリ~ン。
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忘年会も終わったし、クリスマスキャロルも聴けたし、子供たちの学校も今日で2学期はお仕舞い。
寒がりの我がファミリー、いつもなら年末年始は常夏のパラダイスで過ごすんだけど、今回は「親孝行」をテーマに(本当か?!笑)日本に一時帰国します。
実に4年ぶりの日本での年末年始。寒いだろうなぁ~。クリスマスケーキ、美味しいだろうなぁ~。おせち料理、際限なく食べちゃうだろうなぁ~(笑)
ってことで、本日より一時帰国のため、しばらく更新はお休みさせていただきます。次なる更新はまた新年!


改めまして、本年も色々とありがとうございました。楽しいクリスマスと、平安なる年末年始をお祈り申し上げます。
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[2009/12/18 14:50] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(17)
インターナショナル・バザー
この季節、あちこちでクリスマス・メラやチャリティー・バザーが開催されるので、社会貢献を兼ねてお買い物も楽しめ、同時に美味しい物も食べられるという、ありがたい時期でもある。

先月末には、韓国人のお友達が誘ってくれ、韓国の教会チャリティーバザーにて、本格キムチや我が子達の大好物・チャプチェ、大学芋などをどっさり購入。

そして今月始めには、アショカ・ホテルの庭で開催されるインターナショナル・バザーに家族で出掛けてきた。
去年は、ムンバイ・テロの直後だったこともあり、人の集まる場所への外出は控えていたので、我が家にとっては2年振りのインターナショナル・バザー。
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何と言っても、目当ては肉料理!そして日頃食べられない国際色豊かな各国料理や、各国の特産物の即売会も魅力的。
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パキスタン・ブースから流れてくる、脳を刺激しまくる香り。
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その正体はこれだ~!!もう、回りも凄い人だかりで、長蛇の列!
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「肉・肉と言えば、ビーフバーガーも!」ってことで、長蛇の列に夫A-さんを並ばせ(笑)、巨大ビーフバーガーをゲット。かぶりつくチーコは満面の笑み。
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肉・肉に満足した後は、モロッコ・ブースにて、爽やかでありながら濃厚な甘さのミントティをすする。これが癖になる美味しさなのよね~。
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大好きなクスクスの煮込み料理も美味しい!ほろっと柔らかいゴロゴロ大きめサイズの人参や冬瓜とヒヨコ豆がこれまた癖になる、お腹に優しい味。ピー助もバクバク頬張っていた。
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鉄男は、昔チュニジア旅行した時に食べた味を覚えていたのか、違和感なく普通の顔して食べていた。
我が家では、比較的チーコが食に関しては保守的で、目新しい食べ物には口を大きく開かない。何処でも何でも食べる私とは違って、用心深い夫似である、と発見。

英国ブースでは、まさにブリティッシュ・キングダ~ム♬な優雅な雰囲気で、ティーサロンが設置されており、ストロベリー・スコーンと紅茶のセットが楽しめる。
スコーン、外カリッ&中フワッで、美味しゅうございました。
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「この紅茶も美味しいのぉ~。」スプーンで掬ってはズズズとすするピー助。
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そうそう、忘れちゃいけない、この会場の名物(?!)遊園地コーナー。
人力観覧車。侮ってはいけない。かなりのハイピッチでぐるんぐるん回るので、気持ち悪くなる人続出…(汗)
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ちなみに人力パイレーツも隣接。こちらもフラフラになって降りる人多し…。

怪しげな、無認可ドナルド(笑)のバルーン滑り台。
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子供たちは、日本ブースでお買い物したり、夫A-さんは各国のCD・レコードセールを物色したり、そして、私は大好物のイタリアのパネトーネをゲットして、みんなホクホク顔で帰宅したのでありました。うふふ、いつ食べようかなぁ~。こういうささやかな楽しみが大切なのよね(笑)
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[2009/12/16 21:52] | インド娯楽 | トラックバック(0) | コメント(2)
クリスマス会&ポコリコ再び
鉄男が通い卒園し、今はチーコも通っている日本人学校付属幼稚園。今月の初め、幼稚園のクリスマス会があった。
色々な具のおにぎりを自分でラップで包んで丸め、校庭でみんなと一緒に食べたり、日頃から練習していたクリスマスの出し物をお友達や保護者の前で発表したり、サンタさんからプレゼントを貰ったり、ケーキを食べたり…。盛り沢山の楽しい一日となり、チーコもご満悦。
先生方のお力は勿論のこと、ボランティアで協力して下さった保護者の方々のお力添え無しには、決して有り得なかったクリスマス会と子供たちの笑顔。本当にありがとうございました。
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クリスマス会では毎年、有志のお母さん達による「お母さん劇場」が上演される。今年の演目は、なんと3年前に私も参加した「森のポコリコ」!!(それについてはこちらからどうぞ…)

3年前に初めて結成された初代「ポコリコ隊」。当時のメンバーは小学部に2~3人が残るのみで、後は全員が本帰国してしまった。メンバーは全員が入れ替わって、内容もアレンジも別だったけど、表題の絵をはじめ、背景画や人形は同じものを使用していた。
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「2代目ポコリコ隊」の皆さんの、素敵なアイデアが一杯詰まった見所満載の人形劇は、完成度のかなり高い仕上がりで、「もしや玄人集団!?」と思わせるほどの出来だった。これまた、本番当日までの練習期間や裏方のお仕事、努力を想像すると、感謝の想い無しには観られなかった。そして同時に、涙がこぼれて止まらなかった…(涙)

忘れていたはずの台詞や唄が、脳裏にまざまざと蘇った。3年前のポコリコ隊のみんなとの楽しい日々。試行錯誤しながら一つの作品を作り上げた達成感。その時の子供たちの喜ぶ顔…。
「あぁ、この王の間の背景画は、○○ちゃんが描いた力作なんだよなぁ…」
「お城から森へ続く背景画。○○ファミリーが家族全員で仕上げた、家族愛の結晶だったよなぁ…」
「王子様の服、最初は貧乏臭いからって、新しいのを自分たちで作り換えたんだったなぁ…」
「表題の絵を描いている時は、まだチーコも2歳で、ちょうどお昼寝の時に必死で描いたんだっけ…」など等。

当時のメンバーの顔を一人ひとり思い浮かべながら、涙が止まらなかった…。
「もう、みんな帰っちゃったんだなぁ…」


進出している多くの日系企業が、「不健康地」「第3国」「ハードシップの高い国」などとカテゴライズしているインド。そんなインドの日本人駐在社会では、大抵の駐在員が任期3年前後で帰任、もしくは移動することが多い。
なので、そんな中で3年以上いると、周りのメンバーの顔ぶれがすっかり入れ替わり、苦楽を共にし、一緒に泣いたり笑ったりした友を見送ることが多い。

同じ時期に同じ国にいたからこそ出遭えた貴重な人たち。インドだからこそ、共有し共感できる感情や経験。
本帰国してしまった親友とは、国は違えど、やり取りは続いているし、今でも心の支え的な存在でもある。
ハンガリーで同時期を過ごした親友たちも、何年か振りかの再会にも関わらず、空白期間を感じさせることなく、ついさっきまで会っていたかのようにスッと馴染める空気。そんな関係がインド仲間との間にも出来るのだ、と思うと幸せだ。

貴重な出会いの大切さを改めて感じ、過去の友人関係にこだわらず、今現在の人間関係も積極的に築いていこう…、と思えた。

今回のポコリコ、本当に素晴らしかったです。皆さんの輝く笑顔、子供たちの胸に刻み込まれたと思います。
そして、これからインドを去ることになろうとも、どこか他の国で生活しようとも、今回の素晴らしい思い出は皆さんの胸に一生残ると思います。
そんな輝く「2代目ポコリコ隊」の皆さんを見ながら、羨ましくも感じ、そして、まだまだ素敵な出会いを沢山したいな、と思った一日でした。
大切なことに気づかせて下さって、ありがとうございました。

サンタさんに大きなプレゼントの包みを貰って笑顔のチーコ。
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気分はすっかり「幼稚園児」のピー助。
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[2009/12/14 12:55] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(10)
コトラ・マーケット
デリーも気温が下がり、お野菜の葉物もシャキンと瑞々しく、大根やサツマイモも甘くて美味しい季節になった。

我が家からは距離があるので、残念ながら毎日は利用できないのだけど、近くに寄った時には必ず足を運ぶマーケットがある。それはコトラ・マーケット。
舗装されていない細い路地が入り組み、機械の部品やら家電を扱う店の集まるコーナーや、カラフルな原色のインド服が沢山吊るされた衣類のコーナー、果物や野菜を売るコーナー、ジュワァっと揚げる音や熱々の湯気が立ち上る軽食コーナーなど等、色々な顔をもつマーケットだ。

私は、このコトラ・マーケットの野菜・果物売り場が好きだ。とても活気があって、外国人用ではない、インドのローカル度満点な雰囲気が、ワクワクするほど面白い。
英語を話せるお店の人は少ないけど、大声でヒンディー語の売り文句を歌うように、みんながそれぞれ口々に叫ぶ姿や、その合唱具合は、パワー漲る市場の雰囲気そのもの。
値段ははっきり覚えていないので適当だけど、彼らの口ずさむ唄のような売り声は楽しい。

「ムーリー、ケージー ビースルペー!ビースルペー!」(大根1キロ当たり20Rsだよ~)
「パーラク パーラク!ダスルペー!」(ほうれん草10Rsだよ~)
「アールー アールー アールー!」(芋・芋・芋~)
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そんな歌声を聴きながら、奥へ奥へと路地を進んで行くと、突然現れる神様を祭るコーナー。
こんなところにも、宗教が生活に根付いたインドを感じ、思わず拝みたくなったり…(笑)
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カボチャもずっしりと重たく、黄色が目にも鮮やかで如何にも甘そう!!
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勿論丸ごとでは大きすぎるので、「エークキロ、カロー(1キロ下さいな)」と、切って貰って必要な分だけ購入できる。期待通り甘くて、かぼちゃスープにしたら、味見の段階であっという間に無くなりそうな勢いだったので子供たちを抑えるのが大変だったわ…

大根は甘くて太く、舌触りの良くない繊維も無し。風呂吹き大根や、そのまま皮を剝いて、大根スティックにしてディップを付けて食べて、これまたペロッと平らげてしまう美味しさ。

大根・カボチャ・新ジャガイモ・カブ・ほうれん草・白菜・茄子などなど、色々な野菜を沢山買っても、我が家の近くの八百屋さんで購入する金額に比べると断然安い!!「新鮮&安い&美味しい!」の3拍子揃った美味しい野菜がゲットできる。
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果物も忘れずにチェック。ずっしり大きくてルビーのように赤い柘榴や甘そうなリンゴ、柿などもある。フレッシュジュース屋さんも併設しているので、おこぼれの餌目当てで牛がウロウロ(笑)
そんな光景もインドチック。
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帰りの車の中で、「もう待てない!」とばかりに、買ったばかりのバナナにかぶりつくピー助。よっぽど美味しかったのか、2本もペロリと食べてしまった…
「コトラ・マーケットのバナナも美味しいで~」by ピー助
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《情報として…》
コトラ・マーケット KOTLA MARKET
ディフェンス・コロニーとサウス・エクステンションの中間地点

運転手さんには「コトラ、ベジタブル・マーケット」と言えば行き着けると思います。
「綺麗なマーケット」という表現は適さない場所なので、洗えるゴムサンダル履き&ラフな恰好でお出掛け下さい(笑)

[2009/12/11 15:36] | 買い物 | トラックバック(0) | コメント(2)
玉突き

ちょっと最近の日記は、カテゴリー「インドの苦労」が続いておりますが、まぁ「山あり谷あり」そういう日々もあるさ、ということでお許し下さい…。


インドの交通事情は無茶苦茶である。車間距離を置かない車列。車線内に収まらず、センターラインだって飛び出し放題。そして突然横切る歩行者・牛・犬・物乞い。逆行も日常茶飯事。
前回の衝突事故以来、安心して車に乗ることは出来なくなっており、毎回ヒヤヒヤしながら乗車しているのだけど、またもややられてしまった…(汗)

今回は後続車による玉突き事故。
日曜日の昼下がり、車内で家族ワイワイと楽しく談話中のことだった。突然、ガクンと体が突き飛ばされたような感覚、そして顔面に走る激痛…。一体何が起こったのか、頭の中が真っ白になるが、ピー助の鋭い泣き声にハと我に返る。「後ろからぶつかられたな…」と夫A-さん。
膝に抱きかかえていたピー助は、運転席のヘッドレストにおでこをぶつけて、驚き大泣き。私はちょうど鼻の付け根と両目の間の急所を強打した。不幸中の幸いは、私たち二人以外は無傷だったこと。

すぐに後ろを振り返り、後続車の運転手を睨みつけるも、当の運転手は、片手を挙げて「すまん」のポーズで笑っている!?無性に腹が立ち、「なんやねん、それは!!降りてこっち来て、頭下げなアカンのちゃうか?えぇ、どうやねん、おら!!!!」と車内でオラオラ節でわめき散らす私。
流石に子供たちの前で、ヤクザ口調はいかんだろうと思い、車外に出て後続車に向かう。私が降りて運転席側に立つと、窓を開けて(←降りて来い!!)「俺も後ろにぶつかられたんだ。」と言う。急いで更なる後続車運転手を問いただすも、「まさか?!私はぶつかってないわよ!」とのこと。

嘘までついて、人のせいにしようとは何事…!!!もう我慢がならぬ。曲がったことは絶対に許せない私は、ぶつかってきた運転手に抗議した。

「アンタらは大したことじゃないと思ってるんやろうけど、こっちは小さい子供が頭もぶつけて、私も顔面 強打して、すごい痛い思いをしてるんや。当たった当人が降りて謝りに来るんが常識ってもんやろ、違うんか?!しかも嘘までついて、エエ加減にしぃや!!」
相手 「すまん、すまん。(ニヤニヤしながら)」
…ブチッ(私の頭の中で切れた音)

「なんやねん、それ!それが人に対して謝罪する態度か!!!ちゃんと謝れ!」
相手 「すまんって言ってるだろ。じゃぁ、どうすれば良いんだ。車の傷だって大したことないだろ!」
「なんでアンタが逆切れすんねん!赤ん坊にまで怪我させといて、その言い方はないやろ。謝るにしてもsorryちゃうやろ。apologizeっちゅう言葉を知らんのか?!」

ニヤニヤと薄ら笑いを浮かべる相手に、これ以上何を言っても無駄だと悟り、我が車に戻ったものの、怒りは収まらず、どうにもムカムカが収まらない。

帰宅する頃には、鼻の付け根が腫れ、頭痛と吐き気に襲われベッドに倒れこんだ。
ズキズキ痛む急所に、目立たない肌色サロンパスを貼ってしのいでいる私を見て、「おっ?美人になったんじゃないの?!(笑)」なんてナンセンスなことを言う夫A-さん…(怒)

膨れ上がるも行き場のない怒りを静めるには、もういつものこれしかありません…。
蒸し上がった芋を、怒りのパワーで潰し、完成しました。
鎮魂&怨念の紫芋の茶巾絞り(笑)
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ちなみに、紫芋はシンガポールで買ってきた我が家の「貴重品」。
おいしゅうございました…めでたし、めでたし(笑)

[2009/12/06 23:29] | インドの苦労 | トラックバック(0) | コメント(14)
臨時ドライバー
先月始め、我が家の15代目運転手のマッギーさんが、「家庭の事情で2週間の休みが欲しい」と言ってきた。普段からとても気が利くし、子供たちのことも可愛がってくれ、道もよく知っているので、私としては信頼もしていた。しかも「家庭の事情」というのが、奥さんとお姉さんの体調不良・入院のため、看病に専念したい、とのことだったので了解した。

でも悲しいかな、過去の例があるので、「本当に戻ってきてくれるよね?」「このまま辞めていなくなったりしないよね?」「信じてるからね」となんだか拭い去れない不安も否定できないまま、臨時ドライバーを紹介してもらい、休暇に入ってもらったのだった。
ピー助も最初からすんなり抱っこされるほど、子供の扱いにも慣れた優秀ドライバーのマッギーさん。
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そしてやって来た臨時の運転手、サッパル・ジー。今まで数々の運転手さんと関わってきたけど、彼との日々はとても濃かった。(恋愛じゃなくてね…)

初日の朝、「ジャパニーズ・スクール、プリーズ」と言うと、黙って車を発進させた。
「ジャパニーズ・スクール、知ってる?」と聞くと、首を横に振るサッパル・ジー。ところが、出発してものの1分経たない最初の曲がり角で「ライト?レフト?」と聞いてくる。
…えっ??知ってるんじゃなかったの?、と思いながらも、「最初が右で、○○を通って、○○ロードを直進して、高架で左折ね。」と説明。すると、また首を横に振る。ところが、またまた2番目の角で「ライト?レフト?」と来た。
…えっ??ちょっと待て。もしかして分かってない?そして先ほどの説明を繰り返すと、また首を横に振る。
しかし、またもや「ライト?レフト?」と来た。…おぉ、これはヤバイ。もしかして、首を横に振っていたのは、インド特有の"YES"の仕草ではなく、「分からないなぁ~」って首を傾げていたの???

「私の言ってる事分かる?」
首を横に振る
「動作じゃなくて、ちゃんと返事して。」
無言で首を横に振る
…冷や汗が出る。しばし考え、ヒンディー語で「サマジメアヤ?(分かりますか)サマジメナヒン?(分かりませんか)」
「サマジメナヒンへ(わかりません)」
どっひゃ~!!「イングリッシュ サマジメアヤ?」
「サマジメナヒンへ(わかりません)」
「でも、面接の時は英語も話せるし、理解できるし、日本人学校も分かるって言ってたやん。」と英語で言ってみるものの、通じるはずもなく…

そして気がついたのだ。面接の時、私は一方的に英語で質問して、彼はYESと首を振っているだけで、彼の口から英語の会話は聞かなかった…。彼に英語を話させて判断するべきだったのだ。あぁ、私のミスだ。

いや、でも待て…。4年近くインドに住んでいながら、ヒンディー語をろくに話せない自分が悪いんだ。英語を理解しろ、と言うほうが自分勝手だな…、と思い直す。

語学を専攻していた者としては、学習言語を母国語としない圏内であっても、4年も学習すればある程度のレベルまで到達できるし、さらには学習言語を母語とする国で、その話者に囲まれ1年以上生活していれば、かなりのレベルまでの習得が可能、ということも知っているし、我が身をもって実証済みでもあるので、ヒンディー語を習ったものの、能動的に話そうとしなかった自分を諌めた。

そして、サッパル・ジーに宣言した。「私がヒンディーを話すようにするわ。」と…。

それからと言うもの、怪しいヒンディー語で意思疎通を試み、ドライバーとしてもマナーがなっていないサッパル・ジーを教育する日々が続いた。

折りしも観光シーズンの11月。我が家に泊まりに来るお客さんも多い時期。「何か言われたら、返事をきちんとすること。」「重そうな荷物を持っていたら、荷物を持って、ドアを開けること。」「ゲップやクシャミをしたらsorryと言うこと。」「分からない時はあやふやにせず、はっきり分からないと言う事。」等など、接客マナーも教え込んだ。

そして運転技術も…。インドでは、女性は運転できないからドライバーを雇っていると思われがち。私だって免許は持っているし、運転しようと思えば出来るけど、夫や会社に禁止されているのだ、と免許証を見せて説明すれば、舐められることなく、運転技術のアドバイスもちゃんと聞き入れてくれる。

「曲がる時の確認はじっくりと。でも、いざ曲がる時はサッとタイミング良く速やかに!」「道を聞いて教えてもらったら、サンキューと言うこと。」「道を尋ねる時は、後続車の有無を確認して、サイドによってから停車すること。」「ギアチェンジをしない時は、両手でハンドルを握ること。」「出発前に目的地への道順を周りのドライバー仲間に聞いて、頭に入れておくこと。」など等。まるで教習所の先生の気分だったわ…(汗)


そうして、10日過ぎた頃。サッパル・ジーは見違えるほどマナーも運転技術もばっちりな運転手に生まれ変わったのだ。教えたことはすぐに実践してくれるので、ことあるごとに「サッパル・ジー。ボハット アッチャー ドライバー!!(素晴らしいドライバーだね)」等と褒めまくり、サッパル・ジーも当初のオドオドした感じはなくなり、堂々と誇らしげな笑顔もチャーミングだった。

そんな矢先、「マダム、私は明日を最後にもう来れません。」というではないか。
「えっ??なんで?マッギーさんが戻って来るまでの約束だったじゃない。」
「はい。でも急に1万ルピーの高給の仕事の話が来たんです。」
「えぇ!1万ルピー!それは良かったね。大きなチャンスだし、その話、是非受けたほうが良いよ。サッパル・ジー、良いドライバーになったし、大丈夫だよ。今まで短い間だったけど、ありがとう!」

子供たちにも説明すると、「サッパル・ジー良かったね!ありがとう。」と仲良く記念撮影。
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さて、そこまでは良かったが、肝心のマッギーさんは??
サッパル・ジー曰く「彼はもう戻ってこないよ。」とのこと。
えっ?!なんで??「看病するから」っていうのは嘘だったの?最初から辞めるつもりだったの??
それでも、やっぱり最後までマッギーさんを信じたい気持ちもあって、現在サッパル・ジーに続く、臨時ドライバー2人目に来てもらっている我が家。

「臨時」なのか、はたまた「本採用」なのか…。マッギーさんの携帯に掛けてみるも、いつもブチリと途中で切れるコール音(汗)どうなることやら…(涙)

《今回得た教訓》
①スタッフを雇う際、相手の英会話のレベルを知りたいなら、面接時に相手に喋らせるべし。
②簡単なヒンディー語は知っておいて損はない。いざと言うときに凄く役に立つこと間違いなし。
③最初は運転技術もマナーもなっていない運転手であっても、素直な性格であれば、十分に教育可能。やっぱり一番大事なのは、人柄である。

[2009/12/03 23:23] | インドの苦労 | トラックバック(0) | コメント(15)
極上の時間
デリーの冬、私たち夫婦にとっては、「待ってました!!」とばかりに嬉しいイベントがある。それはインド古典音楽の野外コンサート。毎年、有り難い人間国宝級の音楽家たちの演奏が無料で聴けるのだから、こんな素晴らしいことはない!

毎年必ず通っている、SPIC MACAY主催のMUSIC IN THE PARKのプログラム。
去年は、タブラの人間国宝ザキール・フサイン氏のコンサートだった。彼のタブラの演奏はあまりに素晴らしく、あの感動と驚愕の震えは、その場で彼のタブラさばきを見聞きした者にしか味わえない、とても言葉では表すことなど出来ない神々しさ。タブラは打楽器なので、普通は「叩く」ものなのだけど、ザキール氏の場合、「弾く」に近いほどの滑らかな指の動き、そして繊細な音…。あぁ、人間業とは思えない。


そして今年もやってきたこの時期。
先日の夜、子供たちの寝かし付けをお手伝いさんにお願いして、夫A-さんと二人で期待を胸に野外コンサートに出掛けてきた。流石にシンシンと寒さが身にこたえるので、ダウンジャケットを着込み、ストールでグルグル巻きにして完全防備(笑)

サーランギーの名手であるスルタン・カーンと、ヴォーカルの女王であるベガン・パルヴィーン・スルタナのコンサート。
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辺りは木々の生い茂る公園の静寂そのもの。その中に、煌々と照らされたステージ。そして、そこで繰り広げられる素晴らしい音楽の世界。
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スルタン・カーンのお姿。この目で拝めるだけでも有り難い。
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ベガン・パルヴィーン・スルタナの歌声は本当に素晴らしく、身動きできないほどの迫力と、どこまでも限界を知らない伸びやかな声量に圧倒されるばかり。
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歌詞は一応あるんだろうけど、殆どが「あぁぁぁあぁぁ~」「ダバダバァァアアァァ~」の音にしか聴こえない。でも、本当にこれが同じ「ア」という音なんだろうか、と思えるほどに情緒的で、悲しげであったり、楽しげであったり、そして誇らしげでもあったりして、聴いていて心に染み入る感動がある。

この素晴らしい音楽コンサート、まだまだ続々と素晴らしい音楽家が登場する予定。
次回はなんと、なんと、これまたシタールの人間国宝であり、歌姫ノラ・ジョーンズ&シタールの姫アノーシュカ・シャンカールの父上でもいらっしゃる、ラヴィ・シャンカールが登場!!!!!
しかもまたもやタダで聴けるとは、もう涙モノ!
デリー&近郊に在住の皆様、こんな幸運を逃す手はありませぬぞ…。

詳しくはこちらからどうぞ・・・
ラヴィ・シャンカールのコンサート詳細

会場の花飾りも美しく、毎回そちらも楽しみにしている。
マリーゴールドの飾りに心惹かれて追ってみれば、会場に行き着くという、これまた素敵な道しるべ。
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デリーの喧騒とは別世界の、こんな神聖な場もあるのだ!、とこれまたインドの違う魅力に目覚めること間違いなし!今週末は、しっかり防寒対策をして古典音楽コンサートへ出掛けてみませんか?

[2009/12/01 22:00] | インド娯楽 | トラックバック(0) | コメント(6)
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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