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アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
お腹の中の世界
子供の「出生前記憶」とか「胎内記憶」とかいう言葉を聞いたことがありますか?まさに読んで字の如く、お腹の中にいるときの記憶である。
鉄男は話すようになった頃、「○○ちゃん(自分のこと)はね、ずっとプールでふわふわ泳いでたんだよ。音楽が聞こえたら足をボンボン動かして踊ってたんだ」と言った。凄く驚いた。それまで、鉄男に「胎児は羊水の中で浮かんでいる」と話したことはなかったし、そういう絵も見たことが無いはずだった。なのに、「プールでふわふわ」とは!!そして、音楽が聞こえて足をけっていた話もまさにその通りだった。
ハンガリーで鉄男を妊娠し、妊娠9ヶ月で里帰り出産するまで、リスト・フェレンツやコダーイなどの音楽家を生み出してきた「音楽の国ハンガリー」を堪能すべく、胎教のためもあり、暇さえあればクラッシックコンサートやオペラに通っていた。
公演の間、鉄男はよく動いた。それも、ボコボコとノリに乗った感じで動いていた。今でもクラッシックをかけると落ち着くし、懐かしい感じがする、と言っている。

そして実際のところはどうか分からないけど、鉄男は私のお腹に入る前は月にいたらしい。ウサギさんと一緒にお餅をついていて、ある日、下から呼ばれ、ウサギさんと泣いてお別れし、プールの世界へ引っ越したのだ、と。確かに、子供は生まれる前はどこか別の世界にいて、そしてお腹に降りて来る、と他の多くの子供が出生前記憶で語っていたのを本で読んだことがある。

さて、チーコはと言うと、これまたハチャメチャで面白い。鉄男がちょっと現実的で「もしや本当に胎内記憶?」と思うのに比べて、チーコはありえない「胎内ワールド」を語ってくれる。
さて、その驚愕のチーコ胎内ワールドとは・・・
まず、赤ちゃんは車を運転してスーパーへ行き、マクドもあればガソリンスタンドもあるらしい。きちんと家があって、台所や子供部屋・トイレも存在し、お母さんもお父さんも存在するというのだ・・・凄い世界(汗)
一体誰が私の体の中でマクドを営業し、ガソリンなどの有害物質を運び込んだのか…
有り得ない事だけど、もし本当だったらと思うとたまらずおかしい。いかにも子供の発想で、事実を知っている大人には考えもつかない自由な胎内ワールド。

愛称「スイカちゃん」のお腹の赤ちゃんと鉄男。こうやっているとよく内側から頭を蹴られている。「邪魔だ!」ってこと?(笑)
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ドンドン大きくなる私のお腹をさすりながら、「あっ、今子供部屋にいるよ」とか「ガソリンスタンドに行くんだって」などと語るチーコ。そして、お腹に耳を当てながら「あっ!今ポコって音がしたよ。」とか「もぞもぞ動いてるね~」と言う、ちょっとは物事を理解し始めている鉄男。
2人とも本当に弟か妹を心待ちにしている。可愛いもんだ。3人で仲良く遊ぶ姿を想像しながら、早くもニヤニヤしてしまう(笑)
子供の純粋さに感動したり、豊かな想像力や発想に驚いたり、ホント子供って不思議な生き物だ。そして、何の見返りも求めずに、親を励ましてくれる最強の存在でもある。
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[2008/01/30 19:02] | 子育て | トラックバック(0) | コメント(8)
お勧めCD
インドに来てもうすぐで丸2年になろうとしている。1年目は新しい事だらけで、一つ一つのことに慣れていくのに我武者羅だった。そういう意味でも「自分の知らない世界にいる」という感覚があった。でも、2年目であったこの1年、自分の中ではインドはすっかり「自分の居場所」「我が家」となっている。その大きな原因は、まだまだ知らない世界は多いけど、やっぱり、インドについて知っていることや体でインドを感じることが多くなったからだと思う。

例えば、インド料理を食べた時なら「あぁ~、この味、この味」と舌が覚えてしまっている美味しさ。買い物では、季節のモノが出てくると「おぉ、もうこんな時期になったのか~」と去年のインドを振り返ることができること。行事でも同じで「もうそろそろディワリのボーナス用意しないとなぁ」なんて具合で、インドカレンダーが頭にいつの間にか入っていることに気がつく。

そういう事の積み重ねで、「異国」であった国が「自分にとって馴染み深い国」と感情移入度が変化していく過程が好きだ。

前置きが長くなってしまったけど、私にとって一番身近なインド文化は娯楽であり、それを通じてインドに根付きつつある自分を認識することができる。会社のファミリーデーで、大規模なコンサートが開かれた時、殆どの曲のサビを聴いただけで「オッ、これは○○の主題歌!」と分かってしまう自分がいて、周りのインド人と共にノリノリに手拍子してしまったりする(笑)
ボリウッド映画を観るようになっただけで、インドの人々とのコミュニケーションのきっかけになったりする事も多々ある。「○○の映画もう観た?」「これ○○のサントラだね、映画良かったよね~」とか「あなた、ボリウッド俳優の○○に似てるね」など。

2007年度のヒット曲(主にボリウッド映画サントラ)を集めたCDが出ている。これを聴けば、去年流行った映画や俳優の色恋沙汰、そしてその映画を観に行った時の記憶などが頭の中をぐるんと駆け巡る。そういう意味でもお気に入りで、最近このCDばかり聴いている。
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2007年度のボリウッド映画を知らなくても、このCDさえあれば、インド人の結婚式に招待されたって、ディスコタイムで寂しい思いをすることはありませんよ。必ずヘヴィーローテーションでかかってくること間違いなし。そして「これ○○のサントラだよね~」なんてインド人に話しかけようものなら、一気に盛り上がること請け合い。
かなり厳選された曲のCD2枚組みで160RS(480円)!超お買い得。
2007年のインドの思い出にどうでしょう?(笑)
[2008/01/29 22:29] | インド娯楽 | トラックバック(0) | コメント(5)
タミルナドゥ旅行2~宮殿~
滞在していたケララ州のコヴァラムより、お隣のタミルナドゥ州へ日帰り旅行した際、タクシーの運転手さんに勧められて宮殿に寄り道した。「寄り道」といっても、この宮殿が凄く良くて、結局2時間以上じっくり時間を掛けて全部見て回った。子供たちも興味津々で最後まで飽きもせず楽しんで見学できた。
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この宮殿、パドゥマナブハプラム・パレスという名前で、1590年~1790年までトラヴァンコール藩王国の政治的な中心であり、同時に王族の生活居城でもあった。四方を頑丈な城壁に囲まれ、周辺も山で守られた南国独特な雰囲気のお城。驚いたのは、木造建築でありながら保存状態がとてもよく、ありとあらゆるところに美しい装飾を施した木柱や、様々な模様の透かし彫りを施した明り取りの窓・ベランダ・お風呂(沐浴場?)・議会室・2000人収容可能なダイニングルーム・謁見の間・祈りの間・王妃の間・王の寝室・トイレなどなど、多くの部屋が広大な敷地内にあること。

それぞれの部屋は趣の異なった装飾が施され、床もフローリングだったり、独特の配合(ライム・卵の白身・土・ココナッツウォーター・木炭)で作られたセメントのようなものだったりして足元も涼しく、屋根瓦で覆われた日差しを遮る長めのひさしなど、随所に南国の暑さを感じさせない工夫が十分されており、装飾の美しさだけでなく機能性にも感心するばかり。
明り取りの窓
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祈りの間(この床が独特の配合で作られている)
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石柱に施された美しい彫刻
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瓦屋根。どこか日本的で懐かしくも感じる。
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ヨーロッパからの使者を迎えるパドゥマナブハプラム藩王国王
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トイレ(インド式:日本人には馴染みのある和式に似ている)勿論現在は使用されていない
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広大なインド亜大陸の多様性を建築様式においても感じ、タージマハルなどの大理石建築、ジャーマーマスジットなどの赤砂岩建築とはまた違う美しさに魅せられた。寄り道にしては、とても有意義な、これを目的に訪れるにも十分価値のある宮殿だ。タミルナドゥ州に行かれる際は、カニャークマリ(ゴミ箱も?!)とこの宮殿は必見!
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情報として・・・
パドゥマナブハプラム・パレス
ケララ州のトリヴァンドラムより南東52キロ
所在地はタミルナドゥ州だが、文化遺産としてケララ州によって管理されている。
入場料 大人25Rs 子供10Rs
カメラ持ち込み一台につき25Rs
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[2008/01/27 10:04] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(3)
イチゴ
インドに来る前は「皮の剥ける果物しか食べてはいけない」と聞かされていた。だから、インド赴任直前に「イチゴは皮がむけないし、食べ溜めしておかねば!」とイチゴ狩りに行ったり、イチゴを毎日のように食べたりしていた。インド赴任前のイチゴ狩り(もう2年前だ、懐かしい~。子供も大きくなったもんだ。チーコ写真当時2歳)
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それが今では、生野菜も食べちゃうし、皮を剥かなくったって、ブドウやリンゴもかぶりついてしまうようになり、普通にイチゴも洗って食べている。
ところが、先日お友達のお宅でイチゴを頂いた時、そこのメイドさんが出してくれたイチゴは、なんと皮が剥いてあったのだ!!(驚)皮を剥いたイチゴなんて、生まれて初めて食べた~!
ツブツブは無いけど、それはそれでちゃんと「イチゴ」で美味しかった(笑)
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デリーでは大体2月一杯までがイチゴのシーズン。でも、今年は温かくなるのがちょっと早いような気がする。去年の今頃と比べると肌寒さが全然違い、日差しも温かい。今のうちにイチゴを沢山食べておこう!、とこれまた毎日のようにイチゴを食べている。
1パック50Rs(150円)。上段は大きくて奇麗だけど、下段は怪しいので要チェックです(笑)
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子供たちと一緒にクレープでおやつタイム。桃缶・イチゴのトッピングを用意。
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真剣に各自トッピングを考えて包む子供達。
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最近、お腹が特に大きくなって、内臓も圧迫されはじめ、息苦しかったりして、食べれず動けずの日々が続いているので、子供たちが学校・プレスクールから帰って来ても、何処へも連れて行ってあげられず、可哀想な思いをさせている。
せめてもの罪滅ぼしに、クレープを焼いてみたり、ういろうを作ったり、タコ焼き器でホットケーキミックスのまん丸カステラをレーズンやチョコチップを入れながら、子供たちとつついたりひっくり返したりして、手作りおやつタイムを楽しむようにしている。
3人目が生まれたら、なかなかしてあげられないだろうしなぁ、とちょっと寂しく思いながら…。

お気に入りのカルカッタ刺繍のイチゴモチーフのテーブルクロス
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[2008/01/25 00:03] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(10)
タミルナドゥ旅行1~インド最南端~
ケララ旅行の際に、お隣の州であるタミルナドゥ州にも足を伸ばしてきた。「世界の海を制覇してやる!」という密かな野望を抱いている私としては、インド洋・アラビア海・ベンガル湾の3つの海が一度に拝める場所なんて、絶対に外せないスポットだ。
インド最南端の岬は、カニャークマリもしくはコモリン岬という。先に述べた3つの海が出会う場所であることから重要な聖地であり、「インド独立の父」マハトマ・ガンディーの遺灰の一部が海に流された神聖な場所でもある。そんな聖地でふざける子供達(汗)
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カニャークマリに関しては、私より先に夫のA-さんが日記で書いているので、そちらもご参考ください。「同じところに行って、こうもバラバラなモノを見てきたのか。この夫婦は大丈夫か?」と思われるかもしれませんが…(笑)

さて、カニャークマリ、流石に聖地だけあって、夕方近くになると海に沈む夕日を拝もうと凄い人だかり。周りにはありとあらゆる宗派の寺院が立ち並び、お土産物や縁起物の露店がひしめく。
ヴィヴェーカーナンダ博物館とその巨像。ヴィヴェーカーナンダは19世紀のヒンドゥー教宗教改革者。
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クマリ・アンマン寺院。ヒンドゥー教の女神クマリを祀った寺院。
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貝細工で作ったヒンドゥーの神様像やほら貝の置物屋さん
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オウムの占い屋さん。オウムに運命のカードを選ばせて、中に書かれてあるのが貴方の運勢(もちろんやってません…)
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老若男女、服が濡れようがお構いなしで、波を全身に受け、頭から海水を被って拝むようなポーズをとったり、ただ単に飛び込んだり水をかけあったり、とにかく凄い熱気とはしゃぎようだった。正直、インドの人がこんなにはじけているのを見たのは初めてだった。

「聖地」と呼ばれるに相応しく、夕日が沈む様はまさに神々しかった。夕日できらめく海水面、押し寄せる感極まった様子の人々。
ヒンドゥー教の信者でなくとも、思わず拝みたくなるような気持ちは十分理解できる。
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カニャークマリでも、数年前のインド洋沖地震でかなりの被害者が出たそうだ。慰霊碑の建つ公園にはなにやら怪しげなゴミ箱があちこちに設置されている。これで注意をひきつけて、思わずゴミ箱に捨てたくなるように仕向けているのか?
サルのゴミ箱
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ウサギのゴミ箱
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人?サル?かなりヤバイ顔のゴミ箱
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聖地に行ったはずなのに、ゴミ箱に心を奪われている場合ではなく…(汗)

カニャークマリ。広大な3つの海が目の前で交わり溶け込む場所。インドの最南端。なんだか、この大海の前では、自分の存在なんて本当にちっぽけなもので、人生なんてあっと言う間なんだろうな、と神妙に感じた。大海を目の前に子供達はジュースを飲んだりくつろいでいたけど(笑)、どんな荒波も超えて世界に羽ばたいていける逞しい子に育って欲しい、と改めて思った。流石は聖地。最後にはまともな事を考えさせてくれる(笑)
[2008/01/22 22:49] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(4)
誕生日ラッシュ
我が家族のうち、夫A-さんとチーコが1月生まれ、しかも1週間違い。鉄男は2月。3人とも早生れである。私だけが5月の春生まれ。
そういうわけで、我が家は最近、誕生日ラッシュで毎週ケーキを食べ、バースデーパーティをし、プレゼントを買い、誕生日会を企画し、と忙しい。まぁ、嬉しい忙しさだけど(笑)

で、昨日はチーコの4歳のお誕生日。4年前の昨日、逆子だったため予定帝王切開で手術室に入り、麻酔が効き始め、何やらゴニョゴニョとお腹の皮が引っ張られたり、広げられたりしているような感覚を味わっていると、開始から約15分後、「オギャー」「はい、産まれましたよ!元気な女の子!!おめでとうございます!」と誕生したわけです。
こうして思い返すと、まるで昨日今日のことのようだけど、もう4年経ってしまったのかぁ…早いものだ。シミジミ…。

この4年、二人目の子供とはいえ、やはり悩み・笑い・泣き・怒りと色々あった。よくぞここまで無事大きくなってくれた、と感謝するばかり。夫A-さんも先週同じく誕生日だったけど、この歳になると増えるよりも減ってくれたらなぁ、とも思ったり…(汗)「これから、少しでも長生きして、まだまだ一緒に人生楽しもうね」と、また感じ方が違う(笑)

ちなみに、我が家のバースデーケーキはインペリアルホテルのイチゴケーキと決まっている。お友達のお宅で頂いてからというもの、「インドで食べられるケーキの中ではピカイチで美味しい!」と確信している。
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まだ、召し上がられたことのない方、是非お試しください。かなり日本のケーキに近い感じで甘味あっさりで見た目も可愛い!ただし、暑い国インドなので、イチゴのシーズンは2月まで。期間限定でしか食べられないのでお急ぎを!!
インペリアル・ホテルのベーカリー ”バゲット”
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まず、夫A-さんの誕生日には日本から買い込んで来た牛肉で焼肉パーティー!!!タン・カルビ・黒毛和牛ロースとインドに来て初めての我が家で焼肉。もう涙モノだった。日本から食材をそんなに持ち込んでいないので、日常の食生活が寂しい我が家。牛肉がこんなに美味しいものか!、と久々に感激した。A-さんのバクバク食べて喜ぶ顔を見られただけで嬉しくなった。鉄男も張り切って肉を焼くお手伝いをし、チーコは野菜を放り込む。やはり家族でホットプレートや鍋を囲むって素敵だなぁ、と改めて思った。
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そして、チーコの誕生日。チーコの友達の多くは現地のプレスクールのクラスメートなので、プレスクールにインド人形劇を呼び、リクエストに応えて大きな雪ダルマケーキを注文。同じお誕生日のお友達と一緒にバースデーパーティーを企画して、我が子たちだけでなく、スクールのお友達みんなと楽しむことが出来た。
インド人形劇を鑑賞するプレスクールの子供達
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「雪ダルマ」のケーキ。ちょっとクマっぽい(笑)でも美味しかった~
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同じお誕生日のお友達と一緒にケーキカット
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先生からはお手製のバースデーカードを貰って、お友達にバースデーソングを唄ってもらい、ハグして貰ったりと幸せ一杯な一日だった。こうやってお祝いしてくれる人たち・環境に感謝しながら、周りのみんなにチーコを育ててもらっていることを実感した。
それぞれ3才・4才のバースデーカードを貰った。
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お友達から可愛い花束をもらって喜ぶチーコ
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子供を育てるって、並大抵の事じゃない、とつくづく思う。鉄男7年、チーコ4年、ここまで無事に育てるのに、どれ程の力を注いだか…。それを思うと、10歳、20歳と子供を立派に大きく育てあげていらっしゃる他の親の皆さんを尊敬したくなる。そして、無事に成人させ、結婚し子供を持つまでの33年間、じっと見守ってくれている我が両親の苦労は想像を遥かに超えるものだと感謝せずにはいられない。父母よ、ありがとう。

A-さん、これからも末永く仲良くしてね。チーコよ、色んな事を経験して、もっともっと大きくなってね。お祝いしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
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[2008/01/18 00:07] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(8)
ケララ旅行4~食事~
旅の良し悪しを決める重大要素は、個人的にはズバリ「料理」「現地の人の温かさ」だと思う。
今回のケララ旅行、料理は文句なしに美味しかった。こんなに毎日シーフード三昧で、ひたすら好きなものばかり食べていて良いのかしら?、この後日常生活にきちんと復帰できるんだろうか?と不安を覚えるほど、食べまくった日々だった。
南インドの現地の人は、デリーのある北インドと違った雰囲気で、朗らかで笑顔を絶やさない印象を受けた。人当たりが良くフレンドリーで、「サンキュー」「ウェルカム」といったやり取りが普通に出来るのがなんだか嬉しかった(笑)デリーではあまり「サンキュー」って聞かないもんなぁ…(汗)

コヴァラムには多くの漁村もあり、本当に毎朝新鮮な魚介類が浜に揚げられる。夜になればライトハウス・ビーチ沿いのレストラン前には「本日のお勧め」看板と共に、新鮮な魚介類が並び、ロブスターの生け簀まであって、そこから好きな魚介を選んで、タンドリー焼(土釜焼)やガーリックバター焼・蒸し・鉄板焼など調理法も選べる。
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ロブスターの生け簀。どれにしようかなぁ、なんて贅沢な悩み(笑)
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昼夜と飽きることなくシーフードを食べまくる。本当に美味しいのだ。海老も大きく、ブリブリ・プリプリで、グリルなんて旨みがギュッと焼込められて、まさに気絶モノだ。
イカも忘れちゃいけない。ホタルイカのように小ぶりで、身も柔らかくて、イカリングフライなんて、食べても食べてもまだ手が伸びる美味さ。
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ロブスターは、漁師のおじさんが経営しているレストランで生け簀の中から選ぶのだけど、「大ぶりは身が硬くて美味しくないよ。中ぐらいのものが一番身も程よく締まり甘味もあって美味しいよ。」とのアドバイスを受けた。ロブスターのグリル、噛めば噛むほどロブスターの旨み・潮の香りが口中に広がる。中サイズロブスター3匹でお値段はなんと600Rs(1800円)
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蟹は獲れる日と獲れない日があるらしく、蟹が店頭に並んでいた日に蒸してもらった。これまた絶品だった!!!!身が甘くて殻をすすると汁まで旨い。A-さんと夢中で殻をむきむき、子供にも食べさせた。子供たちも「蟹・蟹!もっと蟹~!」とバクバク食べる。大皿にはみ出すほど盛られた蒸し蟹3匹で、お値段は驚愕の200Rs(600円)。有り得な~い!!(笑)
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蟹・ロブスター・海老などのグリルや蒸し料理そして、パスタなどを頼んでも、合計1000Rs(3000円)くらいだから、お財布を心配することなく、本当にお腹一杯食べられる。
あぁ、最高だった~!そのお陰で、妊娠して以来体重増加もそんなになかったのが、ここで一気に増えてしまった(笑)私の身長では妊娠しても8キロまでしか増やせない。なのに、妊娠7ヶ月目にしてもう6キロ増。あと2キロしかない…ヤバイ(涙)
まぁ、大した運動もせず、毎日ビーチでゴロゴロ、昼も夜も魚介類天国だったから仕方ないか…。

コヴァラム、シーフード料理の美味しさからも、本当にお勧めです。お安く・美味しく・お腹一杯。これはもう行くしかないでしょう…(笑)

お勧めのレストラン
①Wave restaurant&coffee bar German bakery
ホテルの2階にあるレストラン。イタリアン・インド・タイ・ドイツ風の味付けもあり、全てが美味しかった。5泊中、昼食に毎日通った店。店員さんもフレンドリーでテキパキ動いてくれてとても気持ち良く、景色も最高なレストラン。デザート類も美味しい。特にパンケーキ(バナナクレープ)は、毎日食べたくなる美味しさ。
テーブルから見えるのはただ青い海と空のみ!絶景も楽しめる。
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ここはホテルとしてもお勧めできそう。次回来るなら絶対ここに泊まろうと決めている。
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ホテル情報はこちらThe beach hotel

②Coconut grove

ライトハウス・ビーチ沿いの店。ロブスターの生け簀には新鮮なロブスターやムール貝がゴロゴロ。何を食べても美味しく、中でも蒸し蟹は絶品。値段も破格。毎晩満席の超人気店。
今日のお勧めシーフード盛り合わせ
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③Leo restaurant

ライトハウスビーチ沿いの店。日本語でメールが出来るブースがある。店員さんは気さくで、子供たちにも優しくサービス満点。魚介類の鉄板焼・海老マカロニなど子供もペロッと食べてしまうマイルドな味付け。もちろん値段も良心的。
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店員さんが子供たちにジャスミンの花輪をプレゼントしてくれた。とても優しい笑顔。
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あぁ、写真をアップしていたら、あの魚介類の旨みが舌に蘇る~。この美味しさは、現地で食べてみないと絶対に分かりません!インドでもリゾート気分をたっぷり味わえるコヴァラムは、心よりお勧めできるスポットです。
[2008/01/16 14:47] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(7)
ケララ旅行3~バックウォーター~
ケララといえば、バックウォーターを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。運搬・生活通路用水路として森林の中に張り巡らされた、幅広い運河のような水路をボートでゆったり進むちょっとした船旅。水路の両脇には民家が点在し、水路の水で洗濯する人や、釣竿を垂れる人、元気に泳いだり潜ったりする子供達、魚を狙いすばやく飛ぶ色鮮やかなキングフィッシャー(カワセミ)、何処までも続く椰子の木林…まさに南国情緒たっぷりのゆったりした時間の流れを、船に揺られながら堪能することができる。
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私たちの滞在したコヴァラムは、同じくケララ州にあるアレッピーやコーチンほど有名なバックウォータースポットではないけれど、ホテルから車で15分ほど走ったところに、バックウォーターを楽しめる場所があったので、往復3時間のバックウォーターツアーに行ってきた。
バックウォーターの船継ぎ場
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午後3時半頃に手漕ぎの船に乗り出発。運河の上流まで上り、マンゴーや椰子の木林の木陰をのんびりキコキコと手漕ぎの音を聞きながら進んでいく。時折、潜っていた鵜がザバリと水面から姿を現し、獲物の魚を食べている光景に出くわしたり、時間が止まったかのようにただ釣竿を垂れているおじいさんが川岸にいたりする。
水際に実もたわわに重たそうなマンゴーの木
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点在する民家の洗濯物に現地の生活感も感じられる
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水面からの風も涼しく、水も想像していたのと違って、きれいだし蚊もいないし臭いもない。チーコはユラユラ揺られて心地好く眠っている。鉄男は船の先頭に陣取って、「あれは何だ」「あの浮いている実は食べられるのか」など興奮気味に質問攻め…(汗)ゆっくりのんびり静かに周りの景色を楽しみたいのに…(涙)
気持ちよく眠るチーコ
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どこまでも静かな水上
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そして今度は下流の方へ移動。川幅も広くなり、隠れ家風なリゾートロッジや、個人の別荘なども点在し、みんな一様に寝そべって本を読んだり、お茶を飲んだりしてくつろいでいる。
と思えば、漁村の集落近くでは、漁を終えた漁師達が河にザブザブと入水し、身体を洗っている。子供達はボートまで泳いでよってきては、「ハローハロー」と声を掛けてくる。
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運河の上下流を漂い、またUターンして船継ぎ場に戻る時に、とても美しい夕日を拝むことができる。水面にキラキラ光る穏やかなオレンジ色。夕暮れに染まる椰子の木林。今まで見たこともない種類のサンセット。素晴らしかった。この夕日を見られただけでも感謝だ。
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水上には自分たちだけで、聞こえてくるのは水の音だけ。今までにない、とっても贅沢な時を過ごすことが出来た。いきなり現実的で恐縮だけど、料金も大人1人300Rs(900円)と、その内容を考えると破格の値段。かなりお得。
「ケララに行ったらバックウォーター」なんてありきたりで嫌だなぁと思っていたけど、これは経験してみる価値大ありです。絶対お勧め。日々のストレスが癒される極上の時間です。
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[2008/01/12 17:11] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(4)
コミュニケーションの大切さ
今回は画像もなく、かなり長文ですがお許しください。

ここ最近、インドで妊婦生活を送ることに疲れを感じていた。「インドで出産なんてとても出来ない」とまで、早くもインド出産を放棄するような事まで思ってしまう重症度。
何も問題もなく心安らかにマタニティーライフを送られれば、一番良いのだけど、そう上手くもいっていないのが現状だ…

先月出血があった。1度でなく2度も出血があり、しかも2,3日続いた。不安でたまらず、担当医の携帯に電話した。すぐ救急にかかるよう指示を受け、かかりつけ病院の救急へ。
でも、私が心の頼りにしている肝心の担当医は現れず、結局、看護婦さんか医師かも分からない人が、担当医に携帯で連絡を取りながら、超音波検査の結果を伝えたり、血圧を測ったりしている。そして電話での担当医の指示を受けて対処する。
その結果「赤ちゃんは元気だけど、出血の原因が分からないから、悪化しないようにホルモン注射を打って、今日は入院するように」と言っていた。
正直、あっけに取られた。担当医師は現れず、内診で子宮口の様子も調べないで、看護婦さんのような人が、先生とやり取りしただけで出血の原因が分からないのは当然だろう、と。
それでホルモン注射なんて打たれて、治療するならとにかく、原因が分からないから入院なんて、子供も家で待っているのに、とんでもないと怒りさえ覚え全て拒否して帰ると主張した。
「私は自分の意思で注射を断り、入院の勧めも断り帰宅しました。責任は医師に問いません」と署名をさせられ帰宅し、自宅で安静にしていた。

そして1週間後、また出血した。担当医に電話した。また言われた「救急に行け」と…。前回も救急に行ったけど、先生には診てもらえず入院しろといわれただけだったので、どうせまた同じ事を繰り返すだけだ、と思い、もう誰を頼って良いのやら涙が出てきた。私はただただ、担当医の先生にきちんと診てもらって安心したいだけなのに、それさえも叶わないのか…(涙)
そして他に頼る術もなく、救急へは行かず、ただ自宅で安静にして過ごした。

新年に入り、風邪を引いた。ひどい咳が続きお腹が張って痛い。担当医に電話した。「内科医に診て貰って薬を処方してもらいなさい」と言われた。「えっ、お腹も張るんですけど、先生が診てくれるんじゃないんですか?」「妊娠中だといえば、ちゃんと安全な薬を処方してくれるから大丈夫よ」と。
なんだか、悲しくなってきた。日本だと、とにかく妊婦はまず産婦人科医に診てもらうのが普通だ。出血してもお腹が張っても担当医は診てくれない。廻り回ってやっと見つけた担当医。先生にとっては何人もいる中の患者の1人に過ぎないけど、私にはたった1人の頼りの綱の担当医。こんなんじゃ、きっと出産の時も「救急に行け」で済ませられるんじゃないか…、と不安はドンドン大きくなり不信感も募っていく。
出生前検査だって何の説明もなしに、普通の血液検査と同じように受けさせられた。

インドの医療技術や設備に不安があるわけでは全くなく、システムの違いや、それが文化によるものなのか、それとも病院ごとに違うのか、それさえも理解できない。その「理解できない」という状況に耐えられなくなってきた。もう里帰り出産にしようか、と迷い始めている。

会社の通訳さんに話を聞いてもらった。「そういう不満や要望も含めて、全部話した方が良いですよ。一緒に行きましょう。」と言ってくださり、検診に付いて来てもらった。
「救急ですませるだけでなく、きちんと担当医である貴女に診てもらいたい」
「出産もこのままだと先生なしで済まされてしまうのではないか」
「出生前検査など、重要な検査はきちんと事前に説明して欲しいし、不要ならしないで欲しい」
など、今までの不満と要望を通訳さんに、洗いざらい話した。通訳さんは棘のないように上手に伝えてくれる。

先生は言った。
「病院は担当医だけで成り立っているわけではない。医師・看護婦・検査員・救急スタッフ、全員のチームワークだ。私が不在でも、きちんと連絡を密にとっており、薬の処方でも、きちんと私の許可を聞く電話がかかってくるのだ。ここの病院は全てがチームワークで動いている。私が診られなくても心配はない。」
「出産の時も必ず駆けつけるし、それまでも部下の医師や看護婦と連絡を取り合って対処するから、貴女はとにかくここに来るだけで、あとはスタッフに任せて大丈夫なんだ」
「インドの場合、女性の教育水準がまだ低いこともあり、説明しても理解できないことが多い。だから説明なしでこちらの方針で進めることが多い。だから、貴女にもどこまで何を説明すべきか分からなかった。」
「日本には日本のやり方があって、知識や教育があればあるほど、比較対象が多くなって、相違点に不安を感じるのも仕方ない。でも、ここのやり方に慣れてもらうしかない。大丈夫だから。問題や不安があった時、この病院にさえ来れば、私たちのチームワークで貴女と赤ちゃんを守るから。」

先生はきちんと話をしてくれた。私の不安や要望にも感情的にならず、怒る事もなく、最後まで聞き、きちんと回答してくれた。
そうなのだ、全ては「コミュニケーションの問題」だったのだ。「日本ならこうなのに、なんでインドはこうじゃないんだろう」「インドではこういう時、こういうのが普通なのだと思うしかない」
と不安や疑問を全て飲み込んでいた。それがどうしようもないストレスとして蓄積されていっていた。

あらためてコミュニケーションの大切さ、文化を理解する方法について気付いた。先ずは感情的にならず、思い込まずきちんと自分の考えを伝えることだ。そうすれば誤解だって解けるし、相手の言い分も理解できる。相手の文化を理解するには、先ずは自分の文化との相違点をはっきりさせることだ。そして初めてその背景にある事情を知る事も出来る。

そういう相互文化理解の根本的な事をみようとせず、考えることに疲れたからと、里帰り出産に即決しようとしていた。揺れはあるし、諸事情もあるけど、まだ決断は早い。インドで出来るだけの事をしてみよう、と考え直すことが出来た。

それにしてもやっぱり通訳って素晴らしい。言語の違う人間同士の会話だけでなく、意思疎通までスムーズにしてしまう仕事。信頼関係が壊れかけていたところを、きちんと修正することも出来る。忘れていた感覚が蘇った。
ハンガリーで通訳していた時、初対面の2人が私を介してそれぞれの言語で話をするうちに、涙を浮かべ最後には硬く抱擁する関係にまで発展する。その瞬間の鳥肌の立つような喜びを感じ、人を結びつけることの出来る言葉の力が神々しく思えた。
ぶつかる事を恐れていてはいけないんだ、違うもの同士だからこそ話さなければ、と改めて学んだ。これもインドの「悟り」かな(笑)
[2008/01/10 12:31] | インドで妊婦生活 | トラックバック(0) | コメント(11)
ケララ旅行2~ビーチ編~
今回の旅行の一番の収穫といえば「鉄男の海嫌いが克服されたこと」であろう。以前の鉄男は砂浜を裸足で歩くことも嫌で、プールと異なり塩味で底が見えない、ということも不安で、とにかく海を嫌がっていた。それが、毎日海に行きたがり、波に流されて遊んだり、貝を拾ったり、砂浜でお城を作ったりと、存分に楽しんでいた。3日目には日に焼けすぎて、ヒリヒリする為、私たちが「今日は海はやめようよ」と止めなければならないほどに、毎日朝から夕方まで海で遊びたがった。なんとも嬉しいことだ。
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コヴァラムの私たちが滞在していたライトハウス・ビーチは、一日を通じて様々な顔を見せてくれる魅力的な海だった。
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まず朝。威勢の良い掛け声や唄のような独特のリズムが波の音と共に部屋まで聞こえてくる。何かと思って見てみると、なんと地引網をしているではないか!?腰巻姿の真っ黒に日に焼けた漁師さんたちが、なにやら掛け声のような、漁師唄のようなものを口ずさみながら、沖合いに仕掛けた網を引っ張っている。2~5網は仕掛けているようで、それぞれを順に引く。
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いよいよ網が引き上げられると、周りは凄い人だかりで、観光客・漁師・魚を買い求める人々が押し寄せる。
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覗いてみると、それぞれ仕掛けられていた位置によって、網にかかった魚は鰯や鯖、小ぶりのツナだったり。
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網にかかった小魚を狙うカラス達。
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網にかかった小さなカレイとジッと覗き込むチーコ。
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子供達は毎朝、地引網の後に、網にかかってしまって放置されたまだ生きている魚を「かわいそう」と言っては逃がしてやっていた。

そして昼頃、漁やセリが済むと、水着姿の観光客が集まり、それぞれ寝そべったり、波に戯れたり。その合間をビーチパラソル屋さんやフルーツ屋さんが行ったり来たりして、声を掛けている。
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ライトハウス・ビーチは波が少し高いけど遠浅の海なので、子供達はA-さんや私の足にしがみついて、「波に流されごっこ」をキャーキャー奇声を上げて楽しんだ。
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それに飽きたらヤドカリを捕まえたり、貝殻を拾い、砂浜で城壁に囲まれたお城やトンネルを作ったりと遊びに熱中。
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A-さんは久しぶりに泳ぎ、その間、私は子供のそばでゴロゴロとビーチベッドに寝そべり、雑誌を読んでのんびりくつろぐ。お腹の赤ちゃんも気持ち良いのかボコボコ動いて元気だ。
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たまに来るフルーツ売りのおばさんからバナナを買って食べる。これまた潮風に吹かれて食べるバナナは美味しい。
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たっぷり遊んでお腹を空かせ、昼食はビーチ沿いのシーフードレストランへ。たらふく食べて、またビーチで遊ぶ。その繰り返しだ。あぁ、なんて贅沢な時間。

夕方、仕事を終えた現地のインドの住人らしき人がどんどん集まってきて、日が沈むまで夢中で泳いだり波遊びをしたりして、ビーチはより賑やかになる。
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面白かったのが、殆どのインドの人々が水着を着ておらず男女ともに肌を露出していない、ということ。女性人は100%がサリーやパンジャビスーツのまま入水している。ビキニや海水パンツを着用しているのは外国人だけ。

そして、ツーリストポリスとは別に監視員ような人がいて、危険な遊びをしていたり、波に流されそうな子供たちをしっかり見張っては、笛を吹き、棒を振り回して警告を発しているのだ。だけど、波遊びに夢中なインド人達は、警告にすぐ従わないから、おじさんも大忙しで「ピーピー」笛を吹き続けている(笑) でも、とてもありがたい存在だ。
水色の制服を着た人が海の監視員
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「コラー!そこ、危ないって言ってるだろ~!!」
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夜はレストランが建ち並ぶ側から微かに聞こえる音楽と、波の音がザブ~ン、ザッブ~ンと響いている。そしてイカ釣り漁船か、漁の船の明かりが沖に転々と灯っていて、なんとも幻想的で奇麗。
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そういう景色を眺めながら、新鮮なシーフードに舌鼓を打つ。あぁ、これまたなんて贅沢な…。みなさん、コヴァラムは超お勧めです。脳みそがとろけるような時間が過ごせますよ(笑)

[2008/01/07 22:51] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(0)
ケララ旅行1~移動・ホテル編~
年末の家族旅行は南インドのケララ州へ行ってきた。デリーは冷え込みがきつく10℃前後のところが、トリヴァンドラム空港に着くと、そこは30度以上の南国!流石、日本の国土面積の8倍を有するインド!北から南で全然気候が異なる。

今回の旅行目的は「ビーチでのんびり、新鮮なシーフードをたらふく!」だったので、目的地はインド一美しいと謳われるコヴァラムビーチ。5泊6日の日程で、本当に毎日、ビーチでのんびりし、蟹・海老・ムール貝・ロブスターとシーフードを「これでもか!?」ってほどに堪能した。

またテーマごとに旅行記を書いていこうと思うので、初回は移動手段・ホテルについて。
今回の旅の予約は1ヶ月前から始めたけど、それでも遅くて、飛行機チケットもギリギリ最後の4席をなんとか確保でき、ホテルも4・5星ホテルはどこも一杯で、「ここに一部屋残っている!」と旅行会社の人が電話攻撃の末、やっと見つけてくれた3星ホテルを予約。

飛行機はエアーインディア。これに乗るのはインド赴任時以来。申し訳ないが、あまり期待はしていなかったけど、想像していたよりも快適だった。機体が新しく、各シートにタッチパネル式のオーディオTVがついており、他の設備もきれい。
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機内食はインド食のベジ・ノンベジの選択で、彩りも良く美味しかった。
朝9時のフライトだったのでまずは朝食。
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ムンバイ経由後に昼食。チキンカレー、ダル(豆煮込み)とチャパティ。
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デリー発、ムンバイ経由の4時間のフライトだったけど、インド映画やハリウッド映画の他に、子供向けにはトム&ジェリーも観られて退屈はしなかった。

トリヴァンドラムに到着し、デリーから着込んできた冬服を全て脱ぎ、皆でタンクトップ一枚になる。椰子の木が生い茂り、南国の熱い空気に包まれ、迎えのインド人ドライバーさん達もドーティ(腰巻布)姿で、デリーとは雰囲気が全然違って異国情緒さえ漂っている。
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見慣れた水田と、バナナプランテーションがどこまでも広がる。
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街角の果物屋さんもデリーと違って南国情緒たっぷり。
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宿泊はコヴァラムビーチの中でも一番賑やかなライトハウス・ビーチ地区にした。ライトハウス・ビーチは全長1キロ程の砂浜とアラビア海、そして可愛らしい灯台のある、なんとも絵になる風景。
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そこには「私たちの日常のインド」の姿はなく、今までに旅行した中では、スペインのカナリア諸島のビーチのような感じ。

ビーチ沿いにホテルやオープン・レストランがズラリと並び、その奥に続く幅1Mの小路を入ると、本場ケララ州のアーユルヴェーダのマッサージ・治療センターやお土産物屋・安宿が両側に続いている。
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砂浜はゴミもきちんと拾われているサラサラの砂で、レンガ敷きの路が灯台元まで続く。その脇には、マンゴー・パパイヤ・パイナップル・バナナなどの南国フルーツを売っているおばさんたちが、お喋りしながら客に声を掛けている。
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夜のライトハウス・ビーチ。ネックレスのように続くネオンは、レストランやお土産物屋さん。
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ホテルもレストランもお土産物屋も全てが徒歩圏内なので、ホントにのんびり過ごせた。
ところが肝心のホテルが超難有りだった…日頃から温厚で少々のことでは文句を言わない夫A-さんが、クレーマーと化し、ホテルのフロントおじさんと毎日数回はやりあっていた。にも関わらず、それだけ言っても動いてくれないし、対応が遅く、やっと行動に移してくれるようになったことに対して喜ぶ、という極めてレベルの低い喜びを味わっていた…。
A-さん曰く、「いかにすばやく動いてもらうか、インドでの労務経験が役に立った」と…(汗)。

営業妨害するつもりはないけれど、このホテル、決してお勧めはしません。せっかくの旅行だから後悔のないホテル選びの参考までに、一応名前だけ紹介しておきます。ホテルNeelakantha。敢えて良かった点を挙げるなら、立地の良さと部屋の広さ、かな…(涙)
ロケーションはまさにビーチの目の前で、活動するにももってこいなんだけどなぁ…
私たちの泊まった部屋からの眺め。ビーチまで徒歩10秒。
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この時期のコヴァラム・ビーチは、ヨーロッパからの旅行客も集中するため、ホテル予約は3ヶ月前には始めた方が良さそうです。
[2008/01/05 23:18] | インド国内旅行 | トラックバック(0) | コメント(3)
母の味
先月3週間弱、インドに遊びにきていた私の母が日本に帰っていった。子供達はババにたっぷり甘え、私は「実母と娘」という事で、何度か口喧嘩をしたものの、すんなり後腐れも無く仲直りできるのも「血のつながり」の素晴らしさだなぁ、と思ったり、大人になってからも、きちんと指摘してくれる人の有難さも改めて感じたり、とあっと言う間の3週間だった。

母には「おはぎを食べたい」と言っていたので、帰る日が近づくと「そろそろ、おはぎ作ろうか」と言い出した言葉に寂しさを感じてしまったり・・・。
それにしても、やっぱり母のおはぎは美味しかった。ハンガリーに母が遊びに来た時にも、必ずおはぎを作ってもらった。圧力鍋での小豆の炊き方なども伝授してもらったし、これからは自分でも上手に豆が炊けるように練習しようっと。
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こういう「母の味」。食欲云々よりも、舌や鼻・五感全てがビンビン反応する「自分のルーツ」のようで、とても大切だなぁ、と思う。鉄男やチーコにとっての「母(私)の味」が何になるのか、と考えると、料理下手な私にはかなり恐ろしい…(汗)
あぁ、きちんと自信たっぷりの「母の味」を伝承せねば、と反省もしたのだった。
おはぎをバクリと食べるチーコ
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そんな反省をしたばかりなのに、今年もやってしまった…
元日の朝、インスタント味噌汁にお餅を焼いて入れただけの「お雑煮」…(汗)本帰国したらちゃんとだしから作りますから、ご勘弁を~。

母のおはぎ、多めに作ってもらったので、しっかりラップで個別包装し、冷凍庫に保存してある。これでいつでも食べられるぞ~(笑)
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[2008/01/02 21:50] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(11)
謹賀新年
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去年のご愛顧に感謝しながら、皆様にとって2008年も、ご多幸な年になりますようお祈り申し上げます。

物心がついてからというもの、喪中でない限りずっと出してきた年賀状。今年は初めて年賀状をサボってしまいました・・・お世話になっている皆様、本当に申し訳ありません。
5月頃には嬉しい報告と共に、ご挨拶の葉書が送れるかと思いますので、どうぞお許しくださいませ。
そして、ブログを通じて知り合いになり、去年も温かいコメントやメッセージで私を支えてくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。
私たち一家も、今年でインド3年目を迎えようとしています。また心新たに、インド生活の色んな面をご紹介できれば、と思いますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
[2008/01/01 00:00] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6)
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プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

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