fc2ブログ
アッチャー!? インド生活
これからのインド生活が アッチャー(ヒンディー語で「良い・素敵」)なるか、 はたまたアチャチャ…になってしまうのか? →結果:ボハット アッチャー!!インド生活!《インド生活、ムッチャええ~!》第二弾日本生活ブログは『布団が吹っ飛んだ!』です。
パンを求めて
無性に美味しいパンが食べたくなる時がある。 アンパン、クリームパン、メロンパン。あ~、書いているだけで涎が出る。子供達に「アンパンマン」の絵本を読んでいても、ついつい『カレーパンマン』「あぁ、食べたいなぁ」『メロンパンナ』「あぁ、メロンパンのカリッとしたのが美味しいよね」などと考えてしまう(笑) 実に食い意地の張った女で申し訳ない… その欲求を満たすべく、今日はアメリカンスクールの中にあるカフェテリアに電話でパンを注文した。駐在の奥様方から「アメスク(アメリカンスクールの短縮形で通称)のパンが美味しいよ」とよく聞いており、 一度お土産に貰ったことがあり、その美味しさが忘れられず、少々めんどくさいのだけど自分で買いに行くことにした。 先ず欲しい日の朝9~11時の間にアメリカンスクールのカフェテリアにメニューを手に電話注文。「S2のソーセージロールを1ダース」など。 ちなみに注文単位は1ダース(12個入り)から。 そして15時以降に取りに行くのだが、セキュリティーが堅いので、ゲートで氏名・住所・電話番号を書かされ、身分証明書を人質に取られ、 そして2重ゲートをくぐりやっと買いにいけるわけです… 「パンごときでそこまでやっとれるか…」と思っていたので今までは 自分で買いに行こうとまでは思わなかったわけですが、流石に『食べたい病』には勝てなかった(笑) そしてゲットしたパン・パン・パン! pan.jpg
今日はサンドイッチ用スライスパン(2斤)、シナモンロール、ソーセージロール、クロワッサン、フルーツパンの5種類。合計900Rs(2200円!) 凄く高いけど、たま~の贅沢だから良いよね? 日本からホームベーカリーを持ってきたけど、室温が40度近いと 夜仕込んでタイマーで朝焼き上げるまでに、発酵しすぎて膨らまないし、牛乳や生卵を入れるのもちょっと心配。 というわけで、4,5回焼いてみたけど、美味くいかないので気温の下がる冬まで諦めることにしました… 買ってきて早速、子供達とバクバク食べてしまいました、最近お腹の 肉が…恐怖です(笑)
スポンサーサイト



[2006/06/30 21:39] | 食べ物 | トラックバック(0) | コメント(3)
本と現実
インドに来ることになってから、インド関係の本やネットでインドについて調べることが多かった。そんな中でも「ダウリ」のことが気になっていた。 「ダウリ」とは結婚時のお嫁さん側の「持参金」で、旦那さんの家に 納めるものらしい。やはり各国に結婚の独自の文化はあるもので、 日本なら結納金や結納返しなどが「ダウリ」と似たようなものだと言えば分かり易いかな? 本で読んだ内容では「ダウリが高額でそれが元で嫁殺しや自殺に繋がる」とあった。 これには「まさかね。昔の話じゃないの?現実は違うよね…」と思っていた。 料理教室で色々私が本から仕入れたインドネタの真相を聞くもんだから、キラン先生もミルさんも面白がって、「後は何が知りたい??」と言ってくれたから、思い切って「ダウリ」について聞いてみた。 「ダウリっていくら位なの?」 「ノーリミット」 !!!! 「結婚するときの1回だけだよね」 「出産・お祝い・行事などイベント毎に何回でも」 はぁ!? ってことで、かなりびっくり。 さらに「ダウリが原因で殺人なんてないよね?」 「よくあるよ」 悲しい… 詳しく聞いてみると、見合いで結婚させられて、そのまま相手を好きになれれば良いけど、そうでもないと、夫は妻をかばうこともなく、自分の親が嫁からきついダウリを要求していても黙認する。 嫁は何度も要求されるたびに実家に「お金が要る」と泣きつき、実家も お金を捻出し渡す。 それが何度も続くと、実家側も苦しく、お金を貰いに帰る嫁も苦しくなり、嫁が自殺してしまう「ダウリ自殺」。 そしてダウリを払えなくなった嫁は用なしで、新しい嫁を貰ったほうが良い、として殺して黙っている「ダウリ殺人」。 なんて悲しい現実。 お金目当てでかりにも身内になった女性を死に追い込むなんて… 私が唖然として「本当にそんなことがあるの?」と何度も聞くと 「悲しいけど本当の話。インドの良くない面だね。」と。 そういう話は田舎や代々続くようなお金持ちに多い、という。 「ミルさんやキラン先生は大丈夫なの?」と心配すると、「うちの義父母は出来た人だからそんなことはなかった」とのこと。 義父母がインドだけでなく他の国の文化も理解していて、ダウリの在り方を不思議に感じるような人なら、惨事には至らない。そして愛のある結婚なら夫が助けてくれる、と。 女性の地位が上がってきているとはいえ、広大なインドでは一部分に過ぎず、大部分は古い体質のままだそうで、惨事はなくなっていない。 確かにここインドでは女性は軽く扱われがち。私たち外国人はそれ程でもないけど、日常的に感じることは、雇っているスタッフも私よりも男であるA-さんの言う事のほうが効く。やはり甘く見られているとは思う。 働いている人は殆どが男性。スーパーのレジも買い物に来ているのもみな男性。よほど資格を持っていたりすれば外で働けるが、そうでなければ女性が外で働くというのは稀なようだ。 少しでもインドの女性が活躍できるようになれば…と願う。 心が痛かったのが、4月の結婚式の夜、子供達に「大きくなったら何になりたい?」と聞くと、女の子は「なれるものなら何でも良い」と答えたこと。自由に選べるようになって欲しい、と切に願う。 ちょっと暗い内容になってしまいましたが、考えざるを得ない内容だったので紹介してみました。
[2006/06/30 12:11] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0)
歯医者さん
日本を発つ前、お友達の歯医者さんに鉄男の虫歯進行止めを塗ってもらった。でも3ヶ月がたち、虫歯が広がってきたようで、今度はインド人の お友達歯医者さんに治療してもらうことにした。 幸運にも、各国に歯医者さんのお友達が出来ると頼もしい限りです(笑) 彼女は鉄男の絵画教室に来ている、女の子ソムヤちゃんのお母さんでハルシャさん。ハルシャは流石に歯医者さんだけあって、絵画教室でお喋りしているときにさりげなくチェックしていたようで「鉄男は前歯が虫歯だから今度治してあげるよ」と言ってくれていた。 そういうわけで、インド歯科医院を初体験してきた。 診察室は綺麗で、治療台が2台並び、その周りに患者を見守るように 順番を待っている人がズラリ。プライバシーどうのこうのいう次元ではないし、そういうものをインド人は求めていないのかもしれない。 治療台に座る鉄男。 s-DSCN3782.jpg
結構患者さんが多くて、待つこと1時間半。その間、暇だし色んなものを観察してみる。治療台本体はインド製なのだけど、削ったりする電気器具?(Mさん正式名称がわからなくてごめん…)は日本製だったので、 不思議と安心感が広がった。 s-DSCN3780.jpg
鉄男は流石に自分の番になると恐怖心が強くなったのか、削る機械をハルシャが手にすると逃げようとする。日本ではお友達のお父さんが治療してくれたから、その時点で恐怖心は薄らいでいたけど、今回はいくら ハルシャがなだめても、英語じゃ余計に何言われてるのかわからない、というのもあるようで、余計にパニクる鉄男。日本語が左耳から、英語が右耳から入ってきて、かなりわけわからないようで、あれはちょっと可哀相な光景だった… でも頑張って耐え忍び、虫歯の部分は削られ、詰め物をして治療終了。 ご褒美に好きな色の歯ブラシとお菓子をもらって、機嫌が直る単純さ(笑) インドのミネラルウォーターにはすでにフッ素が含まれているらしく、 よくその水を口に含みうがいをすること。そして処方されたトリクロサン・硝酸カリウム・フッ素の入った歯磨き粉で一日2回磨くこと、の二つを言われた。 s-DSCN3788.jpg
歯磨き粉の箱に入っていた「正しい歯の磨き方」指導。 s-DSCN3789.jpg
「治療費は?」ときくと「子供だから要らない」と!今まで外国人料金をとられてきた私はびっくり!! 運転手のラジュさんに後で聞くと、その病院は教会が運営しているから治療費はとらないのだそうで、大人ならお礼を言って5ルピー程お賽銭程度に置いていけば良い、というではないか!! もちろんそんな病院ばかりではない。お金持ちはお金持ち用のホテル並みの病院へ。庶民は設備も整わない病院や、大手術が必要になると最新設備の金持ち病院に行かないと治らないから、治療費のために借金地獄にはまってしまう人もいるらしい… 今現に我が家のスタッフが入院費の支払いでとても苦しんでいて 悲痛な顔で「お金を貸してくれ」と言ってばかりいる。もう既に2か月分の給料に値する借金をしていて、これ以上借りたら苦しむよ…と心配なゆえ安易には貸せないでいる。果たしてどうするべきか… そんな悲しい現実もあるので、インドの福祉面の良さをちょっと覗けたようで嬉しくなった。
[2006/06/28 21:08] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0)
登山列車
登山列車が好きだ。山頂に近づくにつれて、目下に広がる広大な景色や 周りが見えないほど真っ白な頂上とか、そして頂上のお店で飲むホットミルクなんて最高! マン島にも登山列車が走っている。 出発してしばらくすると、世界一大きな現役で動いている水車が見える。 s-DSCN3638.jpg
山頂付近にも羊が放牧されていて、歩いて登ってきたのかな?、とか毎日下山したり登山したりするの?など不思議に思ってしまう。 ちょうど風が強い日で雨も降りだし、羊たちは飛ばされないようにか、しゃがみこんで岩陰などにちぢこまっていた、野生の知恵だなぁ、と感心。 山頂は真っ白で、5メートル先は何も見えないし、つめたーい突風が吹いて、飛ばされてしまいそう。 s-DSCN3656.jpg
急いで山小屋に入って温かい飲み物を飲む。面白かったのは、マン島の山頂に来てまで、インド料理がおいてあること。どこまでもインドにつかれているような不思議な感じ。 小屋の窓から見ると外は真っ白で、窓も曇るほど。 s-DSCN3644.jpg
インドから来ると、この寒さは試練そのもので寒くてたまらなかった~ 話は変わり、買いだし旅行に来たわけではないのに、やっぱり食材の豊富さにはついつい心が躍ってしまうものである。 ハンガリーでもお世話になったTESCO(テスコ)というショッピングセンターがあったので、ワクワクして出掛ける。 s-DSCN3573.jpg
持って帰れもしないのに(というか持って帰ろうと思えば大丈夫だけどそれなりのパッキングがめんどくさい…)、魚介類やビーフにウキウキ(笑) s-DSCN3575.jpg
そしてここでもインドフード発見!なぜかインドフードが何処にでもある。まるで町に必ず一軒は中華料理屋があるように、インドレストランもあちこちに。イギリスってインド人多いしなぁ… 思わず「買おうか?」とA-さんに聞くと「要らん」とあしらわれる(笑) s-DSCN3574.jpg
日本のスーパーにもサモサ等のインドファーストフードが普通に並ぶ日も近いのかもなぁ。インドフード頑張れ、あちこちに進出するのだ!(笑)何かの本で「世界5大料理」なるものが書かれていた。それによると フランス料理、トルコ料理、中華料理、インド料理、イタリア料理だそうな。誰が何を根拠に定義しているのかは定かではないが、インド料理にここまで追いかけてこられては、「なるほど」とうなづける… ちなみにマン島で美味しかったもの。それはアイスクリームとニシンの燻製。マン島は乳製品が有名でチーズ・牛乳などが美味しい。アイスクリームはとてもミルクが濃厚なたまらない味! s-DSCN3673.jpg
s-DSCN3674.jpg
ニシンの燻製は、日本の一夜干しみたいな感じだけど、もっと脂がのっていて美味しいのだ!何といっても一番美味しい時期にマン島の周辺にやってくるらしく、その頃に捕まえ、漁港の隣で加工するというのだからこの美味しさは納得!ただ、マン島滞在中はパンとしか食べられなかったので、とてもご飯が恋しくなる味でした。 真空パックで売っていたので買って帰り、もちろん、インドの我が家で、速攻ご飯とお味噌汁で頂きました~!最高!! s-DSCN3734.jpg
機会があれば是非お試しあれ! インドに帰ってきて、一番の感想は「暑い」でした。 そして「なんか臭う…」(笑) 以上でマン島レポート終了です。 またお次からはインドネタをご紹介しますね。
[2006/06/27 22:45] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(0)
鉄道満喫
我が家にとってのマン島の最大の楽しみは何といっても乗り物。
駅にてマン島内の鉄道網の地図。淡路島くらいの大きさの小島にもかかわらず、鉄道があちこち出ていて、しかもそれぞれがとても個性的なのが魅力。
s-DSCN3570.jpg


観光初日、マン島の首都ダグラスから小一時間、蒸気機関車に揺られてエリン岬まで出掛けることにした。
s-DSCN3590.jpg


機関車の内部はコンパートメントになっていて、木製で温かみのある内装。シートの模様はマン島の形と紋章をモチーフにしていて可愛い。
s-DSCN3601.jpg


s-DSCN3615.jpg


こちらがマン島の紋章。3本の足。
s-DSCN3569.jpg


機関車はガタンゴトン揺れながら、林を抜け、羊や牛の放牧地の横を通り、海が見えたり眺めは最高。
s-DSCN3596.jpg


子供達は心地よい揺れに熟睡してしまう(笑)親はのんびりと車窓の眺めを楽しみながらひたすらのんびり・まったり過ごす。
s-DSCN3604.jpg


面白かったのは、インドのあばら骨の浮き出た牛と違い、こちらの牛は丸々と太り豊かな草を食んでいること(笑)
s-DSCN3606.jpg


途中の駅もさすが『トーマス』の「ソドー島」のモデルになるだけあって、まるでトップハムハット卿が出て来そうな雰囲気(笑)
s-DSCN3592.jpg


終点のエリン岬に到着。
s-DSCN1097.jpg


エリン岬には鉄道博物館があり、これまたお宝のような年代物の機関車が展示されてあった。復路は子供達も車窓の眺めを楽しみながら機関車にのって帰り、ダグラスからホテルへは馬トラムに乗った。
s-DSCN3618.jpg


まさに鉄道漬けの一日でした(笑)

不思議なことに鉄男みたいな鉄道好きな子供連れがいてもおかしくないのに子連れは我が家だけ。周りの観光客はおじいさん・おばあさんばかり。幼少に慣れ親しんだ乗り物を懐かしみに来ているんだろうな。
歳とったらそういう旅に出たいねぇ、とA-さんと話しました。


[2006/06/26 05:30] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(0)
マン島行き
今朝7時にインドに帰ってきた。
1週間マン島どっぷりの旅はとても楽しかった。

ちなみにマン島とはイギリス本島とアイルランドの間に浮かぶ小さな島で、有名なものといえばバイクのTTレース・鉄道・切手・バイキングの遺跡など等。

我が家の目的は鉄道!何といっても『機関車トーマス』の舞台となっているソドー島とはこのマン島がモデルになっているのだ!!小さな島に色んな乗り物があって、乗り物好きにはたまらない所。蒸気機関車・馬トラム・路面電車・鉱山鉄道・登山鉄道・二階だてバスなど。

それにしてもインドからの直行便が無いので、飛行機3便乗り継ぎで行った。それぞれの乗り継ぎ空港での待ち時間は長いけど、子供達は飛行機が間近に見れるからご機嫌。
s-DSCN3544.jpg


A-さんも鉄男のパンダ型双眼鏡で飛行機の離着陸を観察。
s-DSCN3545.jpg


スコットランドのグラスゴー・マン島間はプロペラ機で移動。とても小規模な飛行機でこれまた楽しい。
s-DSCN3546.jpg


機内も頭がぶつかりそうなほど。
s-DSCN3548.jpg


そして面白かったのが、緊急時の案内の紙。自分で脱出できるように
ドアの開け方なんかを説明しているものは初めて見た!思わずパシャ。
s-DSCN3557.jpg


ところが、離陸して10分ほど経過した時、グラスゴーに戻ります、とのアナウンス。どうも車輪の具合が良くないらしく、「あぁ、この説明どおり逃げることになるのかな…」と不安になる。こんなアクシデントは初めてだったので、かなりドキドキ。

そんなアクシデントも克服して、いよいよやって来ました、マン島!
でも到着したのは夕方だったので、もうパワーは残っておらず、ホテルでご飯食べて寝るだけ。でも夜10時過ぎまで空が昼間のように明るくて、とても不思議な感じ。

ところで、今日帰ってきて発覚したのだが、実は機内で大物アーティストと知り合いになっていたのだ!!
私の隣の席に一人のスコットランド人の男性が座っていて、日本にも何度も来た事がある、ということから色んな話で盛り上がり、アドレス交換したり、次回の来日時には家に来てね、など約束した。
ギタリストということで名前を聞いたけど、私もギターの世界はよく知らないので、わからないまま流していた。

ところが!!!ネット検索してみたらびっくり。現代最高のギター詩人、マーティン・テイラーというではないですか!?
マン島にDVD収録に来たと言っていた。マーティンさんの気さくな人柄に引かれたので彼のDVDが出たら買おう!
それにしても無知というのは恐ろしい…
まぁ、かえって知らなかったからミーハーにならず、普通にお喋りできたんだろうから良い出会いでした。

チーコを抱っこしているマーティンさん
s-DSCN3560.jpg


マン島観光レポートはまた次回。

[2006/06/25 20:01] | インド国外旅行 | トラックバック(0) | コメント(0)
サマーキャンプ終了
5月中旬から始まった子供達のサマーキャンプが終わった。我が家の子供達にとって、初めての外国語による保育体験。はじめは不安で色んな考えが頭の中を堂々巡りして悩んだけど、振り返ってみれば、結果的に母子共にとってよい経験になったと言える。

毎日プールやダンス、お絵描き、工作、粘土、ボディペインティングなどなど、様々な工夫を凝らしたプログラムが組まれて、子供達も毎日楽しみながら通うことが出来た。
そして最終日、先生から手渡されたもの。それはこの4週間(チーコ)、2週間(鉄男)の毎日の活動で子供達が作ってきた作品集だった!!
s-DSCN3495.jpg



子供達の作品を先生がカルタやポスター・絵本に加工してくれている。
すごく嬉しかった。たった1ヶ月弱のサマーキャンプだったけど、子供達は確実に成長している。そんな証拠をプレゼントされたようで思わず目頭が熱くなった。子供一人一人の作品に手の込んだ加工をするのは、とても大変なことに違いない。素敵な先生、良い保育園に出会えた事を心から感謝する。
ここで子供達がインド人の先生から受けた優しさは、きっとこれから先、嫌な事があっても「悪い人ばかりじゃない、インド人の優しい人はたくさんいる」というような根本になっていくと思う。

鉄男は来年もサマーキャンプに参加したいと言い、チーコは早速7月から正式入園することを決めた。これで確実に私の自由時間も確保される!!さぁ、そうなればいよいよヒンディー語勉強スタートだ!!

その前に、やっとA-さんの夏休みも1週間もらえるので、明日から旅行だ!!マン島に行って思う存分、楽しんできます。
というわけで、来週1週間は更新できませんが、帰ってきたらマン島レポート(インドとは関係ないけど…)します!ウキウキ
[2006/06/17 15:52] | 子育て | トラックバック(0) | コメント(0)
支援販売
私の通う料理教室はインド軍の教育施設の中にある。壁には空軍のポスターや軍従事者用のフィットネスルームの宣伝など色々。なかでも気になったのが、インド軍婦人部(かなり怪しい訳…)の支援している養護学校の支援販売の案内。

学生時代に2ヶ月ほど精神・身体不自由者の人たちと過ごしたことがあり、その時に、授産施設で彼らが自分達に出来る事を一生懸命仕事としてやっている姿を見てきた。たとえば、デパートなどでもらう紙袋を折り紐を通す・ゴミ袋を数えて袋に入れる、公共施設の掃除など。施設や出来ることによっても作業内容は違うけど、一生懸命仕事する。

なにかしら支援販売があると、そういう姿を思い出して買うようになった。
ここインドでも、あちこちで障害者自立支援、ストリートチルドレン教育支援、低収入者・弱者作業支援などの支援活動があるようだ。
ショッピングモールなどでもよく募金箱が置かれている。

インド軍婦人部の支援先は養護学校で、子供達の描いた絵をカードや包装紙にして販売し、売り上げを寄付するというもの。
とても可愛い絵が多くて、しかもインドならではの図案だったりする。
野良牛ならぬ、野生のオウムの絵や民族衣装を着て踊るインド人の絵など。
s-DSCN3513.jpg


s-DSCN3512.jpg


色んなカードがあって全種類買った。
s-DSCN3508.jpg


興味のある方、欲しいわ、という方がおられましたら、コメント欄にて
どうぞ。(非公開にしていただいて結構です)

インド軍婦人部の支援ではないですが、日本人会婦人部のボランティアサークルもインドの精神不自由者の自立支援を行っておられます。
こちらはペーパーマッシュ(古紙から作った紙粘土)の小鳥・コットンのミニポーチ作成、カレースパイスの包装を施設でしてもらい、日本語でチキンカレーのレシピを付けて販売。
こちらも思わず一時帰国時のお土産用に買い込んでしまいました。
s-DSCN3510.jpg


どういう形でも、インドに貢献できるというのは有り難いことです。
[2006/06/17 03:34] | 買い物 | トラックバック(0) | コメント(0)
病気
*注)お食事中の方は後からお読みいただくほうが良いかと…


インドに来て2ヶ月過ぎ、慣れも出てきて気が緩んだり、疲れもたまったりしたせいか、とうとう私も病院のお世話になることになった。

こういうことは本来なら伏せておくべきことなのかもしれないけど、これからインドに赴任される予定の奥様方もいらっしゃるし、我が家に遊びに来てくれる予定の友達もいるので、敢えて、恥ずかしいけど、知っておいたほうが良いと思うので、情報として書くことにした。

突然下腹部が痛くなり、排尿がコントロールできなくなった。
とにかく頻繁にトイレに行かなくてはならず、激痛が走る。初めての痛みに「何かの菌にやられたのかな?」と不安がよぎり、早速総合病院へ行くことにした。

その病院は新しくて、概観はホテルみたい!!
s-DSCN3500.jpg


いつもなら「わぁ~綺麗!」とはしゃぐが、そんな余裕はなく、冷や汗が出るわ、歩く振動が響いて痛い。
「はやく検査して、治療してくれ~!」と涙ながらに訴えるが、なかなか動いてくれない。体の調子が良くないときは精神まで
病んでくるもので、「日本だったらもっと早く対処してくれるはずなのに…」とか、システムもわからないから「何をタラタラやってるんだ。早く検査でも何でもしてよ」とイライラしてしまう。
しかも支払いがすまないと検査が出来ないシステムなのか、苦しみイラつく私に「先に支払いを」と言ってくる。「おいおい、検査が先だろう~!?」と怒り爆発だけど、とにかく早くして欲しいから支払う。

それにしても普段、余分なお金を持ち歩かないだけに、今日は持ってて良かった!インドで病院に行かれる方、現金は多めに持っていきましょう。

支払いを終えると、下腹部の痛みということで、まずは女性ならではの内診をされる。カーテンもお粗末ながら、検査室のドアも閉めず廊下からギリギリ見えるのではないか?!というプライバシーの無さには流石に「閉めてよ~!」と思わず声を荒げてしまった。

お次は尿検査。我慢すると痛い、と言っているにもかかわらず、なかなかコップも手渡されず、再三検査キットを早く渡してくれ、と訴え、20分くらい待たされてやっと入れ物を手渡される。
サンプルもとり終え、お次は超音波検査。
とても近代的で日本と同じような機械で検査してもらう。でもやっぱり
日本みたいにジェルを人肌に温めてから塗ってくれるということは無く、冷房でキンキンに冷えたジェルをいきなりドボッとお腹にかけられヒヤァ~!

そして血液検査。これは最初かなり不安だった。どんな注射セットなのか、新しい注射器かとか、かなり警戒していたけど、新品のものを目の前で開封してプスリ。注射は何処でもやっぱり痛いし嫌いだ…
血が止まるまで何故か検査のお兄ちゃんが付っきりでコットンで押さえてくれる。
そして2,3回コットンを代えた後、まだ血がにじみ出てきたので、何を思ったか、いきなり兄ちゃんは自分の親指を押し付けてきた。
うぇぇぇぇぇ~!?何するんだ~!!!! 思わず我が目を疑った。日本なら有り得ない。患者の血液に直接、しかも素手の指で触るなんて!!!私が血液感染するような病気の患者だったら、兄ちゃんどうするの?知らないよ~!という心配より、やっぱり我が身可愛さから「兄ちゃん、その手は綺麗なのか???」とバイキン進入の心配をしてしまった(笑)

インドの医療手引きにも書かれているが、インドの医療は海外から患者を呼び込むだけの技術・設備も十分備えているけど、ドクター以外の医療従事者の知識や意識レベルはとても低いそうだ。お兄ちゃんは自分のしたことの危険性なんて知らなかったのかも…

検査を終え、診察するが、2,3日後に結果が出るまでは、とりあえず感染症の疑いがあるから投薬治療することになり、日本の錠剤の2倍ほどの大きさの薬が処方された。
大きさの比較対照に真ん中に頭痛薬イブを置いてみました。
s-DSCN3515.jpg


そして3日後、病院に行くと検査結果から急性膀胱炎との診断。
聞くところによると、インドの水道水には大腸菌も含まれていることも多く、特に体調が悪いとき、疲労時、生理中など免疫の弱まっている時期には感染症になりやすいという。清潔にせねば、と思ってビデを使用していたら逆に菌が入ってきたなんて…

ちなみに膀胱炎は、インドで日本人女性がよく悩まされる病気だそうです。そんなことどこにも書かれていないし、やっぱり恥ずかしがって公にならなかったのかも。
膀胱炎は痛いです。女性の皆さん、インドでは気をつけて。

ちなみに、こういう事を書くと、「えぇ~、やっぱりインドって汚いし病気になりやすいんじゃない!」と思われる方もいるだろう。
でも、敢えて強調したいのは、みんなが皆なるわけではないし、疲れをためず、体調を良好に保ち、水道水に気をつけていれば、感染性の可能性だって低く出来るのだ。

最近の私は毎晩のように夜更かしし、シャー・ルク・カーンのDVD鑑賞に浸っていたから、当然寝不足だった。しかも生理中で疲れやすい。
言ってみれば自業自得の面もあった。
なので、みなさん、無理はしないように気をつけていただければ、問題は回避できます。というわけで、私の恥ずかしい病気体験記を終了させていただきます(笑)
[2006/06/16 00:42] | インドの苦労 | トラックバック(0) | コメント(2)
レイトショー2
今は夜中の2時である。さっきDVDを見終わった…この歳で夜更かしをするのは美容にも良くないことは百も承知なんだけど、また観てしまった…

今晩は"HUM TUM"という映画を観た。
20060615052424.jpg


先日観た"KAL HO NAA HO"に出ていた男優のサイフ・アリ・カーンも
とても良かったので、彼の出演作を買ってしまった。
(写真の男性がサイフ・アリ・カーンです)

お洒落な音楽に、美男美女の恋物語ときたので、ときめきも感じつつ(おばさんか…って感じですね)結構楽しめた。

サイフ・アリ・カーンといえば、先日お友達のお宅でボリウッド俳優の話しをしていたとき、何と彼の実家が、我が家の隣ブロックに有るというではないか!!しかも、以前このブログで紹介した子供も安心して遊べる近所の公園にサイフが出没する、とのこと。

そういえば、私達の住むこの地区は、インドの富裕層と外国人が多く住んでいる地区なので、有名人のお家があっても、セレブが歩いていたって不思議ではないのだ!ヒヤァ~

家に帰ってモティさんに「サイフの実家が近くなんだって~!」と報告すると「○○(有名な女優)も近くに住んでて、私の従兄弟がそこのお家でコックをやっているよ」ときた!
そんな話を聞いて、一気にボリウッドスターに親しみを感じるようになってしまった、これまた単純な私。たんにミーハー(死語?)なだけか…(笑)

せっかくインドにいるんだし、日本だとインド映画もなかなか観る機会もないだろうから、今のうちにホームシアターでも良いから、どっぷりとインド映画に浸ってみようじゃないですか!
そう息巻く私に「あまりオタクっぽくならないでよ…」と忠告する
A-さん。良いじゃないさ、ねぇ…(笑)
[2006/06/15 05:43] | インド娯楽 | トラックバック(0) | コメント(0)
適正価格?
バサントロックのブティック(というとカッコ良さそうに勘違いしてしまうけど…)で見慣れた値札のついた服を見つけた。しかも日本の女性ファッション誌などでもよく名前が聞かれる"As know ○"のブランド名付き。
パクリではなく、れっきとしたインドからの輸入品として売られる予定だったものが、何故かそのままインドに残され、値札もついたまま売られている様子。不良品だったのかな??
s-DSCN3433.jpg


それにしても、気になったのが売値。
この値札には11340円とある。そのままルピーに換算されるとしたら
Rs4000!?ドライバーさんの1月分給料!?そんな高すぎる値段つけても誰も買わないよね…
ということで、興味本位で「キトナ(いくら)??」と訊いてみた。答えは「Rs250(650円)」とな!

日本でバーゲンをやっていたとしても95%OFFの値段は有り得ない。
値下げ率に触発され、一気に買う気満々になって試着してみたけど、似合わないのでやめました。
一時期、ジャラジャラ&キラキラのデコラティブな服が流行ったことがあったので、きっとその時のものなんだろうな、と推測。

これが例の服。
s-DSCN3428.jpg


それにしても、同じものが海を渡るだけで20倍もの値段になるなんて
適正価格というのは一体いくらなんだろう…

インドでは買う場所によって同じものが、値段がそれこそ10倍くらいになったりしていることもしょっちゅう。
国によって物価の違いや購買力の差もあるけど、『適正価格』を判断する力、物の良し悪しを見極める力が必要だな、とつくづく思う。
でも恥ずかしいかな、私は偽ブランド物を買わされそうになったことがあるので、とても物の良し悪しは見極められそうにないな…
[2006/06/14 18:09] | 買い物 | トラックバック(0) | コメント(4)
おうちでインド料理
うちの家族はカリフラワーが好き。特に子供達は奪い合うようにカリフラワーを食べている(笑)
そんな我が家にぴったりのメニューを習った。
シャーヒ・ゴービ(ロイヤル・カリフラワー)といってカリフラワーの
王朝風といったところで、これもムガール王朝料理。

1つの鍋で出来るの手軽さと、ラッチャ・パラータ(ナンみたいな薄パン)に合うので子供達も喜ぶだろう、と土曜日の午後のプログラムにした。

私はカリフラワーの煮込みのほうにとりかかり、鉄男はモティさんと
ラッチャ・パラータを生地から作り、棒で伸ばし形を作る。特徴としては薄く延ばした生地を交互に扇みたいに折り重ね、更に端からクルクル巻いて円形にしてから、またペタンコに伸ばす。すると焼いたときにパイみたいな層になってパリパリと美味しいのだ。

パラータを作るモティさんと鉄男。
s-DSCN3461.jpg


カリフラワー王朝風はとても美味しく出来た!料理教室で試食したときはインド人用で辛かったので、我が家風にかなりスパイスを減らして作ってみたけど、十分インドチックに出来上がり、我ながら上出来!

その日の晩ご飯はこれ。鉄男のパラータも良い色に焼けている。
s-DSCN3460.jpg


手でパラータをちぎりながら、カリフラワーソースを絡めて食べる「あ~、インドって感じだねぇ。」と鉄男と笑顔で頬張る。

外食だとどうしてもスパイシー&オイリーすぎて子供も食べにくく、インドに来てもインド料理をあまり食べていなかった。でもこれからはせっかくキラーン先生に教えてもらってるし、練習がてらスパイスも油も控えめにお家でインド料理を楽しもうと思う。

ちなみにカリフラワー好きな方、是非ともこれは作ってみてください。
私個人的にはかなりはまってしまう味で、お勧めです。

料理レポートを書き始めてから、日本のお友達から「作ってみたいから
詳しいレシピを教えて!」と嬉しいリクエストがあったので早速。

SHAHI GOBHI (シャーヒ・ゴービ)の作り方
*材料
カリフラワー 1房(食べやすい大きさに)
玉ねぎ 2~3個(ピュレ状に)
ジンジャー&ガーリックペースト 大さじ1
トマト 2~3個(ピュレ状に)
バター 大さじ6
グリーンチリ 1本(刻む)
カシューペースト(カシューナッツと同量の水をミキサーでペースト状に)
カシューナッツ・レーズン 少々
コリアンダーの葉(刻んだもの)大さじ2
ジャガイモ 2個(角切り)
塩 小さじ1
ガラムマサラ 小さじ1杯半
チリパウダー 小さじ半分
コリアンダーパウダー 小さじ1
ターメリックパウダー 大さじ1

*作り方
①深鍋に玉ねぎのピュレを入れて、水分を飛ばす。
②水分が飛んだらバターを入れキツネ色になるまで炒める。
③トマトピュレとガーリック・ジンジャーペースト、グリーンチリ、ガラムマサラを加えて、油が完全に馴染むまで焦げないように混ぜながら炒める。
④カシューペースト、細かく砕いたナッツ、レーズンを入れる。
⑤ジャガイモを先に加え(火が通りにくいから)、後からカリフラワーを加え、ソースと絡めながら10分ほど炒める。
s-DSCN3435.jpg


⑥大さじ4杯の水を加え、カリフラワーとジャガイモが柔らかくなるまで煮る。
s-DSCN3443.jpg


⑦火からおろして皿に盛り、コリアンダーの葉をふりかける。

辛いのが苦手な方はグリーンチリやチリパウダーは省き、ガラムマサラも減らしてみて。コリアンダーが苦手な方はパセリでも代用可。煮物の汁が好きな方は、水を増やしてみて下さい。ポテトが良い感じで煮崩れているので、水を増やしても少々は大丈夫です。
バターも大さじ6はかなりヘビーかと思うので、健康を気になさる方は調節を…
一応、キラーン先生のレシピ通りに載せましたので、本格インド料理が好きな方は是非、この通りやってみてください。
私はご飯とも合う味だと思いますが…、どうでしょう?
ナッツとレーズンは是非入れてください!この歯ざわりと甘さが絶妙な味に一役買ってます!
[2006/06/12 05:21] | インド料理 | トラックバック(0) | コメント(0)
インド映画
インドは世界一映画の年間製作数が多く、ハリウッドならぬ「ボリウッド」映画の国である。
「インドに来たらインド映画をたくさん観るぞ~!」と張り切っていたのだけど、実はまだ一度も映画館に行っていない。その理由は、先ず「映画の上演時間が3時間というのが普通」「映画館の開館時間が11時近く」というのが挙げられる。

私の自由時間は子供達の出掛けている9時~13時まで。映画なんて無理ではないか…、とガックリしていたけどホームシアターという手があるではないか!幸運なことに過去のインド秀作映画をA-さんが買いあさっているので我が家にはかなりのDVDがある。

子供が寝静まるのを待って、早速我が家でレイトショーと決め込んだ。
私にとって初のインド映画はこれ。
"KAL HO NAA HO"(カル ホ ナー ホ)『明日があろうとなかろうと』)
s-DSCN3464.jpg


3時間の長作にも関わらず、リズム感の良い音楽と踊り、ストーリーの展開の良さにグングンのめり込み、涙したり笑ったり、あっという間の3時間だった。
感想は「インド映画、凄い、凄すぎる~!!」の一言。
そしていっぺんに私は主演男優のシャールク・カーンに恋してしまった!!(単純すぎる!!)
当然の結果と言えるけど、インドの映画界の受賞のみならず海外での評価も高く数々の賞をゲットしている。
「インド映画ってどんなのかしら?」と思っておられる方、是非日本でレンタルできたら観てみてください!!!

ストーリーについてはこちらのサイトで詳しくご覧になれます。
これでインディア
[2006/06/11 04:07] | インド娯楽 | トラックバック(0) | コメント(0)
病院
何といっても海外生活で一番重要なことは健康管理・体調の維持である。住環境が厳しすぎる(暑すぎる、病原菌が多い、水の浄化度など)インドにおいてはことさら重要なポイントである。
にもかかわらず、今月に入って我が家は毎週のように病院に行っている。先ず我が家で一番小さな2歳児のチーコが下痢と発熱でお医者さんに診てもらった。日本でなら「下痢と発熱くらい…」と様子を見るのだが、何の菌が関わっているかわからないのでとにかく病院に行く。
そして今週、鉄男とチーコが2人とも38度以上もの高熱と下痢。また病院に行く。

前回行った病院は日本人会でも紹介されている、アメリカに留学されていたという優秀な小児科の先生なんだけど、納得いかないのが、「外国人料金を請求してくる」こと。医療に外国人もインド人もないだろう!と憤りを感じる。
なので、いくら優秀だと言ってもそこはやめて、インド人の歯医者をしているお友達に医者友達を教えてもらい、そこへ行くことにした。
でも日本人会の本にも載っていない病院。日本人マダムに「何処に連れて行くの?」と聞かれて「インド人の友達が紹介してくれた病院」と言うと「インド人と日本人は衛生観念が違うから大丈夫かしら?」と。
とは言っても歯医者をしている人なら衛生観念だって大丈夫だろう。
賭けみたいな感じもあるが、紹介された医者友達の病院へ行ってみた。

衛生的じゃないですか!ローカルな私立病院ですが、先生の対応も良かったし、診察方法も日本でやっていることと同じ。

病院の廊下
s-DSCN3451.jpg


病院の総合受付所
s-DSCN3453.jpg


病院内の薬局
s-DSCN3454.jpg


ただ、処方された薬の量がすごい。外国では大体そうだけど、薬は瓶ごと買う。抗生物質などは粉が瓶に入っているから自分で分量の水を入れてシェイクして作るのだ。それを思えば、一回分ごとに袋にきちんと入れられ、ちゃんとシロップになって手渡される日本はすごく楽だ。

今回鉄男に処方された薬はこれ。
s-DSCN3456.jpg


「インドでの病気は、インドの先生に診てもらってインドの薬でしか治らない」とよく言われる。インドはIT産業も有名だけど、製薬会社も有名なのだ。漢方ならぬ「印方」はあらゆるハーブが用いられている。

日本語が通じない、という点は心神共に弱っているときには辛いものだが、やっぱり頼るときは頼らないとね。
でも病院にかからずにすむのなら、それに越したことはない。


[2006/06/10 03:41] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0)
サマーキャンプ
先月、私はチーコの幼稚園のことですごく悩んでいた。でも結局、幼稚園でも何でも、初めての母親と離れての団体生活は、母国であっても異国であっても大なり小なりストレスはつきもの。ストレスは一時的であり、それを乗り越えれば子供も親もハッピー、と考えることにして現地のプレスクールにお試しでサマーキャンプに行かせることにしたのだった。

そして既に3週間たった。
チーコは最初の1週間は、送っていった私が帰ろうとすると、泣き叫び膝に抱きつき離れない。なんとか落ち着くまでそばに1時間、30分といてそーっと帰る。そして迎えに行くと「明日もここに来る~!」と言いながらにこやかに走りよってくる。
とにかく朝の登園時だけが問題だった。

今は…というと、全く問題なし!
朝も自分から教室に走って行き、バイバイと私に手を振って先生達と
遊び始める。いやはや逞しいもんだ、と母は嬉しい。

帰る前に先生にハグするチーコ。
s-DSCN3423.jpg


ところが今度は鉄男。日本人幼稚園が夏休みに入り、家でボーっとするよりも良いだろうと、チーコと同じサマーキャンプに2週間通うことにした。が、毎朝ぐずっている。行けば楽しんでいて、帰りもご機嫌なんだけど、やっぱり朝は嫌がっている。
特に先生が英語で何か説明しているときなんかは、「何いってんのか解らないよ~」って感じで涙目になっていた。流石にそれを見たときは
胸が苦しくなった。

でもやっぱり子供は逞しい!鉄男も2週間目に入ると
"Bye! See you tomorrow!" と言いながら先生にハグしたりしているではないか!!!素晴らしい~、と母はまた感激だよ。

園内を走り回る鉄男と先生に靴を履かせて貰っているチーコ。
s-DSCN3422.jpg


子供はとても順応性が高い、しかも想像以上に。
せっかくのインド生活なんだから、どんどんここでしか出来ないような色んなことを伸ばしてあげられるようにサポートしたい。
きっと子供達にとっては「インドが第二の母国」みたいになるんだろうな。とても素敵なことだ。

[2006/06/09 07:19] | 子育て | トラックバック(0) | コメント(0)
タクシー・リキシャ初乗り
日々私達母子の足となってくれている、ドライバーのラジュさんが最近よく腹痛を訴えていて、二日間休んでいた。病院で検査した結果、胆石が3つも発見され、レーザー手術をしないといけないらしい。手術はまだ先で、私達が旅行に出ている間に入院する、との事。

私もよく石が溜まる体質で、今までに確認された石は3つ。ハンガリーにいる時、胆石ですごく苦しみ病院に運ばれた経験もある。お医者さんに「ビールをたくさん飲んで、とにかく出す努力をすること」との指示通り、「お墨付き」だからとビールをグビグビ飲んでいた。そしたら出てきたのだ!残り2個は日本で切って取り出してもらった。
私も経験者だからラジュさんの痛みはわかるので、ビールを持たせて早めに帰した。

前置きが長くなってしまったけど、そういうわけでラジュさんのいない
二日間、車はあるけどドライバーがいないので、どうせならタクシーやリキシャを試してみようじゃないか、ということにした。
鉄男は乗り物好きなので、すごく喜んだ。

まず各地にあるタクシースタンドに電話して「何処に何時に来て」と言う。その時「AC(クーラー)付きの車にしてね」と言うのを忘れたので、来たタクシーはACなし。
s-DSCN3399.jpg


思った以上に快適だったし、何よりさすがにタクシーの運転手だけあって道を良く知っている!いつも10分はかかる料理教室への道のりも
渋滞を避け近道をしつつ5分で着いてしまった!スピードの出し方も半端じゃないけど…
s-DSCN3413.jpg


幼稚園のお迎えもタクシーで行くと、子供達は喜び、いそいそと乗り込んでいた。

夕方、絵画教室は近いしオートリキシャで行くことにした。こちらは電話で呼べないので、家を出た大通りですぐに見つけられたので、乗せてもらった。
s-DSCN3421.jpg


オートリキシャは天井しか覆っていないので風通しもよく、小さいから小回りも利くし、ヒョイヒョイ曲がって行く。さすがに隣を大型車が通ったりすると、その拍子に軽い車体が倒れるのではないか、と心配したけどそんなこともなく快適だった。
s-DSCN3418.jpg


「1時間後にここにまた来て」と英語が通じなかったので、通りすがりのインド人女性にヒンディーに訳してもらい「オッケー」と別れる。
絵画も終了し外に出てみると、ちゃんと来てくれていた。もし来てなくても仕方ないか、と思っていただけに感激!

最近、修理屋さんにしても「何時までに来てね」とか言っても来てくれないので、言いながらも敢えて期待しないことにしている。そしたら来てくれた時は嬉しいし、来なくても「やっぱりな」で腹も立たないし。
これは如何に腹を立てずに暮らせるか、というインド流生活の知恵ですね(笑)
[2006/06/08 17:39] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(2)
カシミール料理
料理教室3日目はカシミール地方の料理。「ローガン・ジョッシュ」といってマトンの煮込み料理を習った。
キラーン先生によると、カシミール地方の人はお米が主食だそうで、カシミール料理はご飯に合う、とのことで、これは是非ともマスターせねば!

先ずは前夜からヨーグルトとガラムマサラに漬け込んでおいた骨付きのマトンモモ肉をフライパンで焼く。
s-DSCN3401.jpg


その隣ではソースを作る。玉ねぎ・生姜・ニンニクをバターできつね色になるまで炒める。水分が飛んだらトマトピュレを加えてさらに炒める。
s-DSCN3403.jpg


そこでラッタンジョットという葉っぱの天然着色スパイスを入れて、しばらくするととても綺麗な赤色に!食欲がそそられる~!
s-DSCN3404.jpg


今度はナツメグ・コリアンダーパウダー・シナモン・カルダモン(黒・緑)・クローブを入れて、フライパンで焼いていたマトンを加えてソースと絡める。あぁ~、もうたまらなく良い匂い~!グーグーお腹が鳴る
よん。
s-DSCN3406.jpg


これら全部を圧力鍋に移して、煮込むこと20分。蓋を開けると、あらまぁ、美味しそう!
s-DSCN3410.jpg


早速試食!わおぅ、何なんだ、このとろけそうなマトンの軟らかさは!?ソースは骨から出たエキスがまた何ともいえない、スパイシーなだけでないコクのある味に仕上げていて最高!
確かにこのソースはご飯にかけて食べてしまいたいほどの美味しさです。
s-DSCN3411.jpg


ちなみにマトンがなければ牛でも美味しいとのことなので、日本では牛で作ってみるぞ!今まで習った中では、スパイスさえあれば日本でも一番手軽に出来そう(圧力鍋に任せれば良いし…)

話しは料理からまたそれて…
今日は先週一緒だったアヴィナッシュさんと2人だった。
彼はロシア大使館で働いていて、ロシア語がペラペラだって、賢い!
アヴィナッシュさんにいきなり袋を渡されて、「見てみなよ」と。
なんと私が前回「どこで何といえば買えるのか?」と先生に聞いていたスパイスを砕く鉢と棒のセットをプレゼントしてくれたのだ!!
s-DSCN3417.jpg


「代金を払うよ!」と言っても受け付けてくれず「僕からのプレゼントだよ。インド料理を日本人に作ってあげて!」と。
ありがたや~、ありがたや~!!!
先日の騙され事件でへこんだのも吹っ飛びました。やっぱり、こういう時にこんなインドのお友達がいて心が晴れます。ありがとう!!
頂いたものはどんどん使わせていただきます。早速今夜当たり作るぞ!
…と単純な私(笑)


[2006/06/06 15:11] | インド料理 | トラックバック(0) | コメント(1)
建設ラッシュ
デリーでもそうだけど、さらに隣の州であるハリヤナ州は今建設ラッシュの真っ只中!

ハリヤナ州内でもグルガオンという町はショッピングモールが「これでもか!」というほど乱立しているし、まだまだ建設中のものも多々ある。そんなにショッピングモールばかり建ててどうするの?そんな需要もあるの?と思わずにはいられないけど、これも発展真っ只中のインドを象徴する光景なんだろうなぁ。
s-DSCN3395.jpg


週末グルガオンに出掛けた。行く道の左右、見渡す限り、広大な工事現場。高速道路や高架の建設現場。ショッピングモール・高層マンションの建設現場。周りは全て開発真っ只中!
s-DSCN3396.jpg


s-DSCN3397.jpg


デリーでは見られない高層マンション郡が聳え立ち、なんだか日本のベットタウンみたいな感じ。確かにグルガオンはデリーのベットタウンとしても人気が高いらしい。
s-DSCN3394.jpg


どこの国に行ってもこういう光景が近代化の象徴みたいでちょっと寂しい気もするなぁ。でも、インド人にとっては喜ばしいことなのなら応援するしかないですね。
[2006/06/05 23:52] | 町の様子 | トラックバック(0) | コメント(0)
ショック~!
インドでは本来それぞれの仕事が細かく行程ごとに分けられて、皆に仕事がいきわたるようになっているらしい。
たとえば家事。モティさんはオールマイティーにしてくれる人だから一人で済んでいるけど、本来なら、掃除婦・コック・子守・床とトイレ掃除の掃除婦(掃除場所によって担当の人も変わってくる)など各分野別に家事だけで4人も雇わなくてはいけないことになる。
そのため、家の中に誰かが常時いることになり、「スタッフの質」が生活の満足度にかなり関わってくる、というのも納得。

あるママ友達は全部で8人も雇っていて、家の中には3人いて落ち着けない~!という人がいるけど、我が家は家事全般はモティさんで、庭(バルコニーの観葉植物)の手入れはマリ(ヒンディ語で『庭師』)、チョキダール(『門番』)は日勤夜勤で2人、そしてドライバーと計5人のスタッフで足りている。
そのうちマリとチョキダールは住人3世帯でシェアーして給料を三分の一づつ払っているのだが、先日ある事実が発覚!?

私達家族がこのフラットに引っ越してきて、ある日マリが直接我が家にやってきて「給料は各世帯から貰っているから、今月から払ってくれ」と言われ「分かった、そういうものなのね」と4月から払い始めた。
ところが、実はマリの給料はセキュリティー会社を通じて既に支払われており、何と給料を二重取りされていた、と発覚!

マリはとても優しそうで、私が植物を枯らせてしまうと、さすが植物を愛する人なのか悲しそうに「今度から私に任せて!」と言っていたし、
我が家の子供達のことも可愛がってくれていたので、私としては信用していたのだけど… そんなことが分かってとてもショック!!
「今まで私は騙され続けていたのか~!私が何をしたというの?」とショックのあまり声も出なかった…

A-さんに電話で報告すると「あぁ、そういうことはよくあるんだよねぇ。」とのこと。呆気にとられてしまった。

そういうことで、今度マリが来たら「給料は払わない」ときっぱり言わないといけない。
でも…私は気が弱いのだ。よく「お金が無いから前払いしてくれ」とか
「子供が病気だからお金頂戴」等など言われてもきっぱり断りきれない。A-さんにもよく「そんなことでいちいちお金貸してたら、いつも貸さないといけなくなるし、要求も強くなってくるから断れ」と言われるのだけど、「じゃぁ、すぐに返してね」とか「今月だけだよ」とか言いながら渡してしまって、駄目な雇い主なのだ…

私が「雇用関係にないインド人の交友を!」とインド人の友を求めて
ローカル料理教室や絵画教室に行くのは、結局「お金抜き」の付き合いがしたいからなのだ。街中を歩けば"Give me money!"と寄って来られ、
私の顔を見れば「給料上げてくれ」「前払いしてくれ」など言ってくる
ばかりのインド人交友では寂しいじゃないですか…
そうじゃないと「だから結局インド人は~なんだ」と決め付け調になってしまうのも嫌だし、インド人といっても良い人も悪い人も色々だ、と思えるように色んな人と知り合っておきたい。

今回、騙されていたからといって「なんだ、インド人は!」とは思わない。そう思えるだけの良い経験もあったし、親切にしてもらったことも多々あるのだから。(と自分に言い聞かせつつ書いている…)
まぁ、次回から雇用に関しては注意が必要ですなぁ、勉強になりました。初のアチャチャ…な体験でした(笑)
[2006/06/05 20:16] | インドの苦労 | トラックバック(0) | コメント(0)
お土産屋さん
日本の仲の良い友達の旦那様が先日インド出張にいらした。ありがたいことになにか必要なものあるか、と聞いてくださったので、「ブツブツのついた健康スリッパと麦茶パック」をお願いした。
我が家の床は大理石なので、堅くてとても足が疲れる。健康サンダルだと突起が刺激してくれるので足もむくまない!我儘と知りつつお願いして持ってきてもらった。ありがとうございます!

そして日曜日、お土産のお礼にデリー観光のお供をさせていただくことにした。インド国内各州の特産品・工芸品が集められ、さらに定価で売られている総合お土産センターのような所に行って来た。

インドでのお買い物の悩みは「適正価格が分からない」ということ。
そこらのマーケットや路上でなら、価格がこちらの言い値になったり、
適正価格を知らなければかなりぼられてしまったりするので、喜んだり
怒ったり。でも、ここは定価制なので値切るやり取りの楽しみは無いけど、ぼられることは無いので精神的に良い。

4階建てにサリーのみならず色んな民族衣装、タペストリー・絨毯・ビャクダンの彫り物・大理石細工・銀製品・巨大な神様像などなど。
見ているだけでもかなり楽しい。
s-DSCN3182.jpg


s-DSCN3185.jpg


中でも気に入ったのはこちら。ローズウッドの彫り物で像の親子。帰国するときに買うぞ!と密かに心に誓う(笑)
s-DSCN3186.jpg


インドだけに像や牛、ラクダのモチーフが多かった。これは像のタペストリー。可愛い~
s-DSCN3183.jpg


そしてA-さんも庭に置いたらカッコいいよなぁ、と。私も同感。だけど猫の額の日本の我が庭に置けないよなぁ…
s-DSCN3184.jpg


友達の旦那様も「かなり買っちゃった!」とニコニコ顔だったので
私達も嬉しいです。

その日は昼ごはんから晩ご飯まで一緒でしたが、やっぱり日本から我が家に知り合いが来てくれる、というのはとても嬉しいことです。
またいつでも来て下さいませ。

[2006/06/03 15:36] | 買い物 | トラックバック(0) | コメント(0)
しゃべり場?
今日は料理教室の二日目。モグライ料理、つまりムガール王朝料理のパニール(見た目は豆腐みたいなチーズのようなもの)を使った料理を習った。流石にパニールは日本では、しかも東京とかでない限り手に入らないよなぁ、と考えていると、キラーン先生が「豆腐でもいいよ」と!
「先生、豆腐知ってるんですか?」と聞くと「もちろん、チリやトマトソースで食べると美味しいわよね!」とのお返事。チリやトマトソースでは食べたことが無いけど(笑)、流石は料理の先生!豆腐もアレンジして使いこなしていらっしゃるとは!

これがパニール。ねっ、豆腐みたいでしょ。敢えて言うなら木綿豆腐。
s-DSCN3290.jpg


では「マライ・クフタ(パニール団子のクリーム煮)」の作り方

パニールと茹ででつぶしたジャガイモ・コーンスターチ・チリパウダー・生コリアンダー・ガラムマサラ・黒コショウ・グリーンチリをよく混ぜてクフタ(お団子)を作る。中におにぎりの具みたいに、レーズンとカシューナッツ、パニールの角切りを入れて、俵型に。

私が三角に握っていたら「可愛い~」との声。私はおにぎりと言うと三角派なので思わず三角にしてしまいました。
s-DSCN3291.jpg


そして出来たクフタを油で揚げる。ちなみにインドでは大豆油を一般的に使うらしい。「日本は?」と聞かれて「ひまわりとかゴマ、紅花」と答えると「へぇ~、どんな味なの?!」と。インド人には胡麻油は味が強すぎる、とキラーン先生。材料一つとってもお国によって違って面白い。

隣ではクフタのソースを作る。
玉ねぎのみじん切りを炒め、ジンジャーペースト、ガーリックペーストを入れてさらに炒める。
s-DSCN3298.jpg


水分がなくなったら、塩、コリアンダーパウダー・ターメリック・シナモン・ガラムマサラを入れ、さらに、ガラムマサラの材料となる原型のスパイスを砕いてそのまま入れる。
水分がなくなったらまた水を入れて沸騰させて10分煮込む。
s-DSCN3297.jpg


火から下ろして生クリームとカシューナッツペーストを入れ、お皿に並べておいたコフタに上からとろ~んとかけて、出来上がり!
s-DSCN3305.jpg


さて試食。コフタとソースが絶妙ですごく合ってる!コフタはグリーンチリとか色んなスパイスが入ってるからちょっとピリ辛なんだけど、レーズンの甘さが効いて口の中で色んな味が広がる!美味しい~。これまたアッチャー。

そしてもう一つのメニューは「ラジー・パニール」
パニールのソース煮込み。今度は見た目は麻婆豆腐みたい?!
ソースの作り方はマライパニールと同じような感じで、違いは
炒めたピーマンと角切りのパニールを入れて煮込むだけなので、
結構早くできた。
s-DSCN3303.jpg


こちらはピーマンのコリコリした歯ざわりとパニールのふんわりした感触が美味しい。色的にもターメリックの黄色とピーマンのグリーン、パニールの白でまさにインドの国旗色だ~。
s-DSCN3309.jpg


正直言って、今日はあまり料理の手順が頭に入っていない。
なぜかと言うと、お喋りばかりしていたから…

昨日に続き、インド人の結婚観に始まり、私が読んだインドについての本の内容(インド人全部がそうというわけではないが、見合いが圧倒的だ、とかベジタリアンの中にはノンベジ料理も一緒に作る台所は嫌がるなど)を話すと「まぁ、時代の流れでだいぶ変わってきてるよ。インド人は変化を歓迎する国民よ。最近は日本食もブームになってるしね。」という話しから「今度はあなたがここで日本食の作り方を教えてよ」となった。

とにかくお喋りが盛り上がって、インド田舎の人口増加・都市部の少子化話題にも。田舎では夫婦に子供4~6人だけど、都市部では共稼ぎも多いし、時間的な余裕もないし、子育ての負担もあって子供は1~2人だという。日本はというと、養育費・学費がべらぼうに高い、核家族化が進んで育児負担も大きくなっている、などを挙げてみた。いくらくらいかかるの?と聞かれたので「子供一人につき大学卒業までにかかる費用は1千万円」というデータに基づきルピーに換算すると、流石にとてもびっくりして言葉も出ない様子だった。インドでは大学までは学費も安いけど、職業訓練大学は高めだそうだ。(他の人にも聞いたわけではないので、正確かは分からないけど)

話題は尽きなくてホントに色々話した。料理教室じゃなくてしゃべり場みたいな雰囲気だった(笑)
「こうやって外国人と話すだけで、色んな勉強になって面白いね」と皆意見が一致して、とても楽しかった。
今日のしゃべり場のメンバーはミルさん(名前の意味は「山」)、パーフナさん(意味は「感情」)そしてキラーン先生と私でした。



s-DSCN3299.jpg

[2006/06/01 20:24] | インド料理 | トラックバック(0) | コメント(0)
テーブルセッティング
今日はインド軍の教育施設のもう一つの講座、テーブルセッティングとナフキンの折り方講座に行ってきた。
こちらは先日行ってきた月・木曜のインド料理コースとは別の講座で毎週水曜で3回の講座。テーブルセッティング(コンチネンタル・中華・ビュッフェ)とパーティーメニューのプランニング、ナフキンの折り方を教えてもらえる。先生は料理コースと同じくマダム・キラーン。
先生、本当に何でも出来るんだなぁ、と崇めてしまいそう。

さて、テーブルセッティング講座は、今までいいかげんにやって来てたので、ナイフ・フォークの置き方・向き・順番、皿を下げるタイミング、コップ・グラスの並べ方などなど「基本のき」を教えてもらって
なるほどなぁ、と勉強になりました。
s-DSCN3279.jpg


でも、せっかく教えてもらっても実践する機会はあるのか?お客様の多いお宅ならそういう機会は多いだろうけど、我が家では…?!まぁ、知っていて損なことはないし、何といってもインドの講座に参加することに意義があるので良しとしよう。

そしてお次はナフキンの折り方色んなバリエーション。
先生はマダム・キラーンの娘さんでアンチャルさん、19歳。とてもチャーミングで笑顔が可愛い~ 短大で社会学を学んでいるらしい。
s-DSCN3288.jpg


私もやはり日本人で、折り紙に親しんでいるためか、ナフキンの折り方もすぐ理解して自分で出来るけど、もう一人のインド人生徒さんは、なかなかついていけなくて、何度もやり方を訊いていた。私は出来てるので待っている間、勝手に折り紙の要領で折鶴ナフキンや奴さんナフキンを折っていたら、先生もびっくりして「さすが日本人」と妙に納得していた。やっぱり折り紙って日本の文化だねぇ。折り紙の技を深めるのもコミュニケーション手段に良いかもしれないなぁ。

では、今日教えてもらったナフキンの折り方を一挙にご紹介。

①Bishop's cap
s-DSCN3283.jpg


②Palm fold
s-DSCN3284.jpg


③Fan fold
s-DSCN3287.jpg


④Book wrap
s-DSCN3286.jpg


そしてまた要らんことを聞きたがる私は、インド人の結婚観について訊いてみた。キラーン先生によると、都会では80%は恋愛結婚だという。以前読んだ本には、カーストが同じで親が決めた相手との見合い結婚がほとんど、とあったので意外だった。

そしてさらに踏み込んで(こんなこと訊くなって感じですが…)、「婚前の肉体関係は?」という質問には「理想としてはNOだけど、今の若い子達はそうも言っていられないわよ、オホホ」とのこと。
「日本はどう?」とふられたので「日本は恋愛結婚もお見合いもどっちも自由。だけど最近は『出来ちゃった婚』も増えてるよ」と言うと、流石にびっくりしていた。あと、「日本は今少子化が深刻な問題だ」と言うと大笑いして「インドは人口が増えすぎてるのが問題よ!」と。
お国が変わればホント面白いなぁ、とシミジミ感じました。

結局のところ、私は料理コースでもテーブルマナーでも何でも良くて、ただ、普通のインド人(雇用関係や主従関係でなくて)と交友の場が持ちたくてこういうところに参加しているのです。だって「マダム」なんて呼ばれたら、一応雇用者だから、本来のアホな自分は見せられないし、馬鹿なことも言えないし、相手の本音だって聞けないもんね…
幸いなことに、まだまだ講座は続くので、これからもインド人とドンドンお喋りするぞ~!



[2006/06/01 00:19] | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0)
| ホーム |
ブログ翻訳

当ブログ内容をお好きな言語に翻訳できます。是非ご利用下さい。

powered by 3ET
powered by 電脳PC生活

プロフィール

aranyos

Author:aranyos
2006年4月家族でインド亜大陸に上陸。
心優しい夫のA-さん、鉄道大好きな息子の
鉄男、プリンセスにあこがれる娘のチーコ
と私に加え、インド生まれのピー助の5人家族。
インドでの目標は
*サリーを作る→次は着られるようにならねば!
*パンジャビスーツを作る→済み
*ヒンディー語にトライしてみる→講座終了
*インド料理を作れるようになる→修行中
*デリーにある全遺跡制覇→日々徘徊中
*国際交流の輪を広げる
「郷に入っては郷に従え」をモットーにインド
生活を楽しむぞ!

2010年10月15日を以て、インド生活に幕を下ろしました。
インド生まれのピー助が成人する2028年に、再びインドの地を踏みたいです!「インド再訪貯金」頑張るぞ~!
本帰国後、新たに、犬の「福ちゃん」も家族に加わりました!
《結論》
ボハット アッチャー!!インド生活!
(インド生活 最高です!!)

カテゴリー

カレンダー

05 | 2006/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最近のコメント

データ取得中...

FC2カウンター

各国からようこそ~!

月別アーカイブ

aranyos一家のインド生活の歴史です。いつまで?は未定です(笑)

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する