![]() ケララ旅行の際に、お隣の州であるタミルナドゥ州にも足を伸ばしてきた。「世界の海を制覇してやる!」という密かな野望を抱いている私としては、インド洋・アラビア海・ベンガル湾の3つの海が一度に拝める場所なんて、絶対に外せないスポットだ。
インド最南端の岬は、カニャークマリもしくはコモリン岬という。先に述べた3つの海が出会う場所であることから重要な聖地であり、「インド独立の父」マハトマ・ガンディーの遺灰の一部が海に流された神聖な場所でもある。そんな聖地でふざける子供達(汗) ![]() カニャークマリに関しては、私より先に夫のA-さんが日記で書いているので、そちらもご参考ください。「同じところに行って、こうもバラバラなモノを見てきたのか。この夫婦は大丈夫か?」と思われるかもしれませんが…(笑) さて、カニャークマリ、流石に聖地だけあって、夕方近くになると海に沈む夕日を拝もうと凄い人だかり。周りにはありとあらゆる宗派の寺院が立ち並び、お土産物や縁起物の露店がひしめく。 ヴィヴェーカーナンダ博物館とその巨像。ヴィヴェーカーナンダは19世紀のヒンドゥー教宗教改革者。 ![]() クマリ・アンマン寺院。ヒンドゥー教の女神クマリを祀った寺院。 ![]() 貝細工で作ったヒンドゥーの神様像やほら貝の置物屋さん ![]() オウムの占い屋さん。オウムに運命のカードを選ばせて、中に書かれてあるのが貴方の運勢(もちろんやってません…) ![]() 老若男女、服が濡れようがお構いなしで、波を全身に受け、頭から海水を被って拝むようなポーズをとったり、ただ単に飛び込んだり水をかけあったり、とにかく凄い熱気とはしゃぎようだった。正直、インドの人がこんなにはじけているのを見たのは初めてだった。 「聖地」と呼ばれるに相応しく、夕日が沈む様はまさに神々しかった。夕日できらめく海水面、押し寄せる感極まった様子の人々。 ヒンドゥー教の信者でなくとも、思わず拝みたくなるような気持ちは十分理解できる。 ![]() カニャークマリでも、数年前のインド洋沖地震でかなりの被害者が出たそうだ。慰霊碑の建つ公園にはなにやら怪しげなゴミ箱があちこちに設置されている。これで注意をひきつけて、思わずゴミ箱に捨てたくなるように仕向けているのか? サルのゴミ箱 ![]() ウサギのゴミ箱 ![]() 人?サル?かなりヤバイ顔のゴミ箱 ![]() 聖地に行ったはずなのに、ゴミ箱に心を奪われている場合ではなく…(汗) カニャークマリ。広大な3つの海が目の前で交わり溶け込む場所。インドの最南端。なんだか、この大海の前では、自分の存在なんて本当にちっぽけなもので、人生なんてあっと言う間なんだろうな、と神妙に感じた。大海を目の前に子供達はジュースを飲んだりくつろいでいたけど(笑)、どんな荒波も超えて世界に羽ばたいていける逞しい子に育って欲しい、と改めて思った。流石は聖地。最後にはまともな事を考えさせてくれる(笑) ![]() |
![]() 旅の良し悪しを決める重大要素は、個人的にはズバリ「料理」「現地の人の温かさ」だと思う。
今回のケララ旅行、料理は文句なしに美味しかった。こんなに毎日シーフード三昧で、ひたすら好きなものばかり食べていて良いのかしら?、この後日常生活にきちんと復帰できるんだろうか?と不安を覚えるほど、食べまくった日々だった。 南インドの現地の人は、デリーのある北インドと違った雰囲気で、朗らかで笑顔を絶やさない印象を受けた。人当たりが良くフレンドリーで、「サンキュー」「ウェルカム」といったやり取りが普通に出来るのがなんだか嬉しかった(笑)デリーではあまり「サンキュー」って聞かないもんなぁ…(汗) コヴァラムには多くの漁村もあり、本当に毎朝新鮮な魚介類が浜に揚げられる。夜になればライトハウス・ビーチ沿いのレストラン前には「本日のお勧め」看板と共に、新鮮な魚介類が並び、ロブスターの生け簀まであって、そこから好きな魚介を選んで、タンドリー焼(土釜焼)やガーリックバター焼・蒸し・鉄板焼など調理法も選べる。 ![]() ロブスターの生け簀。どれにしようかなぁ、なんて贅沢な悩み(笑) ![]() 昼夜と飽きることなくシーフードを食べまくる。本当に美味しいのだ。海老も大きく、ブリブリ・プリプリで、グリルなんて旨みがギュッと焼込められて、まさに気絶モノだ。 イカも忘れちゃいけない。ホタルイカのように小ぶりで、身も柔らかくて、イカリングフライなんて、食べても食べてもまだ手が伸びる美味さ。 ![]() ロブスターは、漁師のおじさんが経営しているレストランで生け簀の中から選ぶのだけど、「大ぶりは身が硬くて美味しくないよ。中ぐらいのものが一番身も程よく締まり甘味もあって美味しいよ。」とのアドバイスを受けた。ロブスターのグリル、噛めば噛むほどロブスターの旨み・潮の香りが口中に広がる。中サイズロブスター3匹でお値段はなんと600Rs(1800円) ![]() 蟹は獲れる日と獲れない日があるらしく、蟹が店頭に並んでいた日に蒸してもらった。これまた絶品だった!!!!身が甘くて殻をすすると汁まで旨い。A-さんと夢中で殻をむきむき、子供にも食べさせた。子供たちも「蟹・蟹!もっと蟹~!」とバクバク食べる。大皿にはみ出すほど盛られた蒸し蟹3匹で、お値段は驚愕の200Rs(600円)。有り得な~い!!(笑) ![]() 蟹・ロブスター・海老などのグリルや蒸し料理そして、パスタなどを頼んでも、合計1000Rs(3000円)くらいだから、お財布を心配することなく、本当にお腹一杯食べられる。 あぁ、最高だった~!そのお陰で、妊娠して以来体重増加もそんなになかったのが、ここで一気に増えてしまった(笑)私の身長では妊娠しても8キロまでしか増やせない。なのに、妊娠7ヶ月目にしてもう6キロ増。あと2キロしかない…ヤバイ(涙) まぁ、大した運動もせず、毎日ビーチでゴロゴロ、昼も夜も魚介類天国だったから仕方ないか…。 コヴァラム、シーフード料理の美味しさからも、本当にお勧めです。お安く・美味しく・お腹一杯。これはもう行くしかないでしょう…(笑) お勧めのレストラン ①Wave restaurant&coffee bar German bakery ホテルの2階にあるレストラン。イタリアン・インド・タイ・ドイツ風の味付けもあり、全てが美味しかった。5泊中、昼食に毎日通った店。店員さんもフレンドリーでテキパキ動いてくれてとても気持ち良く、景色も最高なレストラン。デザート類も美味しい。特にパンケーキ(バナナクレープ)は、毎日食べたくなる美味しさ。 テーブルから見えるのはただ青い海と空のみ!絶景も楽しめる。 ![]() ここはホテルとしてもお勧めできそう。次回来るなら絶対ここに泊まろうと決めている。 ![]() ホテル情報はこちらThe beach hotel ②Coconut grove ライトハウス・ビーチ沿いの店。ロブスターの生け簀には新鮮なロブスターやムール貝がゴロゴロ。何を食べても美味しく、中でも蒸し蟹は絶品。値段も破格。毎晩満席の超人気店。 今日のお勧めシーフード盛り合わせ ![]() ![]() ③Leo restaurant ライトハウスビーチ沿いの店。日本語でメールが出来るブースがある。店員さんは気さくで、子供たちにも優しくサービス満点。魚介類の鉄板焼・海老マカロニなど子供もペロッと食べてしまうマイルドな味付け。もちろん値段も良心的。 ![]() 店員さんが子供たちにジャスミンの花輪をプレゼントしてくれた。とても優しい笑顔。 ![]() あぁ、写真をアップしていたら、あの魚介類の旨みが舌に蘇る~。この美味しさは、現地で食べてみないと絶対に分かりません!インドでもリゾート気分をたっぷり味わえるコヴァラムは、心よりお勧めできるスポットです。 ![]() |
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