![]() 先日、鉄男が「お母さん、バンコクで買ってきたパン、食べたいなぁ。」と言ってきた。「えっ?!そんなんとっくの昔になくなったで!」と母は応えた。すると、こともあろうに「なんで一人で食べるんだよ!!ひどいよ、お母さん(怒)」とのたまうではないか!!!!(ちなみに、バンコクのパンについてはこちらからどうぞ)
「なんでやねん、一人で食べたんちゃうし、皆でちゃんと分けて食べて無くなったんやんか!」と母は大人気なく感情的に言い返してしまった…(汗) すると鉄男は冷静に言い返す。「だって、全部で30個くらい買ってきたはずなのに、僕8個くらいしか食べてないよ。まだあるはずじゃん(彼は標準語を話す…大阪人の母はこれが苦手だ)」 母はニヤリと笑い「あのさぁ、一人8個食べたんやったら、4人で食べたら全部で何個無くなるんよ??はい、掛け算!」 鉄男「え~と、一人8個で4人だから、8×4で32個。」 母「やろやろ、だからみんなで合わせて30個くらい食べたってことになるやろ!!」(勝ち誇ったように言う母、大人気ない…) それにしても、そうなのだろうか?家族の認識では「美味しいものを母がこっそり一人で食べている」となっているのだろうか?・・・そんな酷い!許せない誤解だわ~!(涙) 帰宅後の夫A-さんに聞いてみた。「なぁ、私って一人で美味しいモノ食べてるイメージあんの?」 あっさり一言「うん。だってそうやろ?」…ガ~ン 無茶苦茶な誤解である。バンコクや日本で買ってきた大切な食材、特に「家宝」のような菓子パン様。 どうして、どうして私一人で食べるでしょう…。 子供も夫もいない昼間、私の自宅ランチは、前日の夕飯の残りだったり、寂しくおにぎりをチンする程度なのに…そして、最近のお昼ご飯は、気になって思わず買ってしまったこれ↓。 ![]() 我が家は辛いものが苦手だし、「パニ・プリ味」「トマトラーメン」等など、未知の味でほぼ「毒見」に近い感覚なので、誰も手を出さないインド版カップヌードル(笑) ピー助のお昼寝中、一人寂しくお湯を注ぎ、ドキドキしながら3分待って食べる。 ![]() 辛い、とにかく辛い。私は本当に「お子ちゃま味覚」なので、辛さの奥に隠された旨さは理解できない。でも、凄くインドチックな気分(笑) 辛いなぁ、と思いながらも最後まで食べてしまうと、出てくる出てくる青唐辛子のみじん切り!ネギかと思っていたが、どうりで辛いわけだ。まぁ、パッケージにもHOTと書いてあるしね…。 こちらはパニ・プリ味。 ![]() こちらはトマト味。(一度に2個も食べたわけではないですよ、一応…) ![]() 日本のカップヌードルとは、一味も二味も違う、まさにインド~な味のインド版カップヌードル。 皆さんも如何ですか~?辛いの好きな人には良いかも?!ちなみに、買ってきたカップヌードル、まだあと1つ残っている。さぁ、いつ食べようかな~。あれ?結構楽しみにしてる、私??(笑) (過去日記「カップヌードル1」はこちらからどうぞ。) ![]() |
![]() インドの良いところの1つに、資源を大事にすることがあげられると思う。それをしみじみと感じるのは、特に一時帰国した時。日本で買い物すると、何も言わない限り、ビニール袋がわんさかついてくる。私達の場合「買出し」なので、ビニール袋の量も半端ではない…
私はすっかり「浦島太郎状態」なので、「袋要らないです」なんて言う事さえ忘れてしまっていて、毎回ボーっとしている間に、魚用・肉用・冷凍用など等に分けられて、大中小様々なビニール袋に入れられていく。服を買っても、可愛いラッピングや包装紙に包んでくれる。 そして、何処に行ってもポイントカードを作ってくれて、「要らない」と断ると「入会無料で、こんな特典があって・・・(略)・・・お得ですよ!」とくるので、もらわない方が申し訳ないようで小心者の私は「あぁ、じゃぁ下さい…」と。いつの間にか、財布は札束でパンパンなのではなくて、ポイントカードで分厚くなってしまう…(汗)結局、日本にいる期間も限られるから、もう使えなかったりしてゴミ箱行きなのに。・・・・・よしっ!今度からは、ビニール袋も過剰包装もポイントカードもちゃんと断るぞ!! ところで、インドのお店では、買い物をした際に、可愛い布バックやジュートバックに品物を入れてくれることが多々ある。紙袋でも、「これはリサイクルペーパーを原料に、村の女性達の職業支援の一環で作られています。」などのメッセージも書き込まれている。 ![]() 日本ではマイバッグが流行っているようで、内側には防水加工がしてある丈夫な麻布バッグ、通称「マサラバッグ」をインド土産に渡すと喜ばれるし、「うわぁ、ムッチャ印度!」と笑いもとれる。なぜなら、そのプリントが、またド派手な原色で塗られた神様ファミリーだったり、まさに今流行のガネーシャだったりするので、「まさに印度」なお土産としてはピッタリ。 ![]() これらのマサラバッグは、ローカルマーケットで買えるけど、敢えて「お土産用に可愛い絵柄を…」という場合には、鉄道のニューデリー駅近くにある、パハル・ガンジ・マーケットにて、サイズ・絵柄・形と色々選べて楽しい。近くに美味しいローカルインド定食屋さんもあるし(笑)←これに関する過去日記はこちらからどうぞ。 ![]() インドでは、人の手に触れたものを不浄とする帰来があるので、チャイ(紅茶)のカップにしても、素焼きのカップで一人飲むごとに割り捨てたり、また軽食も葉っぱで作ったお皿を使い、両者とも捨てても土に返るので自然にも優しい。 でも、最近はそういうお皿やコップを使っているところもあまり見なくなり、代わりにプラカップ、プラ皿が用いられ、相変わらずあちこちにポイポイ捨てられている。当然それらプラ製品は土には返らない… そして、ストリートチルドレン達が、そういったプラスチック製品のゴミをずた袋に集めて歩き回っており、リサイクル業者に渡しては生活費の足しにしている。 そういう意味では、きちんと資源の再生が無駄なく行われているのだろうけど、やっぱり不要なビニールゴミは増やすべきではないだろう。 新聞での呼びかけ「ビニール袋はもう要らない!」 ![]() どんどん便利になっていくインド。だけど、ゴミを増やさない、資源を大切にする、という姿勢はいつまでも大切にしていって欲しい。何と言っても、近い将来、世界最大人口を抱える国になるのだから。 そして最近、法律で店でのビニールバッグが禁止されたらしい。必要な事をすぐに法律で決めてしまうこのスピーディーさ、インド凄いなぁ、と感心する。ただそれが、一般にきちんと徹底され普及するかどうかは、また別問題なんだけどね…(汗)インドではまさにそっちの方が難しいのかも。 《情報として…》 パハル・ガンジ・マーケットのマサラバッグ屋さん 店名 RASTOGI BAGS 住所 1171 CHOWK6 TOOTI PAHARGANJ ![]() |
![]() 今週の金・土と二日間、デリー市内のオベロイホテルにて、福岡フェアが行われたので、母子4人でぞろぞろと出かけてきた。
福岡県とデリーは平成19年の春に友好提携を結んでおり、去年9月には福岡県にてインド・フェアが開催され、そして今年はデリーにて福岡・フェア開催の運びとなったそうだ。 ![]() 福岡フェアの会場では、福岡県の紹介ブースが設けられ、主要産業の紹介やロボットの実演、観光展示パネルや、伝統工芸品の博多人形や博多帯などの展示、そして浴衣の試着&写真撮影も行っていた。物産コーナーでは福岡名産の八女茶の試飲とおなじみ「ひよこサブレ」などの試食コーナーもあり大賑わい。また県内の大学の紹介や留学生受け入れ状況の説明なども行われ、日本語を学習していると思われるインドの若者達が熱心に大学のパンフレットなどを持ち帰っていた。 ![]() そして、ステージプログラムとしては小倉祗園太鼓の演奏もあり、迫力ある太鼓の音や太鼓をたたく男性達の勇ましさに、会場の人々は息を呑んで魅入った。 ![]() 面白かったのは、「良い機会だし太鼓をたたいてみませんか?」との司会者の誘いに、ワラワラとステージに集まってくるインドの人々。今回の会場が日本だったら、恥ずかしがり屋の日本人はなかなか出て行かないだろうが、流石インド!積極的にどんどん出て行き、皆興味深そうに太鼓をたたいてみたり、触ってみたり、写真を撮ってみたり…(笑) ![]() 我が家の子供たちは、ロボットの実演に惹きつけられ、PCで紹介される塗装スプレーロボットの動きやガラスをはめ込むロボットなど、「凄いね~、ロボットって!」と感激しながら、食い入るように見つめていた。そして、試飲・試食コーナーで可愛い「ひよこサブレ」をお姉さんにもらって、大切そうにかじっていた。アンケートに答えてくじ引きコーナーもあり、子供達はそれぞれにお土産をもらってご満悦(笑) イベントお土産に頂いた団扇と、日本&インドのピンバッジ ![]() 会場はインド人・日本人で一杯で、在印のお友達は「物産展みたいに明太子とか買えると思ったのに~」(ちなみに、百貨店のような物産展ではないので販売はなし)と残念そうだったり(笑) インドの人たちの多くは日本語を勉強しているようで、一生懸命に日本語で話しかけられた。「私はインド人です。○○と申します。日本語を勉強しています。」とか「子供さんの名前は?おいくつですか?」などなどみんな流暢に日本語を話していた。 そして、日本人の子供が珍しいのか「写真とって良いですか?」とあちこちで日本の子供を囲んで写真撮影会が開かれていた(笑)ピー助も恰好のモデルとなり、インドの若者の間を行ったり来たりして抱っこされていた。 嬉しかったのは、一時私が日本語教師をさせていただいていた時期(それに関してはこちらからどうぞ)の生徒さんが、私のことを覚えていてくれて「先生!」と声をかけてきてくれたこと。 アデーシュさんという20歳になるかならないかの優しい男の子で、毎回授業の後、熱心に質問してきて、私もその熱意に応えるべく、授業計画にも熱が入ったし、教える事の出来る喜びや責任感を感じたものだ。 アデーシュさんとはほぼ1年ぶりの再会。日本語は以前とは比較にならないほど上達していて、日本語を話す顔も自信に溢れている。素晴らしい!!私のことを覚えていてくれたことも嬉しかったけど、今も日本語の勉強を頑張って続けて、上達している事が何よりも嬉しかった。 また、私が研修でお世話になっていた日本語学校の校長先生にもお会いして、「子育てが一段落したらまた戻ってきてくださいね!」と言って頂き、ピー助が3歳くらいになって一段落着いたころにも、もしまだインドにいたなら、また日本語教師に挑戦させて頂きたいなぁ、と厚かましくも思ってしまった。それほどにアデーシュさん達に教えていた時期の楽しさ・興奮を鮮明に思い出していた。 福岡県から短い強行日程でわざわざ来ていただき、インドの人たちに喜んでもらえる企画をして下さった皆様、お疲れ様でした。本来なら在印の私達がお邪魔するのは間違っていたのかもしれないけど、福岡フェア、楽しませていただきました。ありがとうございました。 いつか福岡で開催されるであろう「デリー・フェア」にも機会があれば行ってみたいなぁ… ところで、ピー助を妊娠中からあまり人の集まる場所には出かけていなかったのだけど、久しぶりにこういう場に行ってみて、何かしら気が付く方はいらっしゃるようで、「もしかしてアッチャーの人ですか?」「いつも更新楽しみにしていますよ」などなど声を掛けていただき、読者の方々の生の声を聞くことが出来て、恥ずかしいけど嬉しかった。私の正体(?!)を知ってしまった方、こんな奴ですが今後ともよろしくお願いします(笑) *追記* 先日のダシャラの悪魔兄妹人形大爆発イベント、夫のA-さんがブログで動画にて一部始終を公開しているので、ご興味あるかた、どうぞこちらでお楽しみ?驚き?下さい(笑) ![]() |
![]() 昨日10月9日はインドの祭日ダシャラだった。「ダシャラ」とは、インドの抒情詩ラーマーヤナの物語の一部で、ラーマ王子と10頭の魔王ラーバナの戦いを巡るお話に基づく、悪に対する正義の勝利を祝うお祭り。物語の詳細は去年の日記こちらよりどうぞ。
さて、9日間続くナブラートリのクライマックスがダシャラの日になるわけだが、このクライマックスが物凄い!ラーバナたち魔王の巨大張りぼて人形を燃やすのだ。まずその魔王たちの人形が半端でなくデカイ! ![]() 写真の人形の下横に見えるのが生身の人間。(一応警備役)比較してみるとその巨大さが分かる。 ![]() 住宅地内の広場などでダシャラのクライマックス劇をやるのだけど、この日、あちこちで巨大張りぼてがドドーンと聳え立っている様子を見る事が出来る。 ![]() 最近何かと物騒なデリー市内。特に張りぼてには火薬が大量に仕込まれているので、イベント会場には開始時間前から警察官や警備員が厳戒態勢で監視している。金属探知機つきのゲートを導入している地区もある。デリー警察の皆さん、ご苦労様です! ![]() 私達が行ったお祭り会場は、その名も「ダシャラ公園」(笑) ![]() 涼しくなった夕暮れに、地区の人々が会場に集まってくると、いよいよラーマーヤナの劇が始まる。ラーマ王子、その妻シータ、魔王ラーバナ、そしてハヌマーンなどに扮した人々が刀や弓矢を手に追いかけ戦う。 ![]() 掛け声も勇ましく、マイクを手にした司会者が「あぁ、ラーマ王子が怪我をした!さぁ、ハヌマーンよ、薬草を取りに急げ!(たぶんこんな内容…(笑)」子供たち声をそろえて「イェ~イ、ハヌマーン!!」 「ラーマ王子、薬草を塗って復活!さぁ、ラーバナをやっつけろ~!(これまた推測…)」「イェ~イ!オーッ!」私も子供も真似して雄叫びを挙げる(笑) ![]() 劇が終わると花火の時間。設置された座席からわずか10M程しか離れていない至近距離で、火花も飛び散り、頭上に降りかかってきそうな大迫力…(汗) ![]() 日本だったら消防法かなんかに引っかかり、絶対にあり得ない住宅密集地&狭い公園での花火大会。かなり貴重な体験かも(笑) ![]() 花火が終わり、いよいよラーバナ&悪魔の兄弟衆3人組みの巨大張りぼてに点火!!! バチバチッ!!バンバン!ドカーンッ、ドカーンッ!!! ![]() 人形はたちまち炎に包まれ、巨大な火柱と化して、ついには人形の骨組みまでが燃え尽きて崩れ落ちる。 ![]() その様子、まさに圧巻!!!正直、張りぼて悪魔兄弟第一号の時は、あまりの衝撃さで度肝を抜かれ、腰が抜けたようになってすぐには立てなかった…夫に立たせてもらわないと移動できなかったほどにビビッタ(涙)一方、子供たちはすばやく後方へと避難していた。それほどの迫力。 そして悪魔兄弟第二弾に点火。これまた物凄い爆音!ふと胸に抱いているピー助を見ると、何とスヤスヤ眠っているではないか…(驚)流石、インド生まれ。我が子ながらあっぱれだ(笑) さぁ最後は魔王ラーバナだ!ラーバナの胸元では、花火がギュルギュル渦を巻き、会場は「おぉ~!」と言う声に包まれる。 ![]() そして、それに続く激しい爆発音と真っ赤な炎。ワラワラと燃えていく魔王の姿、そして燃え尽き崩れ落ちる。まさに善神による悪魔の成敗劇にふさわしい圧巻さ。 生まれてこの方、ここまで激しいお祭りは見た事がなかった。インドの人々の情熱や激しさを集約したような、そんな凄いパワーを感じる祭りのクライマックス。いやはや、本当に素晴らしかった!!!! 「是非、来年も見よう!」と興奮気味の母に対して、子供たちは即答で「嫌だ!もう絶対にイヤ。怖すぎるよ~!」と大反対。いやいや、来年も絶対行くでぇ~。インドの気質を見たようなカッコいい祭りだった。 今年、見逃してしまった方、これは是非ともご自分の目で、会場に足を運んで見てみて下さい。最高です。インドのお祭り万歳!! ![]() |
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