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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
巡礼軍団
今年もやって来ました。モンスーンのこの時期の「風物詩」(というと罰当たりかもしれないけど(笑))と言えば、そう「カヴァリア」。多くはオレンジ色の衣装を身に着け、金銀黄色などの華やかな飾り付けを施した櫓のようなものを担いで歩く人々。
モンスーンの始まった先月頭くらいには、ちらほら見かけただけだったのに、今や道を通れば必ずと言っていいほど見掛ける巡礼軍団と巡礼徒のための休憩所。
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この「カヴァリア」、ヒンドゥー教の中でも特にシヴァ神を信仰する人たちが、モンスーンの時期にガンガー(ガンジス河)の聖なる水を汲み、それを目的地のシヴァ神を祀る寺院まで担いで歩き、最後に聖水を奉納することにより願いが叶う、とされている宗教行事。

肝心なのは、一度汲んだガンガーの聖水は目的地に着くまで地に降ろしてはいけない、ということ。そこで、休憩所では櫓を浮かせて置ける安置所が設置されており、そこに櫓を預けて、ベッドで一眠りしたり、食事をとったり、テレビを見てくつろいだりすることができるようになっている。
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巡礼徒たちは、目的地の寺院まで何百キロと歩くらしく、足にはテーピングやサポーターが巻かれ、サンダルも擦り切れてペッタンコになっているが、黙々とひたすら歩いている。
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この時期、特にデリー近郊ではNH8沿いやMGロード沿いに、沢山のカヴァリアの巡礼徒を見かけることができる。炎天下や突然の豪雨にも負けず、黙々と歩き続ける巡礼徒。信仰心なくてはとてもできない技。改めて、信じる力は凄いなぁ、と思う。一生懸命歩いた人たちの願いが叶いますように…。
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[2008/07/30 16:30] | 町の様子 | トラックバック(0) | コメント(8)
赤ちゃんが生まれたら…
インドでは赤ちゃんが生まれたら、周りにお祝いを配る、という慣わしがある。子供が生まれた幸せをお世話になっている人たちにお裾分けする、という意味合いだろうか。昔から、特に男の子が生まれたらお祝いを配り、周りに御馳走を振るまったりして一緒に祝うというものらしい。でも近年、男子だけでなく女子の誕生も同じように喜ばれるべきだ、という考えも多くなりだしてからは、男子だけでなく、女子でも、子供が生まれたらお祝いを配るように変わってきているそうだ。

さて、何を配るのか。それはインド人の大好きな甘~い生菓子。練乳で作られたものや、ナッツを甘く炊いて吉祥型に成型したものなど。
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ピー助が生まれて、お見舞いに来てくれた会社の通訳のキラーンさんが、「会社の人たちにお菓子を配らないとねぇ。みんな待ってますよ(笑)」と教えてくれたので、ここはインド式にその習慣にのっとってやることにした。

生菓子店で大量注文し、それを箱に1キロ、2キロ単位で詰めてもらう。会社用、学校用、そして、彼らなしではインド生活が成り立たないほどお世話になっている我が家のスタッフさん達用に。
一つ一つの箱は、生後2週間のピー助と同じくらいのサイズ(笑)
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お菓子に「ピー助」のネームカードも添えて、お世話になった人たちに配る。皆さん、「おぉ、インドの名前を付けたんですね。素敵な名前ですね!」と褒めてくださった。まさに、喜びを分かち合う、そんな感じで良い風習だなぁ、と思った。そういう形で、インドの人たちに初めて認められたピー助、これまた幸せだと有難く感じた。

≪追記≫インドのお菓子、死ぬほど甘~いものばかりでもなく、意外と日本人の口に合うものも多くあります。「味見してみたいけど、どれが良いかしら?」という方、先ずは手始めに「カジュパルフィ」「ピスタパルフィ」等が程よい甘さ&お餅みたいな柔らかさでとっつきやすいと思います。ちなみに、ベンガル出身のお菓子屋さんは人気もあるし、美味しいです。日本人の多く住む地区では、Vasant ViharのAブロックマーケット内にあるベンガルスィーツ店がお勧めです。是非お試しください!
[2008/07/29 08:02] | インドでの出産日記 | トラックバック(0) | コメント(7)
靴の修理屋さん
インドは物を大切に使える環境が整っていると思う。壊れても修理屋さんがあちこちにいて、丁寧に修理してくれる。中には明らかに壊れた機械類からとった中古ネジやら、錆びかけたワッシャーなどを使う修理屋さんもいるけど、直してもらえるなら有難い。特に日本製の家電なんて、壊れたからと言って、日本にすぐ持ち帰られるわけでもないので、修理屋さんは重宝する。

修理はなにも機械類に限ったことではなく、私がよく利用するのが靴の修理屋さん。いつもデコボコのついた健康サンダルを愛用している私は、日本に帰ると、100円ショップの健康サンダルを買ってくる。100円だから、すぐにベロベロに口が開いてしまうのだけど、これを修理してもらうのだ。
見事にパックリと口の開いた健康サンダル。(一応、洗った後撮影しています…)
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サンダルの表布とゴム底を丁寧にステッチしてもらうことで、丈夫でいつまでも履けるようになる。母に言わせれば「安物買いの、銭失い」な私でも、ここでは100円スリッパに永遠の命を吹き込んであげられるわけだ(笑)
そうして蘇った健康サンダル。白い糸で丁寧にステッチされているの見えます??
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ちなみに、私が修理屋さんに持っていくと、「ステッチ代で200Rs」などと外国人価格を吹っかけられるので、敢えてモティさんに行ってもらってインド人価格25Rsで修理してもらっている。
お家の靴箱に眠っている、口の開いた靴やサンダルなど、見事によみがえりますよ。これぞ話題のエコ生活?!
[2008/07/27 21:45] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(22)
バンコク旅行 その4
私は屋台を見ると何だか心がワクワクと躍ってしまう。バンコクでも色々な屋台があった。同じアジアだけど、インドと違って、より日本に近いなぁ、と感じたのは、屋台から流れてくる醤油ダレ系の良い匂い。インドだとスパイスの香りや揚げ物の匂いがするけど、バンコクの屋台は、焼き鳥・唐揚げ・焼き魚だったりと、香ばしい香りが何とも言えない。

焼き鳥。
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手焼きお煎餅
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瑞々しく美味しそうなフルーツ。
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目にも美しく癒される花屋の露店。アジサイなどもあって、久々に涼しい雰囲気を味わえた。
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花の飾り、お守り屋さん。一つ一つ丁寧に針に通して路上で作っている。その作業に思わず釘づけになる。
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今回のバンコク旅行で、お腹も心も満たされたわけだけど、改めて嬉しいことがあった。それは子供たちの成長をしみじみと感じられたこと。
ピー助を連れての初めての旅行。今までは子供が寝てしまっても抱っこしてあげることができたけど、今では大人二人の手は、ピー助と荷物で埋まっているので、寝ていても疲れても、可哀そうだけど抱っこしてあげることが出来ない。
それを鉄男とチーコはきちんと理解してくれていた。「眠いけど、僕が寝たらお父さんとお母さんが困るから、がんばって起きとく…」と健気にしっかり自分のことは自分でしてくれ、時には荷物まで持ってくれた鉄男。
道中、ぐずるピー助をあやしてくれる「頼れる兄貴」に変身!
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チーコも、疲れていて抱っこしてもらいたいだろうに、我慢して自分で歩いてくれた。そして、私の手が離せない間は、ピー助をあやしてくれたり…。「大丈夫だからね、お母さんすぐに来るよ。」とトントン胸を叩いてあげる様子が微笑ましい。
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大変なこともあるけど、やっぱり家族みんなで旅行して、色々なことを見て経験して、そしてみんなで美味しいものを食べて喜びたい。鉄男もチーコもしっかり協力してくれる。これからも、あちこちみんなで行けたら良いなぁ、と思えたピー助初海外旅行だった。
[2008/07/25 09:30] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(3)
もう3か月!
早いもので、ピー助も3カ月。新生児ではなくなってしまった。毎日があっと言う間に過ぎていく。最近夜泣きが始まったので、オムツを替えようが、オッパイを飲ませようが何をしてもダメで顔を真っ赤にして大泣きしている。鉄男とチーコの時も3か月になる前くらいから夜泣きが始まり、当時は精神的な余裕もなかったので、「あぁ、どうやったら泣きやむんだろう…」と途方にくれたりしていたけど、ただ無性に可愛いだけの3人目は「はいはい、泣きたいんでちゅね。泣きなさい、泣きなさい」とニヤニヤ顔であやしている(笑)でも、流石に体力的には今までの比でなく、どっと疲労感が押し寄せる。歳のせいだなぁ…(汗)

ちょっと辛い夜泣きだけど、それも「成長の証」だと思えて何だか嬉しい。こぶしを口に持っていったり、物を掴めるようになったり、そして、夜泣きが始まったというのは、夜が分かるようになったということ。そうやって、一つ一つ出来ることが増え、知恵が付いてくるという経過が見えるのはとても嬉しい。
最近お得意のチュパチュパ。お友達に頂いたロリポップ型のガラガラをしっかり握って大口開けて突っ込んでいる。
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ちなみにチーコはこれを見て、「あっ、ピー助がロリポップの皮、剥かないで食べてる~!」と慌てていた。(笑)

そして、体も目に見えてグングン大きくなってきている。とにかく、オッパイを本当にたくさん飲むのだ。
私のお腹の中にピー助の命が宿り、私の体内養分で大きくなり、内臓をはじめ、髪・爪・皮膚・骨、と全てのものが私の養分で形成され、そして生まれてきたのだ。生まれた後も、母乳(別名を「白い血液」)だけを栄養素として、この3か月で誕生時の体重の2倍にまで成長した。「母の体って凄い!」と改めて人体の不思議を思う。
誕生時3040gだった体重は、今や6200gまでになった!道理で重たいはずだ(笑)

生後1週間のピー助。パンダの縫いぐるみに食べられそうなほど小さい。R0011120.jpg
3ヶ月後のピー助とパンダ君。
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我が家では鉄男の時から、1歳までの間は月齢誕生日会を開いている。「ピー助3か月」のお誕生日会。もちろん、ピー助はケーキを食べられないので、母が彼の分もしっかり食べて、母乳経由でケーキ味のおっぱいを飲むことになるのだけど…(笑)
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正直なところ、4人家族だった頃は、5人家族になることへのイメージも湧かなかった。でも、ピー助が我が家に生まれてきてくれてからというもの、「我が家は5人家族になるべくしてなった」と極当然のように思える。
たった3か月で、鉄男にはより確固とした「兄の自覚」を持たせ、チーコに初めて「姉になる喜び」を与え、仕事で疲れて帰宅する夫A-さんの疲労回復薬の役割を果たしているピー助。これからもスクスク育ていって欲しいものだ。
[2008/07/24 09:01] | 子育て | トラックバック(0) | コメント(6)
日本のアニメ
インドの我が家、日本語放送は受信していないので、子どもたちはもっぱら、こちらの番組を観て楽しんでいる。夏休みにハマってからというもの、すっかりお気に入りの番組ができた。それは『忍者ハットリくん』『パーマン』『ニャンダー仮面』などの日本アニメのほか、「魚クン」(勝手に子供たちが命名。元々は中国のアニメ)

それにしても、懐かしい。『ハットリくん』や『パーマン』は、まさに私も鉄男の年齢の頃に、毎週欠かさず観ていたものだ。「山を飛~び、 谷を越え~、僕らの街へやってきた~、ハットリくんが~やってきた~♪」というリズムはそのままだけど、歌詞はヒンディー語。記憶のどこから引っ張り出されてくるのか、不思議とスラスラ唄えてしまう自分がいる。一方、聞いた音をそのまま耳に焼き付けて記憶してしまう能力に長けている子どもたちは、ヒンディー語でハットリくんの主題歌を歌っている。
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登場人物の名前もシンゾウ・カンゾウ・ゆめこ・獅子丸などそのままだけど、ケムマキは「ケムジー(ケムさん)」になっている(笑)日本アニメをそのまま使用しているので、畳の部屋や、住宅街の電信柱・それに張られた広告ビラなんかも映し出されていて、日本にいると「当たり前」の景色やモノも、インドという外から見ることにより、改めて「あぁ、これは日本特有の景色・モノなんだなぁ」と気づかせられるのも日本文化を再認識させられる感覚で新鮮だ。DSC05358.jpg

『パーマン』もこれまた懐かしく、パーマン1号・パー子・ブービー・パーヤンなど、歴史年号などは覚えていないくせに、こういうどうでも良いことはしっかり覚えている自分の頭を情けなくも思ったり…(汗)
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とにかくヒンディー語なので、物語の背景や台詞などを理解できない子供たちは「お母さん、パーマンってなんでコピーロボット使ってるの??」とか質問してくる。「それはだねぇ、パーマンのお仕事している間に、自分がパーマンって知られたらアカンから、代わりに自分の役をしてもらうためやねん。」などと、得意げに答える母。勉強のことを聞かれても、いつまでもこうやってスラスラと自信満々に答えられるカッコいい母でありたいものだ、とは思うけど…

そしてもうひとつ、『ニャンダー仮面』。これはきっと最近の番組だろうなぁ。 『アンパンマン』の作者・やなせたかしさんのアニメ。
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通称『魚クン』は夜7時半からなので、二人とも夕飯を食べ終えたら見ても良いことにしている。でも、いつもノロノロと食べるチーコが早く食べ終えた鉄男の足を引っ張って、なかなか開始時間に見られないので、鉄男はチーコに「頑張れ、チーコ。あと4口だよ。ほら、アーンして!」とご飯を口に運んであげたりしている。これが兄妹愛の成す技なら嬉しいのだけど、テレビ見たさからくる、というのはちょっとどうかと複雑なところ…(汗)

子供たちと一緒にこれらのアニメを見ていると、ヒンディー語もチラホラ耳に残るようになる。ヒンディー語講座に通ったものの、全くモノになっていないどころか、忘れていくばかりなので、子供番組でヒンディー語特訓するのも良いかもなぁ、と思う今日この頃。
アニメから学びなおしたヒンディー語の例。
「アッチャー。ティーケー!」(良いよ。オッケー)
「サムジェ?」(わかった?)
「シュークリヤー」(ありがとう)
などなど。

ちなみに、胎内にいる時から、そしてオッパイを飲みながらもボリウッドソングを聞き、ヒンディー語のアニメをおぼろげに見ているピー助。初めての言葉はヒンディ語なのかもしれないなぁ(笑)

それにしても、我が家のケーブルテレビ、ご覧の通り、映りが悪すぎる。常にザーザー状態なので、「ちゃんと映りがよくなるように直さないと、ケーブル料金は払わない!!」と言ったら、珍しく早い対応で点検に来た(笑)映りは良くなったものの、「今時、テレビはデジタルにした方が良いですよ」とか言われてしまった…デジタルだの、地上だの衛星だの、テレビの世界もややこしくなりましたなぁ。こんな浦島太郎の私は、日本に帰ったらやっていけるんだろうか…(汗)
[2008/07/23 00:48] | インド娯楽 | トラックバック(0) | コメント(2)
たこ焼き器の薦め
日本では梅雨明けが発表されたそうだけど、インドはまだモンスーンの季節。でも、この時期、外出中に突然のシャワーみたいな豪雨に会うと辛いけど、砂埃で汚れた木の葉が雨に洗われて、目にも鮮やかな緑になるのは清々しくて好きだ。
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モンスーンで外は豪雨、ピー助もお昼寝中で、家に子供と籠っていたので、おやつ作りで楽しむことにした。ホットケーキミックス&タコ焼き器で鈴カステラ風ホットケーキを作った。

「どうして自宅にタコ焼き器があるの?」と不思議がられるけど、そもそも大阪人の私にとっては、タコ焼き器はフライパンと同じように、家にあって当然の台所用品なのだ。今では電熱式のタコ焼き器が出回っているけど、実家ではガスコンロの上に置く鉄板に穴がボコボコあいたタイプで、外カリッ中トロッに仕上がるのでそっちの方が好き。子供の頃は、毎日のおやつがたこ焼きっていうのも有りだった(笑)特に好きだったのが「タコせん」。いか煎餅でタコ焼きを上下サンドしたもので、50円握りしめて近所によく買いに行ったものだ。あぁ、懐かしい…

そうそう、今回は鈴カステラ風、の話だった…
タコ焼き器にホットケーキミックスの種を入れて、上からレーズンやチョコチップなどを落し入れる。手早くクルリと裏返しながら、タイミングを見てはクルクル回しながら、真丸く焼き上げる。
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子どもたちは、真剣な顔つきで協力しながら作業している。
鉄男「ほら、早く具を入れて!」チーコ「はい!はい!(合いの手)」
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焼き上がりのホッカホカをどんどん口にほり込んでいく。そのままでも美味しいけど、蜂蜜を垂らしても、これまた美味。
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自宅で作るので、大好きなレーズンも好きなだけ入れられるのが幸せ。
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タコがなかなか手に入らないので、竹輪やお餅、コーンなども入れて具だくさんのタコ焼きを作ったりもする。せっかくのタコ焼き器、タコ焼き以外にも鈴カステラ風も作れる優れ物。インドのモンスーン時期、また灼熱で外に出られない時期、家にこもっているときに楽しいおやつタイムはどうでしょう。
[2008/07/20 20:46] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(8)
バンコク旅行 その3
バンコク旅行の3泊4日中、一日だけ観光らしきことをした。新しい大型デパートのサイアム・パラゴンへモノレールに乗って出掛けてきた。ピー助はベビーカーの中でほとんど眠っており、あまり泣くこともなかったので、鉄男&チーコは水族館や映画を満喫し、ピー助は兄・姉孝行したわけだ(笑)
チケットを買う夫A-さんと子供たち。方向音痴の私は移動の際はただ夫にくっついて行くのみ。
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モノレールに乗る私たち子連れの姿を見るなり、パッと席を譲ってくれたタイの人々。階段でベビーカーを支えてくれたり、チーコの手を取って階段を降りてくれたり、あちこちで親切を受けた。タイの人のさりげない優しさに触れて、とても気持ち良く観光できた。
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水族館が好きな我が家の子供たちと夫A-さん。サイアム・パラゴンの地下一階に、屋内水族館では世界最大規模という水族館がある。
巨大なタカアシガニ。「一本だけでいいから、その足を食べさせてくれ~!!」という母に続いて、「一本だけで良いから~!ギャハハ」と大笑いの子供たち。バックに写っている美味しそうな足がタカアシガニ(笑)
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ここの面白い点は、見るだけでなく、触れたり、水中マジックショーがあったり、グラスボートに乗って上から魚たちを覗けたり、と色々な工夫がされていること。
グラスボートツアーはとても興味深かった。今まで水上から水族館の魚を見たことなんてなかったので、眼下にユラユラと泳ぐ魚の群れや、ニョキッと突き出たサメの背びれなども近くに見て、さらにはガイド役のお姉さんが餌の小エビをばらまくと、すぐそばでバシャバシャッと魚が飛び跳ねて餌に食らいつくド迫力!これはお勧め!!
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大きな水槽の中でユラユラ涼しげに泳ぎ回る魚たち。
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今まで国内外含め、あちこちの水族館に行ってきたけど、ここは分類も色々あって、今まで見たことないような魚類?生き物?も見られて、大人でも十分楽しめた。水槽内のデザインも粋で、生態に近く、且つお洒落で、見る者を飽きさせない。夫A-さんのブログでもここの水族館を紹介しているので、良かったらこちらもどうぞ。

魚を食べるのも見るのも大好きなチーコ。食い入るように魚を見つめている。母に似て「美味しそう~」なんて思いながら見ているのかも?!
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水族館を後にして向かったのは、私たち夫婦にとってはお決まりのハードロックカフェ。渡航先の国にあれば、必ずと言って良いほど、行っては記念にTシャツを買っている。そのコレクション、今や20枚以上。元DJだった夫A-さんの目がキラリと光り、各曲のウンチクが聞けるのも楽しい。そういえばインド国内ではムンバイに支店があるので、いつか行かねば…。
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その夜、ちょうどバンコク出張中のA-さんの同僚の方と焼き肉を食べに行った。男二人は酒を酌み交わしながら熱く語り合い、私と子供たちは久しぶりのジューシーな牛肉にかぶりつき、食べる・食べる。肉以外でもエリンギやエノキなどのキノコ類も久しぶりに食べた。あぁ、幸せ~。
しちりん&炭火で焼いて食べる柔らか牛肉は最高だった~!
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外国旅行中に現地のレストラン等で、日本人の子供を珍しがり可愛がったりしてくれるお店が多々ある。子供たちを抱っこして厨房案内してくれたり、遊んでくれたりするのだ。親はその様子を見ながら、のんびりビールでも飲みながらお喋りし、ゆっくり食事もできる。子供達も遊んでもらって大喜びだからとても有難い。
今回もお店のお姉さんたちが鉄男とチーコの相手をしてくれた。見てみると、子供たちの小さな爪に可愛い模様が!チーコにはお花。鉄男にはトンボが丁寧に描かれている。お姉さんがマニキュアで綺麗に描いてくれていた。子供たちは大喜び。
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チーコの小さな爪に描かれた可愛いお花。
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すっかりお姉さんたちと仲良しになり、抱っこしてもらって厨房に入ったり、他の店員さんにお菓子をもらったり、とご満悦。
タイの人たちの素敵な笑顔と優しさにこれまた癒された。
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在印邦人の多くが、休みのたびにバンコクへ足を運ぶ理由は、美味しい日本食以外に、きっとタイの人の優しい気質によるのだろうな、と思った。お店に入れば手を合わせて微笑みかけてくれ、お礼を言えば、これまた胸元で手のひらを合わせてニッコリ返してくれる。
「微笑みの国、タイ」とは、まさにぴったりの表現だなぁ、と感じた。インドにいると、「サンキュー」「ウェルカム」というやり取りがあまりない気がするし、知らず知らずのうちに、自分もあまりお礼を言わなくなってきているかも、と思った。これからは「微笑み&感謝の言葉」を心がけよう、そう思わせてくれたバンコク旅行。日本食に餓えた体だけでなく、殺伐とした心をも満たしてくれた(笑)

バンコク在住のドナルド氏もにっこり合掌。
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[2008/07/18 17:37] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(6)
個人契約の難しさ
インドに来て以来、ドライバーもとうとう13人目になってしまった。先週12代目が辞めた。お金にルーズな面があり、何度も前借を頼まれたり、欠勤や遅刻の時間のルーズさも気になっていた。遅刻を指摘した際に、今までの前借依頼の拒否への鬱憤が爆発したようで「辞める」と言ってきた。遅かれ早かれこうなるだろうし、お金と時間にルーズなのは私も嫌なので、双方合意のもとで辞めてもらった。

お友達の運転手さんは、「こんな人が我が家の運転手になってくれたらなぁ」と羨ましく思うような人。そしてその運転手さんが「良い人がいるからどうですか」と紹介して、来てくれることになったのが13代目のドミニクさん。つい最近まで日本人家庭で働いており、その家族の本帰国まで勤め上げた、というのもなんだか安心できて嬉しい。真面目で朴訥そうなドミニクさん。私たちの本帰国までも務めあげてくれるような関係が築ければ嬉しいなぁ…。

ところで、ドライバーが変わるたびに毎回思うのが「個人契約の難しさ」だ。我が家の場合、運転手さんと我が家の「個人契約」による雇用である。一方、多くのご家庭では、御主人の会社のドライバーだったり、派遣会社からのドライバーだったりするので、「会社勤めできる=拘束や規則に慣れている」人が多いのか、我が家ほど金銭トラブルや勤務時間の問題も少ないように思われる。

「会社に属さない」というからにはメリットもあるのだろう。例えば登録料などを引かれることなく、給料全額が手取りになること。自分の要望を聞いてもらえたり、融通が利くであろう、ということ。
その後者の理由が、まさに困るのである。とにかく「要望」が多すぎる。給料の前借、借金、長期休暇、賃上げ要求などなど。
「家族が病気だから幾ら貸してくれ」とかいう切実な理由なら、今まで前借も借金も了承してきた。でも、頻繁に「親戚が病気だ」「薬を買いたいから」「親戚が亡くなったから」とくると、もうこれは悲しいかな信用できなくなる。そして何の抵抗もなく「貸してくれ」と言うようになる。「携帯のチャージをしたいから」「帰りに食料を買って帰りたいから」等など。
さらには月末に前借・借金などの分を引いて給料を手渡すと「少ない。こんなんじゃやっていけない」と言いだす始末…(涙)

自分のもらえる額内で、1ヶ月間なんとかやりくりする、ということを学ばない限りどうしようもないので「前借や借金を頼むんじゃなくて、月々の給料から少しづつでも貯金するようにしなさい。我が家では、今後、前借も借金もさせられない。」そう言ったが最後、「じゃぁ、辞めます」…だ。

勤務時間内は待機しておいてもらうのが仕事。でも、たまに早く帰らせてあげたりするとそれが当然になり、勤務時間を守るのが苦痛になるようで、「もう帰っても良いだろう」と催促してくるようになる。始業時間は遅く、就業時間は早めに…と、これまた勤務時間がルーズになってくる。いったんルーズになったものを締めるのは難しい。時間のルーズさを指摘する。「じゃぁ、もう来ないよ」…だ。

そして、学校の駐車場などで待ち時間に、他の運転手仲間から少しでも割の良い仕事情報を聞けば、そちらにさっさと移ってしまう。

そういう理由で、我が家ではなかなか運転手さんが続かない。もちろん、個人契約でも駐在任期の最後まで同じ運転手さんに続けてもらっているご家庭もある。みんなどういう風に上手くやっているんだろう…。前借・借金の依頼、みなさんどうされているんだろう…。

こんな悩みもこれで最後になればいいなぁ。ドミニクさんと上手くやっていけるよう頑張ろうっと。
[2008/07/16 20:48] | インドの苦労 | トラックバック(0) | コメント(4)
バンコク旅行 その2
前回の日記でも書いたように、今回はバンコクの中の「日本文化」を堪能した旅行だった。とにかく日本食を食べまくった3泊4日。いつもならホテルは朝食付きでとるのだけど、ピー助もいるからゆっくり食べられないだろうし、何といっても夜のお世話があるので、私が朝早く起きられない…、というわけで、好きなだけ朝寝坊して、朝食は外で買ってきたものを部屋で食べるようにした。結果的にこれが良かった!ホテルから徒歩圏内に日本のパン屋さんがある。「カスタードなかむら」さん。ここには本当にお世話になった。とにかく美味しいのだ。朝食パンを買いに、おやつのケーキやプリンを買いに、そして小腹がすいた時用に、と滞在中、毎日3回は通った。
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肉汁をギュッと閉じ込め、玉ねぎのシャリシャリ感がまた何とも言えない大ぶりメンチカツの挟まったメンチカツサンドをはじめ、カリカリのクッキー生地がほんのり甘くて、中はふんわりしっとりなメロンパン。程よい甘さの餡子をたっぷり包み、これまた黒ゴマたっぷりトッピングのアンパン。朝から散歩がてら買いに行って、「さぁ、好きなの選びなよ~!!」「うわぁい。僕メンチカツサンドと卵サンド~!」「ちーちゃん、メロンパンとプリン!」など、パン屋さんで朝から超ハイテンションである(笑)
ケーキやカステラ、プリン、シュークリームなどのデザート系も充実していて、私たちからすれば本当に「パラダイス」のようなお店!!
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そして、ホテルに戻りがてらコンビニで、大ぶりの乳酸菌飲料やフルーツヨーグルト、牛乳などを買い、部屋でのんびり「美味しいねぇ、美味しいねぇ」とお経のように唱えながら食べる朝食。
満腹になった子どもたちは、休憩がてら日本語放送のテレビを見る。懐かしい「お母さんと一緒」や工作の番組などなど。ちなみにインドの我が家では日本語放送を受信していない。
その間、ピー助はゆっくりのんびりオッパイ&ごろごろタイム。

ピー助が本格寝に入ると、子供たちは夫A-さんとホテルのプールに。私は夜に備えて、ピー助と一緒にお昼寝(笑)

「お腹がすいた~!」と子供たち&A-さんが戻ってくると、「さて、お昼食べに行こう!!何食べる~?ラーメン?お寿司?」とこれまたワクワク(笑)そして、また徒歩圏内の日本食屋さんへ向かい、メニューを見て「うわぁ、こんなんもある!わぁ、食べた~い!」と大興奮の後に、全部注文したい気持ちと戦いながら、当然だけど、食べられる分量のみを注文する…(涙)。
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ラーメン・餃子・天津飯…。もう最高に美味しかった。こんなに感激しながら食べている家族、お店の人にしてみたら「この人たち、日頃何食べてるんやろ?可哀そうに…」と思われたかもしれない(笑)
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お腹一杯になりつつも、またもや「カスタードなかむら」さんに寄って、「さぁ、おやつ、おやつ!」と言いながらプリンやケーキを買う。

ホテルにまた戻って、お腹一杯&プールの疲れもあり、程よく疲れてお昼寝。ピー助はじめ、家族みんなでグーグーと夕方まで寝る。

そろそろ夕食時になり「お腹すいたね~。何食べに行く~??」と起きだして、「焼肉!!お刺身!!」とまたワイワイガヤガヤ。そしてまた徒歩圏内の日本食屋さんへ。どこへ行っても、お寿司のカウンターも日本っぽくて、メニューの豊富さを羨望の眼差しで見つめ、溜息をつく。
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授乳中なので、ちょっとだけなのが寂しいけど、ローカルビールでA-さんと乾杯する。
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子供達も親も日頃食べられない物を心おきなく食べ、幸せな気持ちで一杯になる。ちなみに、バンコクの日本食屋さん、日本やインドで食べるよりもお値段もお手頃なのが嬉しい。もちろん味も文句なしに美味しいので、言うことなし!!

夜のバンコクの街を散歩しながら、途中コンビニでミネラルウォーターを買ってホテルに帰る。そしてバタバタと子供たちをシャワーし、ピー助を洗い、大人も綺麗さっぱりして、眠りに就く。3泊4日、ずっとそんな感じの毎日だった。どこかに観光に行くわけではないんだけど、家族でワイワイ喜んで美味しいものをみんなで食べて感激し、それだけで楽しく充実した毎日だった。

よく「生後間もない赤ちゃんを連れて旅行なんて大丈夫なの?」と聞かれるけど、ご覧のとおり、食事以外では殆どホテルから出ないのんびりスタイルなので、ピー助も疲れることなく日常を送られる。観光は、もうちょっと大きくなって、ピー助が起きている時間が長くなるまでお預けかな。
とにかく、観光せずとも、食べ物だけでこれだけ興奮できるバンコク、あぁ最高!!
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[2008/07/15 08:26] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(4)
バンコク旅行 その1
夏休み最後の週、まさに駆け込み状態でバンコクに家族旅行してきた。待ちに待ったピー助の外国人登録やビザの発行が終わり、急いで飛行機チケット、そしてその夜にホテルをネット検索というバタバタ振りでの出発になった。「明日バンコク行くから荷造りして!!」と子供たちに言うと、「待ってました!」とばかりにそれぞれ嬉々としてリュックに荷物を詰め込む二人。ピー助にとっては初めての海外旅行。夫A-さんは独身時代に行ったことがあるけど、私たち母子にとっては初めてのバンコク。

ところで、在印邦人のみなさんの多くは、買い出し旅行や短期連休などに、喜んで何度でもバンコクに足を運ばれている。今までは正直な気持ち、何故そんなにみんなバンコクに行きたがるのかが不思議でしょうがなかった。・・・ところが、今回行ってみて、もうこれはそりゃぁ行くでしょ~!と超納得できたのだった(笑)

外国にいながら、ここまで「日本」を感じられる都市は初めてだった。ここは日本かと見紛うばかりに日本語看板が溢れている。
マッサージ屋さんの看板。
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日本食や日本書籍を扱う店の数々。日本語が普通に通じたりする店も多々ある。
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本来なら外国に行ったらその国の文化を楽しまなければ、と考える性分なのだけど、今回はもう感覚が麻痺してしまって、まるで日本に一時帰国でもしたかのような気持ちになり、毎日タイの「日本文化」を堪能していた。

スーパーの品物の豊富さ、日本と変わらない品揃えに感動さえ覚えた。思わずカメラで撮影する私に警備員さんが「ノー!」と言った。いやはや怪しい日本人ですみません…富士スーパーにて。
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インド駐在になる人の多くは東南アジア諸国での駐在を経験しておられ、前任地がバンコク、という方が多いように思われる。
バンコクから来られた方は、最初はあまりの違いに驚き、そしてがっかりされるようで、何度もそういう嘆きを聞いてきた。それでも私には一向にピンとこなかった。私たちの前任地ハンガリーには、アジアの食べ物は流通さえもしておらず、サトイモや白菜・大根などは滅多に見られない代物だったから、これらの馴染み深い野菜が八百屋に普通に並んでいるだけで、「インドは有難い。便利だ。」と思ったものだ。いやはや、皆さんの嘆きも今なら全て納得。そりゃぁ、バンコクの後にインドだと「何もない」状態に思えるのは仕方がない…。もちろんインドはインドの良さがあって「住めば都」ですが。

バンコクの人口は、東京都全体の人口とほぼ同じらしく、たくさんの人が忙しく行き来する様子や、地下鉄、モノレール、ショッピングモール、高級デパートなどなど、街の様子もなんだか日本にいるような錯覚を覚えた。
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駅の構内に普通に存在する「ヤマザキパン」の売店。いやぁ、驚きました。
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そしてさらに、同じく駅構内にある日本語書籍の古本屋さん。思わず中身が本当に日本語なのか確かめてしまった…(汗)
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3泊4日の短い日程。まだ生後2か月のピー助をあちこち連れまわすと疲れも出るので、観光らしいことは1日だけ。その他は、ホテルから徒歩圏内の日本食屋さん巡りをし、夫A-さんが子供たちをホテルのプールで遊ばせてくれている間に、タイ式マッサージを受け、美容院にも行った。交替で今度は私が子供担当で、夫A-さんにも自由時間を。彼はいつもながらマニアックな分野の散策を楽しんだようだ(笑)それについてはこちらをどうぞ。
ホテルのプールで遊ぶ夫A-さんと鉄男。ちなみにチーコ用の浅いプールも併設されている。
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タイ式マッサージ屋さんにて。全身マッサージコースで200バーツ(約600円)。気持ち良かった~!
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マッサージ中に起きたピー助をあやしてくれた店員さん。
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バンコク、すっかり魅了されてしまった。でも、あくまで「バンコクの中の日本文化」しか見られていないので、次回は精神的余裕があれば(笑)、タイ文化も是非覗いてみたい。

ちなみに、生まれた時はサル顔だったピー助も、すっかり人間顔に進化したので、今回からモザイクデビューさせて頂くことにしました。
[2008/07/13 22:35] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(6)
ベビーサプリメント
ピー助が出生後よりずっとお世話になっているホームドクターは、とても素敵なお方。いかにも「子供が好きでたまらないから小児科医になりました」という感じの先生。
また後日インドの予防接種についての記事を書くことにするけど、生後2カ月にして、予防接種も既にいくつか済ませたピー助。ちょっと強面の先生が、「痛いでしゅけど、ごめんなちゃいね~」みたいな語調の英語で話し掛けているのも微笑ましい。またインドにも1ヶ月検診・2ヶ月検診といったものがあり、その都度お世話にもなっている。

日本と異なり驚いたことは、赤ちゃんにでもサプリメントが処方されること。「この時期はビタミンが重要だからマルチビタミンシロップね。」とか「鉄分シロップで血液をたくさん作って健康体になろうね。」と言っては、サプリメントシロップが処方されるのだ。
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離乳食もまだ始まっていないし、ピー助はもちろん錠剤なんて飲み込めない。だからシロップ状でスポイドまで同梱されているご丁寧さ。
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↑をビヨ~ンと伸ばすと長くなる。
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着色していないけど、まさに「ビタミ~ン!!!」って感じの真っ黄っ黄のビタミンシロップ。そして鉄分は「これぞ鉄!」っていうくらい強烈な錆のような匂いの真っ茶色なシロップ。

両方ともピー助が喜んで飲むわけがない…。「うえぇぇええ~!」という顔をして、嫌々ながらも偶然飲み込んでしまう、といった様子。「あぁ、飲み込んじゃったよ…」ってな情けない顔が可愛くて好き(笑)

話は変わって、インドのお薬なんて大丈夫なの??と思われる方も多いだろう。でも、インドの病気にはインドの薬が一番効くし、実はインドはIT産業も有名だけど、製薬業は製薬量世界4位を誇るほどの主力産業だ。
インド製薬会社の最大の魅力はやはり人件費の安さと、優秀な人材の多さ。毎年15万人ほどの化学系修士が輩出され、同レベルの研究員の人件費はアメリカの20分の1。よって、開発費用も低コストで抑えられ、その分、低価格で薬品を売れるため、輸出総額38億ドル、売上高では世界13位。
そういったこともあり、インドに製薬研究拠点を置く外資系製薬企業は40社を超えている。

また、配合成分は既存の薬と同じで、製法プロセスを変えることにより、独自の製品とすることができ、研究開発コストを抑え、他会社で話題の特効薬同等品なども製造可能なため、「低価格で効き目は同じ」というインド製の薬が人気らしい。でもこのご時世、特許法の改正などに伴い、そうした製薬方法にも限界が出てきており、発展途上国が低価格のインド製感染症薬等を買えなくなる、といった問題もある。

インド医療業界は製薬も含め、実はかなり高い世界レベルにあるのです。これまたインドのイメージが変わるのではないでしょうか?
[2008/07/12 00:30] | 子育て | トラックバック(0) | コメント(6)
マザーバッグ
赤ちゃん連れの外出だと、どうしても荷物が多くなる。オムツ・お尻拭き・着替えセット・ガーゼなどなど。私は母乳がジャンジャン出るので、哺乳瓶やお湯などのミルクセットは必要ないから、その分荷物は少なめに済むのはありがたい。それでも、やっぱり財布や手帳、上の二人のぐずった時用の飴玉なんかの常備品もいれると、かなりの量だ…
しかも、今は全ての作業を、ピー助を抱っこしたまま行わねばならないので、片手だけでも自由に使えるように肩下げカバンやウェストポーチ等が便利である。

インドで「ママバック」と名打ったものはあるけれど、なんだか子供のプールバックのようなビニール製で、ちょっと抵抗があった。
そんな中で見つけた優れもの。またしても、流石はインドのお気に入りブランド、HIDESIGN。
上質な柔らかい皮をふんだんに使った大ぶりのカバン。デザイン・縫製が良いのはもちろんのこと、日本で同等のものを買うことを思えば、破格のお値段。
肩ひもあり・なしのツーウェイで使える。
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もちろん荷物もジャンジャン入ってしまう収納力。ポケットや仕切りもたくさん付いている。
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バッグ購入時に入れてくれる布バッグも、麻製で、黒に水色というビビッドな色遣いで、皮のワンポイントもお洒落。
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ますますお気に入りになったHIDESIGN。季節によって色々な企画商品が出てくるので、要チェックです!デリーではサケートの新モール、CITY WALK内の店が品ぞろえも豊富。

ちなみに、アフターケアもしっかりしていて、修理もHIDESIGNを扱っているお店でなら請け負ってくれる。工場に送って数日から数週間で手元に戻ってくる。戻ってきたときには、皮は磨かれてピカピカ、金具も補強されており、流石は手仕事を大事にするクラフトマンシップ。
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ちなみに、HIDESIGNのキャッチコピーは
Real leather crafted the forgotten way.
「忘れ去られた技術で丁寧な手仕事によって作られる本物の革製品」
いやぁ、しびれますなぁ…

高いお金払って買っても、壊れたら修理にお金もかかるし、それなら新しい物を買った方がお得、ということが多いように思われる日本。一方、靴でもカバンでも、ナイフ類でも、マーケットの中にそれぞれの修理人さんがちょこんと座っていて、低価格でしかもきちんと修理できるところがあり、いつまでも使い続けることができる環境のインド。これってとても大切なこと。、そんな点でもインドは良いなぁ、と思う。
[2008/07/10 09:47] | 買い物 | トラックバック(0) | コメント(6)
パン・パン・パン♪
私はパンが好き。特に菓子パン。アンパン・メロンパン・チョココロネ・レーズンパン。あぁ、書いていると妄想でフラフラしそう…(涙)
好きだからと言っても、悲しいかな私には作る能力はないし、オーブンもないので、日本やバンコクから買い出ししてくるか、近いものをこちらで探すか、しか道はない。

最近、お気に入りのパン屋さんがある。お友達から「ここのドーナツ美味しいから食べてみて」と手土産に頂いて、その美味しさに感激したのがきっかけ。
それからというもの、1週間に一度はまとめ買いして、冷凍庫へ保存している。デリーではなくてグルガオンにあるので、自分では行かずに、電話で注文だけして、あとは夫A-さんに持って帰ってもらう、というお気楽な方法を取っている。なので、パンを頼んだ日には、夫よりパンを心待ちしたりしている(笑)
写真はディナーロール様。
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個人的に、お勧めは何といってもバターシュガーロール!!ザラメ砂糖とバターが何とも言えずマッチしていて、パン生地もモチモチでしっとり。大きめなので、これ一つで朝食としては大満足。

他のお勧めは、シュガードーナツ、シナモンロール、ディナーロール等など。ドーナツは買ってきてすぐが美味しいのはもちろんだけど、私は敢えて、翌日朝に軽くトーストしてザラメを溶かして食べるのが好き。すると、中はフワフワ、外は砂糖でコーティングされちょっとカリッとしているのが何とも言えない。あぁ、また食べたくなってきた。でも、良いのだ。さっき注文したから、明日には食べられる~!
シナモンロールは、惜しげもなくたっぷりとレーズンが入っていて、生地はちょっとパイ生地風でこれまた美味。鉄男はこれが大好きで、一個半はぺろりと平らげてしまう。
こちらはシュガードーナツ
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手前がバターシュガーロール。奥がシナモンロール。
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嬉しいことに、お値段も良心的で、バターシュガーロールは18Rs(約50円)、ドーナツは16Rs(約45円)、シナモンロールは23Rs(約65円)。以前の日記でご紹介したアメリカンスクールのキャンティーンのパンと比べるとお値段もお手頃で、味も大満足なので、最近はアメリカンスクールにはパン注文していない。

メニューも豊富で調理パンなどもあるので、他に美味しいもの見つけられた方、教えてくださいね。
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同じくパン好きな方、インドでもこんなに美味しいパンが食べられますよ~!…といっても買い占めてしまわないでくださいね、私の分も置いておいて~(笑)

情報として…
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注)グルガオン市外から電話注文する場合は、市外局番0124をお忘れなく!
それにしても、インド在住の奥様方、美味しいものを上手に発掘(笑)していらっしゃる。やっぱりみんな、美味しいものに対するアンテナはよく効くんだなぁ。
[2008/07/07 14:00] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(13)
インド出産費用
さて、インドで出産といっても、日本と同様、自宅出産からホテルのような豪華病院やこじんまりした開業医の病院など色々で、料金やシステムもそれぞれでまったく異なるのが当然。
今回私がお世話になった病院は、北インドでも有数の最新設備を投入し、最新医療をリードするほどの大規模な私立総合病院であり、また患者の多くはインドの富裕層や駐在外国人である。

費用はあくまで「平均的」ではないけれども、もし、インドでの出産に興味があり、インドでのご出産をお考えの方は、この病院と同等レベルの病院でないと、日本人の感覚からすると難しいのではないか、とも思うので、参考にはしてもらえるだろう。

普段なら、あまり具体的な金額を書くのもどうか、とも思うのだけど、インド出産費用の情報が極端に少ない中、具体的に書かないと現実的な参考にもならないと考えるので、敢えて「超」具体的に書くことにした。

ちなみに料金は入院部屋のグレードに応じて設定されており、部屋のタイプは4つ。
エコノミー(4人部屋) 面会は1人だけ可。付添の宿泊は不可
スタンダード(二人部屋)面会は不可。付添の宿泊はソファーで1人のみ。
デラックス(個室で付添人のソファベッド1台)面会は2人まで。付添宿泊は1人。
クラッシック・デラックス(個室で付添人ベッド1台)面会は2人まで。付添宿泊は1人。
スイート(個室で付添人ベッド2台)面会は2人まで。付添宿泊は2人。

個人的には絶対にデラックスをお勧めする。というのも、相部屋の場合、大家族の多いインド人の入院患者の元へは、毎日のように大勢が見舞いにやってきて、長時間病室に居座り、大声でお喋りしたり、携帯電話も鳴りやまない…等、ゆっくり休める環境とは言い難い。そしてトイレ。部屋に一つしかないトイレを患者と見舞客で共有するので、使いづらいこともある。私は初日、個室の空きがなかったので、二人部屋に1泊したのだけど、同室のインド人患者の見舞客の大声やトイレの使い方には、正直閉口してしまった。…というわけで、個室にした方が、要らぬストレスなしで静養できると思う。

基本的な料金パックとして…
(通貨はもちろんインドRs 現在1Rsは約2・8円)
≪普通分娩2泊3日入院の場合≫
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このほかに消耗品で別途約3000Rs加算。デラックスルームだと合計12万円ちょっと、という計算になる。
≪帝王切開3泊4日入院の場合≫
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このほかに消耗品で別途8000Rs加算。デラックスルームだと合計19万円弱かかるということになる。

価格表では、手術費・部屋代・手術室使用料・麻酔関係費・新生児ケア費・胎児モニター費・新生児の甲状腺機能検査などが含まれ、それぞれの部屋のカテゴリーごとで微妙に異なっている。ちなみに、一番下の「50%」という数字は双子の場合は、二人目は全ての価格が5割引になる、という意味。つまり双子なら合計金額が一人で生まれた場合の1,5倍になる、ということ。そういう違いまであるのか…、とこれまた妙に感心してしまう。

これらは2008年の4月の時点での設定なので、物価上昇率の高いインドではすぐに値上げされるのではないだろうか。
個人的には、料金的にも内容的にも、十分満足の出産入院でした。やっぱり、やって良かった、インド出産(笑)
[2008/07/05 23:22] | インドでの出産日記 | トラックバック(0) | コメント(5)
入院日記 おまけ~食事特集~
入院中の食事についての日記が結構好評で「他にどんなの食べたの?」「豪華だね~」「ベジタリアン、ノン・ベジタリアンの区別はどう?」などなど別途質問や感想をいただいたので、一挙にまとめて、食事画像満載の「入院食特集」です(笑)。

≪朝食≫
オートミールとインド風炊き込みごはん、ミロ
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コーンフレークとサンドイッチ、オムレツ
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≪昼食≫
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こちらは中華メニュー
酢豚風だけど、豆の団子を甘酸っぱく煮てある。そういう飽きない為の工夫が流石栄養士さんメニュー、素晴らしい。
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ノン・ベジタリアン食
ただし、こちらはオナラだけでなく、腸の機能完全回復を示す「大」が出た後のみ可能。
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≪夕食≫
マカロニのトマトソース・野菜のフリッターなどちょっとイタリアン風
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パニールやクリームチーズなどチーズたっぷりのカルシウム増強メニュー?
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≪日替わりスープ≫
トマトスープとフルーツサラダ
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ホワイトクリームソースとマッシュポテト
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チキンクリームスープ
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こちらでは「日本人=米を食べる人々」という印象が強いらしく、栄養士さんは気を利かせてくれたのか、お米を毎食出してくれた。ちなみに、その栄養士さん、お名前を「マユリさん」と仰って、ヒンディー語で「雌の孔雀」の意味。つまり、ピー助(彼は「雄の孔雀」の意味の名前)の相棒である。
思わず笑ってカメラに納めた「奇形フォーク」の写真(笑)
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一か所がくっついているだけで、何も刺せない…。こんなフォークが工場の外に出てしまうあたりが、何ともお気楽な点検作業を想像できて笑えてしまう。

インドの入院食、栄養的にもお味的にも満足だった。あったら困るけど、次に入院するようなことがあれば、美味しかったので、是非、全食インド料理にしてもらおう、などと密かに決めている(笑)
[2008/07/03 17:07] | インドでの出産日記 | トラックバック(0) | コメント(11)
入院日記その3~退院~
帝王切開で、産後特に問題なければ3泊4日の入院期間だけど、私は傷の治りが悪かったこともあり、4泊5日の入院だった。担当医のアンジラ先生は本当によくしてくれて、毎日病室に4回ほど顔を見に来ては、看護婦さんに任せきりにせず自ら傷の消毒をこまめにしてくれた。そして私の体を心配して、「動くと傷に響くし、安静にと言ったって、家に帰ったら3児の母だからなかなか休めないでしょ。もうちょっとゆっくり入院して体を休めなさい」とも言ってくれた。でも、病院にいるよりは自宅の方が気が楽だし、早く家族5人の生活をスタートしたかったので、退院希望を出し、許可してもらった。

出産だけでなく、インドで入院される方へのアドバイスとしては、先生から退院の許可が出たら、すぐに事務の方に退院手続きを始めてもらうことだ。会計をはじめ、薬の指示・今後の生活での注意点などなど色々な書類が作成されるので、結構な時間がかかる。私たちの場合、退院許可をもらって、事務処理を始めてもらい、無事手続きが済むのに丸一日かかった。それもそのはず、請求書は「超」がつくほどの明瞭会計で、手術に使用したゴム手袋○個から、入院中に服用した薬○錠に至るまで全ての消耗品の詳細がズラリと計算されているのだ。
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退院時、病院から出産祝いを頂いた。ずっと入院中に使用していた体温計と、ベビー服セット&ベビーバス。ベビー服には全て"Max Baby"のロゴ入り(笑)Max病院で生まれた記念に最適である。
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インドでは、へその緒が取れて完全に乾ききるまでは入浴させないようで、「入浴は生後1か月からで、それまではガーゼをお湯で濡らし、体を拭くように」と小児科担当医に指示された。
無事へその緒も完全に乾いて、生後1ヶ月でお風呂に浸かるピー助。ブルーの風呂桶は病院からのプレゼント。
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ちなみに退院時ではなく、入院時に用意する物は以下の通り。
≪お母さん用≫
洗面用具(歯磨きや洗顔)
授乳ブラジャー
病院のカルテ
≪赤ちゃん用≫
退院時の服
帽子・くつした
タオルやパジャマ、オムツ、悪露パッドなどは病院で用意してくれる。自分で用意できない場合でも、病院側で用意してくれ、退院時に消耗品費として請求されるので、揃っていなくても大丈夫。

出来ればしたくないけれど、もしインドで入院するようなことになっても、病院に関しては、個人的にはMAX病院なら心配する必要はないと思う。医師は経験も豊かで国際的な知識もあり優秀だし、設備面も問題なし。請求書の値段を誤魔化されることもないし(笑)、入院食も美味しい(これが一番大事かも?!)。欲を言えば、付き添いで宿泊可能な家族がいれば鬼に金棒。

今回の出産入院で、インドの病院に大変お世話になったこともあり、インド医療への信頼度がグッと深まった。今までちょっと疑ってネットで調べてみたりしていたことが、今では全くしなくなり、全面的に信頼できるようになった。インドでも良い病院・担当医と巡り合えたことは、本当に大きな収穫だ。やって良かった、インド出産(笑)
[2008/07/01 13:59] | インドでの出産日記 | トラックバック(0) | コメント(15)
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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